質問者様は「ウシジマくん」を見て外国人が「実際の日本ってあんな感じなんですか?」と聞いたらどう答えますか?「ドラマと現実は違う」と答えるのではないでしょうか。(※ウシジマくんは実話を元にしてる部分もあるけど)
韓国ドラマのいじめシーンは、視聴者が被害者に味方して、加害者を憎いと思うように、ドラマに夢中になってしまうための仕掛けです。
いじめドラマの代名詞「ザ・グローリー」は結局いじめ被害者(ギョンラン)がいじめ加害者をビンで殴って殺してるんですが、視聴者は「あれだけいじめられてたんだから仕方ない」いじめ加害者に対しては「罰を受けても仕方ない」と思います。
ここで「いじめられたからって殺しちゃダメ」になると、ドラマが成立しません。だから前半は執拗にいじめシーンが描かれます。前半のいじめシーンは視聴者に復讐を容認させるために必要なシーンです。
ペントハウスも、いじめをした人間が今度は自分がいじめられたり、不幸になったりします。いじめをキツく描かないと視聴者が納得しません。「あの程度のいじめで、こんなにひどい目に遭うなんてかわいそう」になったらシーズン3まで続きません。
ドラマと現実は違います。ドラマは、視聴者が面白いと思い、ヒロインに味方するよう感情移入するように作られます。
ドラマ制作会社の作戦にはまってドラマと現実の区別がつかない人が多いですね。日本のドラマだったら「こんなの現実にあるわけない」と思うのに、外国ドラマだったらなんで信じるんだろう?日本も韓国もいじめはあるけど、ドラマと現実は違います。