地球が丸いことを発見した人は誰ですか。 そしてそれはいつの時代ですか。

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お礼日時:2017/4/9 19:11

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これを元に、科学における「発見」というのを考えてみると面白いと思います。 「地球球体説」ではなく「地球が丸い」という事は、かなり低い文明でも、多少は理論的な人なら「容易」にわかり得る事実なんです。 地平線でも水平線でも、平らな部分では、離れて行く物体は下から見えなくなる、その理由は「大地が丸い」からと簡単に思いつきます。 これは、高い所から見ると、大地が「丸く見える」のと合わせて、古代文明では世界を「円盤」とみなす例と別に「緩やかな半球」みたいに考えるものがあるのでも、「気付いている」ことがわかります。 特に、起伏の少ない地形、あるいは海に臨む文明なら、20kmも進めば「丸い地球」を自覚できて、それでもその先がいくらでも続いていることはすぐ経験できます。 問題は、そういう点から「地球は球形」とは仮説できても、ではなんで「裏で落っこちない」かという説明が出来ない。 その問題をどう克服するかで、この「発見」の意味が違ってきます。 この辺で、「神が世界を休憩に作られたのじゃ~、悔い改めよ~」という輩と、「同実験しても、裏から物が落ちない理由は無い、球形は有り得ない」という知恵者とで、「地球が丸いと発見したのは古代の狂信者」と断定するのが正しいとは思えませんね。 そうなると、「発見者」と言うのが、その「大きさを計算」した人とするのは当然妙な話、ただ、「古代でも(恐らく)丸いと知っていた」証拠にはなるけれど、それはやはり正しくは「仮説」に過ぎない、科学史ではよくある例で、これは「常識的な仮説」が証明された例ですが、例えばすぐそばの「地動説」になると違う訳です。 んで、現在の我々が「地球球体説」を安心して語れるのは「万有引力の法則」が見いだされ、正しいとされているからです。 ですが、実は「引力」というのは何か?という点では研究が進んでいない点もあったりします。 ともあれ、「地球球体説」というレベルでは、「引力」ではなく「重力」という概念で説明が付くので、ただ、「重力」こそ、その存在は超古代からありましたが、それが「地球が物体に及ぼす引力」に近い考えでまとまったのは、やっと「ケプラー」の時代辺りで、それをさらに研究して宗教論争に巻き込まれたのが「ガリレオ」だったのです。 実はこれが、ある意味、過大に評価され、「地球球体説を証明したのはガリレイ」のような説明もあります。 こうした説明は、「中世暗黒時代」を経たヨーロッパでは、そのことと合わせて強調されている点がありますが、学者レベルではずっと「球体説」は常識であり、何よりの例として、イスラーム社会では、創立当時から「聖地メッカの方向」測定などに、地球が球体であることを当然として計測していました。 例えば、記録があまり無いっぽい日本でも、「信長が即座に地球儀を理解した」のは、彼が天才だった訳ではなく、「知識人には常識」だったからともみられています。 ともかく「科学の証明」過程というのは、「仮説」「定説としての仮説」「証明」「確認」みたいな過程をたどりますが(用語は適当)、例えば「天動説」というのは、長い間「定説としての仮説」でしたが、「証明」されたのは18世紀くらいだし、ある意味、まだ誰も本当に太陽の周りを廻っているか「見てない(こともないけど)」とも言える訳です。 「地球球体説」についても、時系列で言うと、 ・ほとんどの文明では「丸い」ことは感じていた。 ・ギリシャなどで「丸さ」が計算された。 ・「マゼラン(の部下)」が、西に西に行ったら一周して戻ってきた。 ・「ケプラー」「ガリレオ」が地球には重力が働くことを科学的に研究した。 ・「ニュートン」「万有引力の法則」を発表した。 ・人工衛星、宇宙船が「丸い地球」を写真に撮った。 といった流れがある訳です。 さあ、誰が発見した、と言うのが正しい認識なんでしょうね?という事です。

有史以来、常に世界は丸かったです。 あの評判の悪い、中世のTO図ですら、世界は丸く描かれています。 球形の証明となると、マゼランの艦隊の乗組員は世界一周しましたが、世界が直方体でも一周はできます。 とすると、その目で確認したガガーリンじゃないですか。「地球は丸かった!」・・・違います。

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発見というのは、何を指しますか。 ①地球が丸いということを最初に唱えた人ですか? ②地球が丸いということを最初に理論づけて説明した人ですか? ③地球が丸いということを最初に証明したひとですか? ①ならピタゴラス。数学の三平方の定理で有名な人。古代ギリシアの時代。 ②ならストラボン。ローマ時代の人。「地理誌」(地理書)という本を書いた。 地球が丸い根拠として水平線の彼方にある船がマストのてっぺんから少しづつ全体が見えることを例にあげている。 キチンと理論づいてはいないものの地球が丸いというのは、ローマ全盛期以前のヘレニズム時代の学者には広く知られていたことでした。 ③ならマゼラン。大航海時代の16世紀前半。マゼラン一行はぐるりと世界を一周してリスボンに帰ってきました。(マゼラン自身はフィリピンで死んでいます) 古代ギリシア・ローマ時代では地球が丸いということが学者に知られていましたが、中世になってキリスト教的世界観が支配的となり、平べったい地球が一般には広がっていきました。 ルネサンスとは古代ギリシア・ローマ時代のキリスト教的世界観に毒されていない、自由で合理的精神に富んだ文化の復興という意味があります。 トスカネリなどの学者が再び地球球体説を唱え、それに影響された人たちがコロンブスをはじめとする大航海時代の探検家でした。

ガリレオ・ガリレイだと本に書いてあります。