米澤穂信の、いまさら翼といわれてもについてですが、ネタバレになるかもしれませんのでご注意下さい。
米澤穂信の、いまさら翼といわれてもについてですが、ネタバレになるかもしれませんのでご注意下さい。 なぜ千反田が「いまさら翼といわれても、わたし困るんです」と言ったのかが分かりません。 分からないのは、『翼』という表現を使ったことです。 この『翼』が、千反田家の後継という立場から解放されたメタファー的なものだということは理解できるのですが、千反田が合唱祭で歌う歌詞の中にも『翼』という単語は出てきませんよね。 自分が見落としているだけかもしれませんが、恐らく千反田の言葉以外で、『翼』は使われてなかったと思います。 歌詞の中に『籠の鳥』はありましたが、それにしても『翼といわれても』はおかしくないでしょうか。歌詞に沿って、『解き放つといわれても』なら筋は通りますが…
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