理論
リーディングラインによる視線誘導という構図のテクニックがあります。 人間の目は、線があるとそれを追いかける習性があるため、写真の中に線を配置すると、視線を誘導できます。 ただし、写真の外へ視線を誘導すると、視聴者はその写真を見終わって次に行…
絞りを開ければ背景がボケて、シャッター速度を遅くすれば被写体ブレが撮れる。そんな話は今更なのでほかのブログに任せるとして、基本的な値をまとめようと思う。定番のパラメータを知っておくと、カメラ設定が速くできるし、定番を外した時にどんな写真に…
嵐田大志さんの本「カメラじゃなくて写真の話をしよう」が良かったので、他の本「デジタルでフィルムを再現したい」を読みました。 【「カメラじゃなくて写真の話をしよう」(嵐田大志)に書いてある大切なこと - 記憶と記録 (hatenablog.com)】 デジタルで…
写真を撮ることは、感想文を書くことに似ている。 その本は面白かったのか?どこが面白かったのか?なぜ面白いと感じたのか?あらすじなんてどうでもいい。感想を深堀りすることが大切だ。感想がオリジナルであれば、感想文もオリジナルなものが出来上がる。…
カメラじゃなく、写真の話をしよう 作者:嵐田大志 玄光社 Amazon 「カメラじゃなくて写真の話をしよう」(嵐田大志)を読んだ。 この本は、写真の撮り方について、著者の経験や考え方をもとに語られている。写真に関する様々なテーマが取り上げられており、…
僕は、カメラで写真を撮るのが好きだが、スマートフォンでは写真をあまり撮らない。理由は色々あるのだけれど、一番重要な理由が最近分かった。撮った写真を保存しておけないからだ。 僕は写真をたくさん撮る方だと思う。例えば、近所に桜を撮りに行くと約30…
東京にはフォトジェニックな場所がいくつもありますが、例えば 国立新美術館 東京駅 東京国際フォーラム 新宿歌舞伎町 この中の国立新美術館について書きます。私は、ここに何度も撮りに行っており、最近やっと狙いどころが自分の中で分かってきました。結論…
撮影ボックスを使うと、写真のクオリティが上がります。スマートフォンであれ、一眼カメラであれ、カメラに関係なく写真の映えが良い。 【撮影ボックスの使い方とコツ - 記憶と記録 (hatenablog.com)】 撮影ボックスを買うと背景布が複数ついてくるので、白…
コツには2種類ある。すべきことと or すべきでないこと、あるいは 成功から学ぶことと or 失敗から学ぶことだ。どちらも大切なのだけど、桜の撮り方についてすべきでないことをまとめた記事をみかけないので、書いてみようと思う。 すべきでないこと1 曇り…
配色の良さが目を惹きます。 色相環で考えると、葉の緑色と花の赤色は反対位置にある、つまり補色の関係。クリスマスカラーと同じ。そして、黄色は、緑と赤のちょうど真ん中に位置していて、補色の緑と赤を黄色がつなげて調和させている。 配色の良さに衝動…
じゃない写真:現代アート化する写真表現 作者:渡部さとる 梓出版社 Amazon 渡部さとるさんの「じゃない写真」は、最先端の写真表現の様子を教えてくれる。 スマートフォンなどで写真を撮る人は多いと思う。そのたいていの人は「あれ?」と思う内容だ。誤解…
(ぽち袋の型紙ダウンロード)日常写真が楽しくなるノートブック 作者:鈴木さや香 インプレス Amazon ここのところ夢中で真似している本が、この「日常写真が楽しくなるノートブック」。撮った写真は、「楽しい日常写真」でまとめた。 普通の写真の撮り方本は…
カメラのレンズを調べていると、「有効口径」という言葉が出てきます。これは何でしょう?レンズの口径(直径)と何が違うのでしょう? wikipediaを調べると、下のような難しい説明が出てきます。 有効口径とは、レンズの光軸上無限遠の位置にある点光源を想…
カメラのレンズを、明るい・暗いと表現することがあります。また、明るいレンズをF値が小さいと言ったりもします。そして、明るいレンズはよくボケるとも言います。この、明るい=F値が小さい=よくボケるという関係を記した記事は、アクセスが多く、みんな…
タイトルにやられて、この本を買った。「写真を撮りたくなったら読む本」、素敵なタイトルだと思わないかい? それに著者が外国人というのも気に入った。アメリカ人やイギリス人のYoutubeを見ると、写真の撮り方が日本とはずいぶん違うのが分かる。ちなみに…
