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暑さと共に去りぬ from Seoul [South Korea (Seoul)]
7日間の滞在も暑さに追われている間に帰国日、早めの夏休みもあっという間に焦げついたようで。
今年の夏の暑さの異常っぷりはここ韓国でも例外なし。
いつもは湿度の少なさから日が落ちると涼しい時間が過ぎていくはずのソウルの夏の夜も今年は異常値。
日中に暖められた空気がムンムンと夜まで持ち越され、日本の夏の夜に似た「熱帯夜」状態に。
いつもの夏なら夜になると食堂やコンビニ前の路上に置かれたテーブルがにぎわいを見せて、
まさにソウルの夏の風物詩、夏の情景、という光景が広がるのですが、
今年は閑散、「外飲み」が好きなソウルっこも今年はエアコンの効いた屋内に逃げ込んでいるみたい。
アジアっぽいあの光景が好きだったんですが、まるで見かけず、ちょと残念でもあり。
それもそのはず、韓国でも40度超えちまうとは。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f9d8047a89f494b334078ecfa6b7e6ec23631de6
さて初逗留の安宿のハナシ。
韓国名の宿だったので、古いコシウォンかな?と思ってやってきたら
(若年層狙いのゲストハウス、ホステルは英語名がホトンド)
どうやら古い旅荘をリノベーションし、ミニホテルにしたようで、室内の内装や家電が真新しくてうれしい。
なにせ予約時、古そうな造りの建物を無視して「無料のコーヒーマシンがある」という一点でブッキング。
安宿滞在時の優先事項の一つが「コーヒー」というオバカ旅行者なので。
そしてここも例外でなく、「セルフ・チェックイン」方式。
ネット予約が完了すると、チェックイン前日に部屋番号とドアのパスワードが送られてきて、
あとはヨロシク、というナガレ。
慣れてしまえばチェックインの煩わしさが省略できるのでありがたくもあるが、
不慣れだとスタッフがいないので、誰に助けを求めていいのやら、となるワケで。
コロナ禍以降、DXが進む韓国は無人コンビニ、無人惣菜店、無人ホステルが急増中ですのでご注意を。
実際、7日間の逗留でベッドメイクの音は聞こえたが、スタッフと顔を合わすことは一度もなく。
具体事例を上げると滞在5日目、大陸のカップルがメインドアから入ることができず、立ち往生してる。
「なにも聞いてない、自分の電話は韓国で使えない」というので、
かわりに宿にメールを打ち、入る部屋を教えてあげる・・・なんて顛末が。
6日目、キッチンにコーヒーを淹れに降りたら、ジャマイカ人がドアの内側で困り顔。
同じように「なにも聞いてない」らしく、たまたまほかの客と一緒にエアコンの効いた内側に入れたらしい。
「あらためてメールしてみて」と伝えたら、折り返しで部屋番号とパスワードが送られてきたようで。
(各都市で学会があり、ギニア経由で韓国入りした、という彼。
出てくる国名がめずらしかったのでしばらく話し込んで、彼の国籍もこの時知ることに)
あのお、「セルフ方式」もいいけどチェックイン客2組受けたんで、バイト代払ってもらえないかえ~。
10部屋もない小さな宿でこのありさまです、韓国で安宿使う場合は、
こちらから「チェックイン方法」「ドアのパスワード」「チェックイン時間」などを
マメにプッシュしておいたほうがいいですよ、カカオトークやLINEで対応してくれるところもあるし。
この2組のように忘れ去られてドア前でぼーぜんとすることがないように。
到着翌日の夜から雨が窓を叩き、2日は朝から雨の一日。
雨を理由にエアコンが効いた部屋でボケボケ、前述の通り、テニスの疲れと寝不足も持参してきたのでね。
コーヒーだけは淹れたてなのでシコタマ飲んで過ごしていたがコレだけだとお腹は減っていくワケで。
小雨になったところを見計らって、宿の傘を借り、濡れてもいいようにサンダルつっかけ、ご近所探訪。
気になっていた自家製麺の「ウドン」の店に挑戦することに。
カウンターだけの小さなローカル食堂、昼時は過ぎていたので、先客は2組だけ。
「すみません~、『グクス』1つおねがいしま~す」
「ん? グクス? コングクス?」
「ウドン」の店、ということなので韓国語で「うどん」を意味する「グクス」という単語を使ってみたが、
店主から返ってきた言葉が違う方面に走ったのでちょっとムムムと動揺。
(あれ?この店、『コン・グクス』(=豆乳を使った冷たいうどんのこと)もあるのかえ?)
