ハンドルステムをライズ角17°の逆付けにしてかなりアップライトなポジションとなったクロスバイクなのだが、実際のところ50km程度のライドで首から肩にかけて激しく痺れてしまい全くの逆効果だった。
やはり、この痛みに関してはハンドルの高さよりも距離を詰める方が正解なのではとロードバイクを参考に再々度ポジションを見直す羽目に。
と言うのも、最近は複数台所有する自転車の中でこのクロスバイクだけが唯一痛みを発症するから厄介なのである...
そんな訳で新しいステムを調達するのだが、これが実に悩ましい。
まず、ハンドルステムに関して言ってしまえば大陸産の安物を選ぶくらいならTNI製を選んでおいた方が間違いないだろう。
TNI製のNeonステムはライズ角が7°のレギュラーモデルでそこそこ軽い上に精度も強度も十分にあるので非常にお勧めの一品。
また、ラインナップも豊富で入手し易いのも魅力の一つ。
でっ、悩ましい理由はと言うと60mmにするか70mmにするかで迷う。
ぶちゃけ、ハンドルステムの20mmはリーチに加えハンドリングに影響するのでかなり微妙な代物だと言える。
実際に80mmから100mmに換えた途端に曲がらなくなるから。
ダウンヒル大好きオジサンからしてみれば死活問題でコーナーに入ってから思ったラインに乗れないのはかなりヤバい。
逆に短くし過ぎてハンドリングがクイックになるのもまた然り。
純正が80mmだったのでハンドリングを重視し70mmにするか、首や肩の痺れに絶対的な効果が期待できる60mmにするかで悩んでしまう。
結局、ハンドリングを重視して70mmにしたのだが...
ところが、交換して早速と三本ローラーに乗ってみたところ案外と大丈夫そうな!
期待を胸に小雨が降る中、恐る恐る古賀志山まで軽く流してみたところ同じ自転車とは思えない程すこぶる調子が良くてビックシ!
クロスバイク=首から肩が痺れると言った悪の連鎖を断ち切った瞬間です。
しかも、今回は三本ローラー用にセットアップしたタイヤ&ホイールが良い仕事をしてくれて走りもバッチシ👍
ピナレロに履いてゴミかと思ったPrimeのRace Discに手間を掛け縦ブレ、横ブレ、スポークテンションと念入りに調整したところ見違える様なホイールになっていました。
そこにきて、VittoriaのCORSA N.EXT 26C & ラテックスチューブは最強ですな。
このタイヤ、FULCRUMのRacing 800DBと言いPrimeのRace Discと言いアルミホイールとの相性は抜群としか言い様がありません。
まぁ、カーボンホイールに履いてしまうとイマイチだけどね...
でっ、話を元に戻すと。
今年になってから物凄〜く遠い存在となっていたクロスバイクがやっと身近に戻ってきた感じがしてホッとしました。
ここ半年は首を痛めてしまった事でポジションについて深く勉強させられたから。
きっと、還暦に向けての試練だったのかもしれません。
アラ還サイクリストって大変なんですよ...