安倍晋三のやったことを挙げてみます。
・目玉政策の「アベノミクス」で日本を完全な格差社会に 。
・株価だけ釣り上げて、株を持っている人だけ儲けさせる。
・社会人の4人に1人が年収200万円以下となるほど貧困層を拡大。
・単に団塊世代が退職して雇用が増えただけのことで、しかも非正規雇用ばかりが増えているのに、「アベノミクスが380万人の雇用を生み出した」と成果を誇っていた。
・拉致問題の解決は最重要課題だと言うだけ言っておきながら、事態を1ミリも動かせず、拉致被害者の兄・蓮池透氏からは、「本当は全く本気で取り組む気がなく、ただ自分の人気取りのために利用しただけ」とまで非難された。
・北朝鮮が核開発を進めていくのに、アメリカ任せで何もできず、みすみす核保有を許してしまった。
・靖国参拝はたった1回、「不戦の誓いのため」などと英霊を馬鹿にするようなことを言いながらこそこそと行っただけで、それもアメリカに叱られてその後は二度と行かず、さらには終戦記念日に閣僚が誰一人参拝しないという、歴代内閣にはなかった事態まで起こしてくれた。
・テレビ番組で「お国のためなら死ねるか?」の質問に「△」の札を上げ、最後まで「死ねる」とは答えず、国のために命をかける覚悟もないような人でも首相になれるということを実証。
・「私は立法府の長」だの、「憲法は国家権力を縛るものという考え方は、王権が絶対権力を持っていた時代の考え方」だのと発言し、義務教育卒業程度の社会科の知識もない人でも首相にはなれるということを実証。
・子供の頃から勉強が大嫌いで教養も見識もなく、政策立案能力など皆無、そもそも国政自体に興味がなく、長期政権を維持することにしか関心がないから、政策立案から政局対応・国会運営、マスコミ対応まで、あらゆる戦略を首席秘書官の今井尚哉に丸投げしていた首相の職務。
・何でもかんでも「閣議決定」で通してしまい、特に歴代政権が一貫して「違憲」と判断し、本来は憲法改正が必要であるはずの集団的自衛権を、改憲が困難だから一内閣の「閣議決定」で容認するという禁じ手を使い、立憲主義を破壊した。
・日本の国会で議論を始めるよりも先にアメリカと約束した、集団的自衛権行使容認の安保法制によって、自衛隊を米軍の下請けにして、日本がアメリカの属国である状態を固定化することを実現。
・政府にとって都合の悪い情報を国民が知る道を塞ぎ、報道の自由を委縮させる効果を持つ特定秘密保護法を成立。
・犯罪の実行行為はおろか、準備も具体的計画もなく、ただ犯罪計画を話し合っただけで罪に問える「共謀罪」を成立させ、「内心で考えていること」を罰するという、憲法で保障された「思想信条の自由」への侵害を可能にした。
・特定秘密保護法にしろ、安保法制にしろ、共謀罪にしろ、国会でまともに議論に応じず、時間だけ経ったら「審議は尽くした」として強行採決を繰り返し、民主主義の基本である「議論」を全く「無意味」なものとした。
・憲法に定められた臨時国会召集を拒否するという、完全な憲法違反も平然とやってのけ、立憲主義を形骸化させた。
・「戦後レジームからの脱却」とか言ってたはずなのに、戦後70年の「安倍談話」で村山談話の歴史観を完全に踏襲し、自虐史観を国家の歴史観として確定させた。
・政権奪還前には、「尖閣諸島に船溜まりを造り、公務員を常駐させる」と勇ましく公約していたのに、首相になった途端に全く言わなくなって、公約を信じてはならないという教訓を作って。
・選挙では「TPP断固反対」を掲げていながら、政権を奪取したらあっさり公約破棄してTPP締結に邁進したにも関わらず、結局はアメリカが離脱してしまって、虚しさを漂わせた。
・サンフランシスコ講和条約の発効で沖縄が本土から切り離された、沖縄では「屈辱の日」とされる4月28日に「主権回復記念式典」なんてものを開催して、沖縄に思い入れの深い天皇皇后両陛下を出席させ、最後に沸き起こった「天皇陛下万歳」の声に、陛下が顔をこわばらせるという場面を作った。
・IOC総会で高円宮妃久子殿下にスピーチさせるという皇室の政治利用を行い、さらには原発事故の汚染水について「状況はコントロールされている」「完全にブロックされている」と大嘘ついて東京オリンピック招致を成功させた。
・もともとイスラム圏は親日的で、日本人はテロの標的から外されていたにもかかわらず、必要もないのに国際社会に向けて「イスラム国と戦う」と宣言し、「テロとの戦い」でイスラエルと「緊密に協力」すると表明して、日本人も欧米人と同様にテロの標的となって殺されるようにした。
