デモクラシーとは、民主主義のことで、国民が主権を持ち、国民の代表者が政治を行う体制のことを指します。 一方、大正デモクラシーとは、第一次世界大戦後の大正時代に一時的に民主化が進んだ時期のことを指します。具体的には以下のような特徴がありました。 ・男子普通選挙権の導入により、有権者が大幅に増加しました。 ・政党内閣が成立し、政党政治が本格化しました。 ・言論・出版の自由が拡大し、自由な議論が可能になりました。 しかし、この大正デモクラシーは一時的なものでした。1920年代後半から軍部の台頭や財閥の影響力増大などにより、民主化は後退していきました。つまり、大正デモクラシーとは、本格的な民主主義への過渡期と位置付けられています。