どちらも'90年代だった気がします。ガンナーのほうが少し古いのが多いのかも知れません。フットNo.の頭から0X のXが4なら’94年製で、8なら’98年製ってなります。
まず見た目や色やデザインが違う。サイドカップが平らでツルツルで印刷なのがDual2Deal2で、凹溝形状でシールなのがGunnarです。まあ、これも年式によってはデザイン違いもあるし、全て当て嵌まらないので何とも言えません。画像でも探して見て比べて下さい。MADE IN SWEDENとか意味は「生まれはスウェーデンだけど…、作ったのは・・・。」ですからね。それとD2D2のサイドカップの「ULTRA CAST」の大きな刻印であってもスプールは違うんでね。
Gunnarから行きます。
・3ボールベアリング
・ウルトラキャストスプール
・IARワンウェイローラーベアリング(インスタント・アンチ・リバース)
・エルゴグリップサムバーレスト
・14lb85yd
Dual2Deal2と言いますと
・3ボールベアリング
・UCコンセプトスプール
・IAR
・チタンコーテッドレベルワインド(ウォームシャフト)
・エルゴグリップサムバーレスト
・14lb120yd
*他、両者とも平グリップのハンドル。遠心シュー2個。パーミングカップ。ゴム付きのキャスコンカバー。
こんな感じですかね。まず3ボールベアリングですが、何のことはないスプールのベアリングです。ステンレススチールなんて書いてあるのですが、もちろん錆びます。錆びるほうのステンレスですからね。しかも本当は両端2つだけ。キャスコンにはBBは入らないし、キャスコン開けたら取れない蓋がしてあるので。ハンドル(メイン)シャフトはローラーベアリング採用で+1個ってことです。
ウルトラキャストとUCコンセプトスプールの違い。既出回答で重複するので割愛します。UCのベアリングが傷んでいる場合ですが、PFJに在庫が無いので社外品で交換するしかありません。片側の小さいほうだけ特殊サイズです。
チタンコーテッドレベルワンドですが、パーツリスト上では両者とも同じものを採用(#10888)。これパイロットガイドの摩耗が激しいと噂されているヤツですね。支持ベアリングは無し。チューブも同じ(#2498)です。何となく普通のヤツっぽいんですが、私は詳しく知りません。
IARとはローラーベアリングでハンドルの逆転防止。ワンウェイローラーベアリングとか言うやつです。古いアンバサダーのは良く壊れます。これの採用でアンチリバースドッグ(逆転防止爪)を廃止しています。因みにコレの修理代は高いです。
エルゴグリップサムバーレストは、パーミングで指を掛けるところにグリップ(ゴムだね)があるタイプ。たぶん当時はゴム無しの標準も付いていた筈。
ラインキャパはイイカゲンで何せアブなんで。ydだし換算して下さい。
こんなもんかなぁ。UCって両側でフレームがスプールを支えるので気密性と剛性が高いって言われていますが、何せ壊れるところは年式に関わらずアンバサダーでは一緒の傾向なのと、古い部品がPFJに無いのが難点です。だって、ウン十年も前のリールで廃版ですからね。何とかGunnarならウルトラキャスト系(現行タイプ)なので何とかなることがあるので、社外品や流用情報なども豊富ですし、そこから情報入手で対応することが可能です。でも、現行のパーツを流用する場合は適合しない場合もありますよ。アブってチャンポン期とか駄作ロットもあるので。
改造パーツとして、レベルワインダー一式(同じ)とコグホイール(取付箇所が違う)のBB入りは両者とも可能です。これと摩耗したらセラミックのパイロットガイド推奨。ハンドルなどは一般的なアンバサダーサイズで交換可能。
個人的に、D2D2はレアになるかもと思っています。現行はウルキャスしかないし、根拠は無いんですが、たぶんUCって作らないと思うんですがね。