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どうして差別用語、放送禁止用語の「乞食」ですがそれのドイツ語の「ルンペン」も有名で禁止されています わざわざドイツ語に言い換えた方は、どうして日本で認知度が高いのでしょうか?

回答(1件)

ルンペンとは、労働者のうち、階級意識がなく真面目に働かず(働いても日銭を稼ぐだけ)で、革命にも役に立たない者を指してLumpenproletariatとマルクスが言ったのが始まりです。日本では社会主義研究や労働運動の高まりの中で、当時の日本にもいた人たちをそう呼ぶようになって、今に至ります。 ルンペンは、空き缶を前に置いてお金を恵んでもらうイメージ「乞食」だけではなく、木賃宿などに住んで肉体労働をする「宿なし」なども含んでいました。 体制側からも、富国強兵、殖産興業を進める中で、世の中の役に立たない人、お荷物だとして呼ばれて、社会主義運動の中だけの言葉にとどまらなかったことが大きいと思います。単なる言い換えではなく、新しいニュアンスを持って広かったんですね。

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