円形脱毛症
米・University of California Irvine School of MedicineのNatasha Mesinkovska氏らは、12歳以上の円形脱毛症(AA)の患者を対象にリトレシチニブを評価した国際多施設共同二重盲検ランダム化比較試験用量設定試験ALLEGRO-2b/3の事後解析を行い、全頭型脱毛…
アトピー性皮膚炎は円形脱毛症の合併率が高く、両疾患とも小児患者の心身に大きな負担をもたらす。カナダ・McMaster UniversityのDea Metko氏は、アトピー性皮膚炎と円形脱毛症を合併する小児患者へのヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体デュピル…
円形脱毛症(AA)に対する新規治療薬の有効性と安全性が示された。杏林大学皮膚科学内講師の木下美咲氏は、AAに対するJAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬リトレシチニブに関し、最長36カ月にわたる長期安全性および有効性を評価する多施設共同第Ⅲ相非盲検試…
中国・Lanzhou UniversityのMing Liu氏らは、円形脱毛症(AA)に対するJAK阻害薬の有効性と安全性を検討したランダム化比較試験(RCT)のシステマチックレビューおよびメタ解析を実施。「JAK阻害薬はプラセボと比べ毛髪再生効果があることが示唆された。効果…
ファイザーは昨日(6月26日)、全頭型および汎発型を含む円形脱毛症(AA)に対する経口JAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬リトレシチニブ(商品名リットフーロカプセル50mg)の製造販売承認を取得したと発表した。AAの全身治療薬としては、昨年(2022年)6月…
12歳以上の円形脱毛症(頭皮の50%以上脱毛)患者718例を対象に、経口JAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬ritlecitinibの有効性と安全性を、18カ国118施設での第IIb-III相無作為化二重盲検試験で検討。主要評価項目は、24週時の脱毛症重症度評価ツール(Severi…
経口ヤヌスキナーゼ(JAK)3/TECファミリーキナーゼ阻害薬ritlecitinibは、12歳以上の円形脱毛症患者に有効で忍容性も良好であることを、米国・イェール大学のBrett King氏らが、日本を含む18ヵ国118施設で行われた第IIb/III相無作為化二重盲検プラセボ対照…
フランス・ルーアン大学病院およびフランス国立衛生医学研究所(INSERM)U1234のPascal Joly氏らは、円形脱毛症(AA)のうち重度とされる全頭型AAまたは汎発型AA患者を対象に、メトトレキサート(MTX)単剤とプラセボの比較、MTX単剤とMTX+低用量prednisone…
ファイザーは8月25日、円形脱毛症を対象疾患とする経口JAK3/TECファミリーキナーゼ阻害薬・リトレシチニブトシル酸塩カプセル(一般名:リトレシチニブトシル酸塩、開発コード:PF-06651600)について、日本で承認申請したと発表した。今回の申請に用いた国…
2022年6月20日付けで、円形脱毛症にJAK阻害薬であるバリシチニブ(オルミエントⓇ)が承認されました。適応追加なので、私の病院では新たな手続きなどを必要とせず、本日以降処方ができます。 ● お知らせ文書 https://www.lillymedical.jp/ja-jp/answers/165907…
米食品医薬品局(FDA)は6月13日、米国で年間30万人以上が発症し、治療法が限られている重度の円形脱毛症(AA)に対する初の全身治療薬として、経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブを承認したと発表。同薬はブレークスルーセラピー(画期的治療薬)…
米国で電子健康記録データを用いた小児円形脱毛症(AA)の有病率と罹患率を調べた結果、2009~20年の有病率は0.11%、罹患率は10万人年当たり13.6例であることが明らかにされた。米国・フィラデルフィア小児病院のPaige L. McKenzie氏らによるコホート研究の…
Severity of Alopecia Tool(SALT)スコア50以上の重症円形脱毛症に対する経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬バリシチニブの効果を無作為化プラセボ対照第III相試験2件で検討(BRAVE-AA1試験、BRAVE-AA2試験)。BRAVE-AA1試験に654例、BRAVE-AA2試験に546例を…
円形脱毛症(AA)の患者において、ヤヌスキナーゼ(JAK)3およびTEC(肝細胞がんで発現する)ファミリーキナーゼの阻害薬であるリトレシチニブと、チロシンキナーゼ2/JAK1阻害薬であるブレポシチニブが、病変頭皮のトランスクリプトーム(細胞内の全RNA)の…
円形脱毛症(AA)患者は網膜疾患リスクが高いことが、台湾・国立陽明交通大学のHui-Chu Ting氏らによる検討で示された。AA患者では網膜構造の異常を認めるエビデンスが増えていたが、AAと網膜症との関連は明らかになっていなかった。 研究グループは、今回の…
円形脱毛症は、さまざまな併存疾患と関連しており、認知症と同様の徴候が認められる疾患である。また、円形脱毛症による心理社会的なマイナスの影響は、認知症のリスク因子である社会との関与の低下につながる可能性がある。しかし、円形脱毛症と認知症との…
現在Phase 3進行中のBaricitinib(JAK1/2)とRitlecitinib(JAK3/TEC)ですが、どうやら効果・安全性ともにほぼ変わらなそうですね。全く同じようなプロフィールの薬ですと、Ritlecitinibが市場にでてくる必要があるかというと微妙になってきますね。同じくファ…
円形脱毛症患者60例(アトピー性皮膚炎併発の有無を問わず)を対象に、デュピルマブの有効性を第IIa相無作為化臨床試験で検討。主要評価項目は、脱毛症の重症度ツール(SALT)スコアの治療前から24週時までの変化量とした。 その結果、SALTスコアの最小二乗…
円形脱毛症と地毛の色には有意な関連がみられ、より暗い色(黒髪や暗褐色の髪)のほうが有意にリスクが高い。米国・ウェストバージニア大学のAhmed Yousaf氏らが、英国の白人種男女を対象とした適合ケースコントロール試験の結果を報告した。円形脱毛症は、…
JAK阻害剤が円形脱毛症に効果 米イーライリリーは、JAK阻害剤「バリシチニブ」(製品名・オルミエント)の円形脱毛症への第3相臨床試験(P3)で有効性を確認したと発表した。円形脱毛症への効果を確認した初の臨床試験。日本も参加した。 米国、日…