この時期に一斉に咲くヒガンバナは、桜と同様に毎年撮りたくなる被写体です。ヒガンバナの撮り方のコツをまとめておきます。 ヒガンバナの花の特徴は二つありますので、これらが映える構図を狙うのが良いでしょう。 特徴的な形をした花形 鮮やかな赤色 花形…
1/250sec, f 4.0, ISO200 蓮を撮っていて思うのは、注意することが2つあるということ。 一つ目は、背景の選び方。空ヌケを狙うか、葉を背景に置くかの2択になると思います。花の色を綺麗に出すには空ヌケはうまくないように思います。葉を背景に置くと、花…
記事のタイトルは「恋は雨上がりのように」のオマージュです。 今年の夏は初めてオクラを植えました。大変よく育つ植物でたくさんオクラが獲れます。それで最近は毎日オクラを食べています。 オクラの実はとても成長が速くまた実が大きくなり過ぎると硬くて…
プロの撮り方 構図の法則 作者:リチャード・ガーベイ=ウィリアムズ 日経ナショナル ジオグラフィック社 Amazon "すぐに役に立つものはすぐ使えなくなる"、 認めなくはないのだけれど真実だと思う。本当に大事なことは、理解するのに時間がかかるし、それを…
先日、ヒマワリの撮り方をまとめた記事を書きました。撮り方の基本としてはきちんと書けたので、今回は応用編を書いておこうと思います。 ヒマワリの撮り方、応用編 たくさんのヒマワリに一工夫 たくさんのヒマワリを入れた写真の基本 ヒマワリ畑の写真でよ…
最近、ヒマワリの撮り方をつらつらと考えています。トリッキーな撮り方ではなく、定番の撮り方を中心に。 まず、大事なことから確認。 ヒマワリのイメージは何でしょう? 夏、元気、力強さ等、ポジティブなイメージでしょうね。こういったイメージで写真を撮…
絞り開放で写真を撮るのは難しい。 最近のレンズは良く出来ていて、絞ったときの画質はどのレンズも素晴らしく甲乙つけがたい。そのため、レンズレビューなどは絞り開放での画質を評価することが殆ど。 一方で、絞り開放で撮ることは、撮り手にも技量を要求…
ネットに情報が溢れていて、知っていることは増えたのですが、ちゃんとやったことのない事が多い。 そんな、知っているけれどちゃんとやったことがない事の一つが、前ボケを使った撮影です。ちょうど下の記事をみつけたので、桜を前ボケを使って撮ることにし…
光を見る。写真を撮る基礎技術としてよく言われる言葉だ。 光の方向を見ること、光の硬さを見ることだと思っていた。最近、Youtubeを見ていて、グラデーションという言葉を知った。 グラデーションとは明るさが場所によって少しづつ変わるという意味のようだ…
大御所のカメラマン渡部さとる さんのYoutube動画で料理撮影方法を紹介していました。とても良くまとまっており、参考になるので紹介します。 誰でも撮れるレストランxメニュー撮影12のポイント ここで紹介している12にのコツは、1~4が撮影場所の選び方、…
ステイホームということで、物撮りの練習をしています。ただ知識が無いので、Youtube動画をたくさん見ています。その中で、勉強になった動画を記しておきます。 (1)立体感と影、明るさのバランスを取る ネットでは「料理写真は半逆光で撮ると、美味しそうに…
写真を撮ることは、読書感想文を書くことに似ている。 桃太郎を読んだ感想文はたいてい決まっていて、”桃から生まれることが面白い”、”キジ猿犬をお供にするのが面白い”、”鬼を退治するのがかっこいい”のどれかだ。 でもよく考えたい、桃から生まれることの…
カメラのオートフォーカスが合わせるピント位置は、実は最適でないのかもしれない、という内容です。 ごくごく基本的なスキルで、あいつはレベルが上だと感じることがあります。 スポーツで全国レベルの選手と試合をして、技術以前に相手の動きの速さが自分…
外出自粛ということで、料理や物を撮って遊んでいます。 ”料理は半逆光で撮る”、というネットの情報を良く見かけますが、これだけでは実は上手に撮れません。色々やってみて分かったことを言語化しておきます。 料理を撮るときの設定は最適値が決まっていて…
物撮りをして遊んでいます。ちょっと面白いことをみつけたので、ここでシェアします。少しの違いで写真の写りが変わる。そんなマニアックな話なので、ゆっくり読んでください。 下の写真を見てください。右のネコと左のネコで、顔が違うことが分かりますでし…