吾妻鏡、玉葉、愚管抄はいずれも北条泰時の時代を描いた中世の史書ですが、泰時の評価については以下のようになっています。 ・吾妻鏡では、泰時の政治手腕や武勲を高く評価する一方で、権力の私物化や専横な振る舞いについても批判的な記述があります。 ・玉葉では、泰時の政治的実績を高く評価する記述が多く見られます。しかし、泰時の晩年の横暴な振る舞いについても言及されています。 ・愚管抄では、泰時の政治手腕や武勲を高く評価する記述が目立ちます。しかし、泰時の権力の私物化や専制的な振る舞いについても批判的な記述があります。 つまり、これらの史書では泰時の政治的実績や武勲は高く評価されていますが、権力の私物化や専制的な振る舞いについては批判的な記述も見られます。完全に悪いことが書かれていないわけではありません。