尊敬語・丁寧語の「はる」についての質問です。 この前同じ質問をしたのですが、大阪の方1名からのみの回答っだったので、京都の方の言い分もお聞かせください。
尊敬語・丁寧語の「はる」についての質問です。 この前同じ質問をしたのですが、大阪の方1名からのみの回答っだったので、京都の方の言い分もお聞かせください。 何年も前に京都の知り合いの方(なかりの年配です)とお会いした時に、よく「はる」が出てきました。「~していらしゃる」ではちょっと丁寧すぎるし、「~しておられる」は「おる」という上から目線のぞんざいな言葉(「あそこに犬がおる」など)に「られる」を付けているので、これが本当に正しい敬語なのかと、少し抵抗を感じます。相手の行為について使うには不適な「やる」という動詞に「お」を付けた「おやりになる」という表現に違和感を覚えるのと同じです。その点、私が住んでいる地域では使われることのない「はる」は、ちょうど良い敬意の表し方だと思います。 「はる」は「なさる」→「なはる」→「はる」と変化したようですが、この言葉を使うのは関西のある程度の年齡の方だけでしょうか?若い人はあまり使わないのでしょうか? 知り合いの方は、「している」を「したはる」、「する」を「しやはる」と言っていました。ところが最近、大阪の人が書いた本を読んで、上の表現が「してはる」「しはる」になっていたので驚きました。大阪と京都で「はる」の使い方が違うんですね。文法的にはどちらが正しいのでしょうか?長く使われていて定着しているので、きっとどちらも正しいんでしょうね。 文法を考えながら「はる」を使っている人はいないと思いますが、大阪では「はる」は動詞の連用形に付き、京都では五段動詞の場合はそのまま未然形に付け、他の活用動詞(上一段、下一段、カ変、サ変)の場合は未然形のア段の音に合わせるために「や」を入れるという理解でいいでしょうか? また、命令形の場合は「なはる」の「な」が復活して「~しなはれ」になりますよね。例えば「書きなはれ」とは言っても「書かなはれ」とは絶対に言わないはずです。「食べなはれ」とは言っても「食べはれ」とは言わないと思います。このことから、本来「はる」は連用形に付けることになっているのかなと思ったりもします。 関西以外の地域に住んでいる者が感じた素朴な疑問を書きました。よろしくお願いします。