あんまり柔軟にしてしまうと、公平性が無くなるからですよ。 同じことをやったAさんBさんがいたとして、単なる人柄とかで罪の重さが変わってくるようでは公平だとは言えませんよね。 Aさんはイケメン／美人で愛想もよく話もうまい、Bさんはブサイクでいつもムスッとしていて殆ど喋らない…みたいな理由だけで、Aさんは無罪、Bさんは死刑なんてなったらとても公平とは言えないでしょう。 なので、法律で明確に規定されている部分は、基本的には「文字通りに」適用されるべきで、恣意的な運用を許してしまえば、国（を動かしている為政者）の都合の良いように運用されてしまう恐れがあるわけです。 他にも、例えば「18歳未満との〇〇は禁止」と書かれているのに、「18歳以上でも精神的に子供だから今回のケースは有罪です」とかいう運用をされたら、何を基準に行動を決めれば良いのかわからなくなってしまうでしょう。 そういう意味でいうと、憲法9条を改正せずに解釈だけで「自衛のための軍備は持って良い」と考えているのは大分微妙な話なのですけどね。