美容医療とシワ改善剤併用、皮膚障害認められず 第88回日本皮膚科学会東京支部学術大会で発表 - デルマニアのブログ

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美容医療とシワ改善剤併用、皮膚障害認められず 第88回日本皮膚科学会東京支部学術大会で発表

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)で研究開発を担うポーラ化成工業は、美容医療施術の一つである高密度焦点式超音波(ハイフ)とシワを改善する医薬部外品の有効成分「ニールワン」配合製剤を併用した試験結果を解析し、ハイフ施術単独と同等の安全性を確認した。都内の美容皮膚科クリニックとの共同研究により突き止めた。詳細はあす16日から都内で開催される第88回日本皮膚科学会東京支部学術大会で発表する。

 美容医療の普及にともない、施術後のホームケアで医薬部外品が使われることが十分に想定される。一方、軽微な炎症状態にある施術後の皮膚に対する医薬部外品の併用について安全性を正確に評価した報告はほとんどない。

 23人の被験者を対象に、ハイフ施術後にホームケアにてニールワン配合製剤を3カ月間使用する試験を行った。顔の半分にニールワンが配合されていないプラセボ製剤、反対側の顔にはニールワン配合製剤を塗布した。

 今回の結果により、冬の乾いた空気による乾燥やハイフ施術による赤味などの皮膚の変化は観察されたが、顔の両側でほぼ等しく発生しており、ニールワン配合製剤の併用に起因する皮膚障害は認められなかったという。