総合ビル管理会社の社員です。 一級ボイラー技士、ボイラー整備士の有資格者です。 以前、知恵袋で同じような質問があり、そのときわたしはあまり的確な回答ができませんでした。 最高使用圧力１MPa以上の蒸気ボイラー（移動式ボイラーを除く）の吹き出し管には、吹き出し弁2個以上又は吹き出し弁と吹き出しコックをそれぞれ1個以上直列に取り付けなければならないとされています。 ボイラーに近いほうには「急開弁」を取り付けます。ハンドルのわずかな操作で弁が全開・全閉できるものです。 ボイラーから遠いほうには「漸開弁」を取り付けます。弁開度を加減して吹き出し量の調節ができるようになっているものです。 つまり、ブローは吹き出し量を加減しながらゆっくり丁寧にやりましょう、ということです。急開弁が活躍するのは、通常のブローのときではなく、故障時や緊急事態のとき、と考えてよいと思います。（また、構造の異なる2種類の弁を直列に配置することで、同時に故障するリスクを最大限回避している、という考え方もできます。）