しまっておく、といった割に、ダダ漏れだし、一瞬でトガに取られる程度の「しまっとく」だよ、って話ですね （更衣室でも、青山君との共闘でもバレバレだった） トガは、ずっと抑圧し、「しまっておいた」果てに壊れてしまった人生を歩んできています だから、お茶子の無理も敏感に察している この時、お茶子はトガを一人の人間ではなくヴィランだと拒絶し、追い詰める事を徹底してしまったけれど トガ側は、お茶子の中の「普通の女の子」として接しようとしています ダダ漏れでも「しまっておく（普通の女の子ではなくヒーロー）」と譲らないお茶子が しまっておいた後の壮絶な苦しみを訴え「普通の女の子として理解してほしい」トガを 「ヴィラン」と断じたのがそのシーン ヴィランであるトガがお茶子の恋心（人形）を「大事なもの」と認識して会話を続け それを否定して攻撃するヒーロー側のお茶子 という対比で、人形は渦中にある恋心の象徴です お茶子は実はデクとは正反対のキャラクターです デクは例えヴィランであっても、その心に触れたい 本心の言葉を聞きたいと考えるタイプ 神野で爆豪を救けに行った事も、お茶子とは正反対ですし トガとお茶子の、この対峙は、デクｖｓかっちゃん２で爆豪の気持ちを真正面から受け止めたデクとの真逆の行動にもなっています 隠している/隠せない恋心の象徴である人形は何でもよかったはずですが どちらにも「オールマイト」が関わっているという様式美があります