・慰安婦問題について、日米首脳会談後の共同記者会見で「人身売買の犠牲となった、筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々」「21世紀こそ、女性に対する人権侵害のない世紀にしなければならない」と述べ、慰安婦とは人身売買の「性奴隷」で、「20世紀の女性の人権侵害」の代表だということを国際認識として定着させた。
・ 慰安婦問題で、日韓基本条約・請求権協定の破棄につながりかねないリスクを負ってまで「日韓合意」を行って「最終的不可逆的解決」としたのに、韓国の政権が変わったらあっさり反故にされて、ただ国費10億円をドブに捨てただけという結果を招いた。
・ 日ロ首脳会談をやっても、北方領土問題を1ミクロンも進展させられず、ただ「経済協力」としてカネを出すことだけ約束させられたこと。
・スローガンだけ「女性活躍社会」を掲げながら、非正規雇用は男性22.3%、女性56.4%と女性の方が圧倒的に多いなど、男尊女卑は全然変わらず、ジェンダーギャップ指数は年々順位を下げ、今では世界121位という結果を残した。 ・森友・加計問題では公文書改ざんという前代未聞の事態を起こし、自殺者まで出たというのに、国民の側が飽きて忘れるまで徹底的に居直ってシラを切り続けた。
・ 首相のお友達だったら、レ〇プしても逮捕状を握り潰してもらえるという前例を作った。
・伊藤詩織氏や前川喜平氏のような、政権にとって都合の悪い人物については、内閣情報調査室がマスコミにデマ情報を流して誹謗中傷をするということまで可能にした。
・公的年金を国内株式・海外株式で運用する割合を大幅に引き上げ、約130兆円の国民の年金の半分をバクチに注ぎこむようにして、老後不安をより増大させた。
・ 景気が上向きではない中で消費税を5%から8%へ、8%から10%へと2度の増税を行い、経済に大打撃を与えた。
・ 桜を見る会の規模を歴代政権よりも大幅に拡大して、有名タレントなどをたくさん呼んで、税金つかって政権のPRをやりまくった。
・憲法改正を悲願としていたはずなのに、「自衛隊明記のみ」というごまかしの改正すらできず、より一層改憲を困難なものにした。
・本当は天皇陛下のご譲位を阻止しようとしていたくせに、それが失敗すると、ちゃっかりご譲位の実現は自分の手柄であるかのように装った。
・皇統の男系男子継承にこだわって女性・女系天皇の議論を一歩も進めなかっただけでなく、男系男子の継承者候補である旧宮家系国民を連れてくることもせず、皇統の危機を完全に放置し続けた。
・「息をするように嘘をつく」と言われ、いくら「責任を痛感している」だの「真摯に受け止める」だのと言っても、完全に口先だけなのが見え見えで、政治家の一番の武器である「言葉」の価値をとことん落とした。
・ 批判があると、政権奪還から何年経っても「悪夢のような民主党政権」などと言い出し、とにかく民主党政権時代よりはマシだというイメージだけで支持率を保っていた。
・それでいて新型コロナ問題が起こると徹底的な無能をさらけ出し、民主党の原発事故対策の方がまだマシだったのではないかと思わせる中での退陣。
・ 特に、世界一無意味なコロナ対策として末永く語り継がれるであろう「アベノマスク」に200億円もの国費を投じた。
・せめて最後に新コロを指定感染症2類相当から外し、季節性インフルエンザと同じ扱いにしてから退陣したら、有終の美として評価できたのに、それすらやる気がないほどに体調を悪化させた。
・ これからやってくる戦後最大の経済苦境を前に、後は野となれ山となれと政権投げ出した。 ・種苗法改正とか、水道法改正とか、他にもまだまだいろいろあったはずだけれども、多すぎてもう思い出せないくらいの、ろくでもない政策の数々
・ 結局は「歴代最長政権」以外に何も達成していない、負の遺産だけを山ほど置いていった7年8か月。
・何をやっても安倍晋三だったら支持する、モノを考える力が皆無で、絶望的に頭の悪いネトウヨ・自称保守らの岩盤支持層によって支えられ続けた7年8か月。
・何もできていなくても、ひたすらパフォーマンスで「やってるふり」だけ演じていれば、大半の国民は騙されるということを証明した7年9か月。
国葬になった吉田茂は本当に日本を強くした英雄です。
一方、安倍晋三は自分自身の利益のみを追求した人物に過ぎないと思います。逆に日本は弱くなっていますので。それに日本人が気付かないのが滑稽です。
右派から見ても左派から見ても評価出来る人物だとは思えません。