何か勘違いされてますね。運動の向きに当然ですが力がはたらきますよ。 まず、斜面上にある物体にはたらく重力は、 ①斜面を垂直に押す力 と ②斜面を滑り落ちようとする力 の２力に分解されます。 （教科書では「斜面下向きの力」とか「斜面方向の力」という） このうち、「斜面を垂直に押す力」は、斜面が物体を押す力（垂直抗力）」 とつり合っていますので、打ち消しあって「ないのと同じ」状態になります。 従って、残るのは斜面下向きの力だけが残ります。 この力によって、斜面を運動する物体は常に斜面方向に引っぱられます。 なのでどんどん加速する．．というわけです。 図は他の方が書いてくれているので、それを見れば分かってもらえると思うし 教科書や問題集にもよく載っている重要な作図です。 しっかり理解して下さい。