「土踏まずが結構深く」という事と「足の裏が痛い」という事から推察すると、扁平足の逆パターンである「ハイアーチ」の可能性がありますね・・・。 「ハイアーチ」とはざっくりと解説すると、土踏まずの状態が扁平足とは逆の形質になっている症状の事です。 土踏まずのアーチは伸び縮みして板バネのように作用することで、足裏に掛かる荷重や地面からの衝撃を吸収分散するクッションの役割を担っています。 土踏まずのアーチが伸びっぱなしになると扁平足ですが、逆に縮みっぱなしだと「ハイアーチ」になるのですが、扁平足もハイアーチも足がクッションとしての機能が低下してしまうという共通点があります。 扁平足になると足がだるくなったり、足が重くなったり、疲れ易くなったりすることは知られていますが、ハイアーチも同じような症状に至る事はあまり知られていません。 もしもハイアーチなら、脹脛の筋肉が硬く伸び難くなって柔軟性が失われた状態になって足首が硬くなっていることが多いです。 また、ハイアーチの状態ではアーチが伸び難いためい荷重の負荷や地面からの衝撃が足裏の指の付け根や踵に集中してしまうので痛みを生じたり、アーチが無理やり引き伸ばされる状態が続くと、アーチを構成している足底腱膜に裂傷が生じて踵から土踏まずの部位が痛くなる「足底腱膜炎」になることもあります。 ですから、ハイアーチへの対処としては硬い足首の関節の柔軟性を取り戻すストレッチ（https://www.youtube.com/watch?v=HnpnS6KaasE）や靴に足裏のアーチ構造をサポートする市販のインソール（http://sidas.shop-pro.jp/?pid=42241333）を入れて履くことをお勧めします。 靴を選択する際には、足指の先から靴先の間に１ｃｍ程の余裕寸を確保できる適正サイズのシンプルデザインのウォーキングシューズ系を選択して、つま先の方から靴紐をしっかり締めて靴の中で足指の動きを促進する余裕寸が維持されるようにして履きましょう。 また、痛みが続いたり酷くなるようなら、整形外科に受診される事をお勧めします。 ご参考になれば幸いです。