進行悪性黒色腫の国際共同試験3件(KEYNOTE-001、KEYNOTE-002、KEYNOTE-006)の事後サブグループ解析を実施。BRAF V600E/K変異の有無を確認し、ペムブロリズマブを投与した患者1558例を対象に、BRAF V600E/K変異と前治療が転帰に及ぼす影響を検討した。
その結果、野生型と変異型の客観的奏効率(ORR)は39.8%、34.3%、4年無増悪生存率(PFS)は22.9%、19.8%、4年全生存率(OS)は37.5%、35.1%だった。変異型患者のうち、BRAF阻害薬投与歴のある患者は、MEK阻害薬併用の有無を問わずBRAF阻害薬未投与患者よりもベースラインに予後不良を示す患者背景があった(ORR:28.4% vs. 44.2%、4年PFS:15.2% vs. 27.8%、4年OS:26.9% vs. 49.3%)。