別な方が「大阪では昔からやっており、節分が近くなると寿司屋さんに『恵方巻』の貼り紙がはられていたものです」と書かれていますが
それは思い違いというか、勘違いというか、間違いです
恵方巻という商品名を考えたのは平成10年のセブンイレブンです
それまでは「まるかぶり寿司」とか「節分巻」とか呼ばれていました
関東に知れたのは平成10年にセブンイレブンが全国的に恵方巻を販売したからです
小売業界は本当にすごいです
それまでは無かった行事をあっという間に全国に広めてしまい
「季節行事は子供の為にちゃんとやっていきたいと」と信じ込ませてしまう程の力を持っているのですから
(ちなみに土用のうなぎもうなぎ屋の策略で広まったんですよ)
さて質問の件ですが
節分巻寿司はお新香巻やかんぴょう巻など素朴な細巻きでした
季節的にも値段的にも江戸や昭和の初めまではきゅうりや卵など手に入らなかったでしょうからね
細巻きですから切らずに無言でそのまま食べられたのだと思います
しかし平成10年からの恵方巻は太巻きになり、また海鮮巻やカツ巻なども出てきて
一気に無言で食べるどころか、まるかぶりすることもできなくなっています
一部地域で行っていた行事を売上を伸ばす為に嘘をついて広めたのですから
切らずに無言で食べるということは無理なのです
危ないですからお止めになったほうがお子様のためにもなります
食べやすい大きさに切って、家族で会話しながら食べることをお勧めします
ちなみに、現代で言われている恵方は本来の恵方とはズレているということもご存知でしたか??