間違いではなく本当の事ですので、重要度の高いサービスのパスワードから変更した方が良いです。
※どうでも良いサービスのものは放置でも良いです。
「漏洩の危険がある」というのは、iPhoneから直接パスワードが盗まれるという意味ではありませんが、「パスワードの強度が弱いですよ」と教えてくれています。
「使い回し」というのは、「同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは危ないですよ」と教えてくれています。
例えば、主さんのお名前が山田太郎だったとして、"yamada0721" というパスワードを、複数のサービスで使い回ししていたとします。
こんな簡単なパスワードは、別の山田花子さんが既に利用していて、その花子さんがフィッシング詐欺に騙されたとか、花子さんが利用していた何らかのサービスがパスワード流出事故を起こしたといった理由で、ダークウェブ上にパスワードデータベースが放流され、悪意ある者が辞書型攻撃に悪用できる状態になっている事が多いです。
それを「漏洩の危険がある」と教えてくれているわけです。
しかも、同じパスワードを複数のサービスで使い回しをしていると、そのパスワードが何かしらの原因で悪意ある第三者に知られた場合、複数のサービスが芋づる式でパスワードリスト攻撃の被害に遭う事になります。
それを「同じパスワードの使い回しはやっちゃダメだよ」と教えてくれているわけです。
そもそもそこに保存されたパスワードは、iPhoneの生体認証経由でセキュアに「自動入力」できますので、強度の高いパスワードをサービス毎に別々に設定しても、何も困る事はありません。
なので、重要性の高いサービスのものから変更するのがベターです。
p.s.
これ、iPhoneに保存されたパスワードの中から脆弱なパスワードを教えてくれるiPhoneの素敵機能の1つで、iPhone以外のパスワード管理ツール等にも同様の機能はあるのですが、肝心なiPhoneユーザーの方が全くその機能を理解できていない&使いこなせてない事が多いのか、とてもよくある質問だったりします。