神職をしております 神葬祭を始め葬送儀礼は地域的に差異がとても多く、参考になるかどうかは解りませんが。お塔婆を立てるという事は墓前祭を行なうという事でしょうか。 私などの経験では墓前祭を行なった際にお塔婆に似た、神道用の標柱があり、そこに「いついつ誰某之命さまの墓前祭を行なった（原文は口語体ではありません）」、と標しています。 としますと、新彼岸、新盆にも神職を招いて墓前祭を行なう方が良いか、という解釈で間違いないでしょうか？ もしそうならば、そこは施主さんのお気持ち次第で省略することは可能、と一般的には考えられます。 また、お家のお立場なども関係しますので、考慮に入れられてお考えになればよりしいと思います。例えばもしお家が御名家と言われるお立場であれば、その家督のお立場ならば御分家の御親族が集まって慰霊されることが予測され、それを省略するとなると色々言われてしまう可能性は十分に考えられます。 そういう訳ではなく、例え古い家筋であっても御分家ならばある程度の省略をしても特に問題ない場合もあります。 また、神職は個々によって価値基準も異なりますので、古来の伝統の厳修をするべきとお考えの宮司さんか、ほどほどで良いんじゃないか、とお考えになる宮司さんもいらっしゃいます。 ですので率直にお考えの方針をお伝えになり、宮司さんの見解を踏まえてご判断をされると宜しいと思います。 御親戚とも、お宮さんとも角を立てずに、尚且つ施主さんにもご負担にならない方向が一番ですね。