単純な「うどん」を頼みたかったのだが、予想外の単語が出てきて困惑が脳内を走る。
(雨だけどムシ暑いし、冷たいうどんでもいいかなあ)
戸惑うこと数秒。
「じゃあ、『コン・グクス』ください」
「うどん」を自主回収し、「コン・グクス」に目標転換。
製麺機に電源が入ると、小麦の塊が麺状に切られておじさんの手元に出てくる。
手際よくその麺を茹で、水でさらすと、へい!コングクスお待ち! という感じで銀色の器が差し出された。
時を同じくして常連っぽいタクシー・ドライバーが入ってくるなり、「ウドン、ひとつね~」と声を上げた。
うどんは「ウドン」なのかーい、とあやうく声に出しそうになりながら、自分の「コングクス」に舌鼓。
おそらく自分からは頼まないであろう「コングクス」が強烈にオイシイ、これはこれで正解じゃんか。
韓国の「うどん」は多岐に渡っていて、ちょとややこしい。
「ウドン」=日本式のうどんそのもののイメージ、かなり広義で使われる、「うどーん」という音感。
「グクス」=日本の乾麺うどんより細いそうめんや冷や麦レベルの乾麺を使う、正しくは「ククス」。
「カルグクス」=いわゆる粉から打った生麺、太麺。カル=包丁で切った麺なのでこう呼ばれる。
グーグル先生(レンズ)に教えてもらって後ほどわかるのですが、
壁にあったメニューには「ウドン」「コングクス」と書かれてあるんですね、
あいかわらずハングル読めないので、こういうあほあほトラブルが起きるわけで。
まあ、その場で〇ーグル・レンズで翻訳して注文して、っていうのも間合いが野暮だしねええ。
慣れた感じを出して「グクスを~」なんて言ったものだから、
おじさんが気を利かせ「コングクスかい?」と言ってくれたんでしょう、
ということでショート・コント!「ウドン!」の一幕デシタ。
「また来ます」(そういう韓国語は言えるのだ)といって後日、ウドンを食べに行きましたとさ。(写真5のGIF)
とまあ、そんな感じでローカル感味わいながら、のべのべと過ごしている日々も過ぎ去っていくわけで。
06, JUL. 2024 @ Asiana Lounge, ICN A/P
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いってきます! Fly to Seoul [South Korea (Seoul)]
いつもの「毎月ソウル」、いや、このところ「隔月ソウル」になりつつありますね。
というのも昨今の航空券事情が背景にあるわけで。
あいも変わらず燃油サーチャージは高く、(東京~ソウル片道で5~6000円ほど)
円安と物価高騰の煽りでLCCのチケットも安くなし。
(セール自体も航空券2~3,000円ぐらいに留まっている)
このセール・チケットを購入したとしても、燃油+空港使用料で総額2万円は軽く超えちゃうわけで、
割安感のないセールに購入意欲は萎え萎え。
コロナ前には「500円」「700円」なんてプロモーション・セールが頻発してましたけどね~。
(そう海外LCCのプロモ・チケットは国内線より格段に安いのです、だから飛ぶのよん)
実際に500円チケットを購入し、総額7000円ぐらいで渡韓したのですよね、
「航空券が7000円?!それ往復?」とよく友人に尋ねられてましたが、
そうじゃないと「毎月ソウル」なんて繰り返せませぬ、富豪じゃないだから。
https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2020-01-21 エアソウル600円プロモ(総額9千円ほど)
https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2019-09-21 チェジュエア500円プロモ(総額7千円ほど)
FSCのアシアナや大韓航空の「格安航空券」でも総額1,2万円ぐらいで飛べてましたからね、
やはり「燃油サーチャージ」の加算が痛手すぎる。
というわけで、手持ちのマイレージ発券で高騰の折を凌いでます。
と書いているそばからマイレージの換算率が改悪、なんでもかんでも上昇気流、こちらも苦しい状況だい。
ひとまず改悪前の3月に発券したチケット第2弾で6・7月の「毎月ソウル」です。
6月下旬、ボストンで行われたNBAFinal第5戦でNBAのシーズン終了、
我がセルティックスはスイープでもよかったのではないかと思わせるぐらいの圧倒的な強さ。
穿った見かたをすればボストンで優勝したかったのではないかいな、というぐらい強かった。
レギュラー・シーズンから周りを圧倒、プレイオフ・シード1位をあっさりもぎ取り、
プレイオフ・トーナメントでは1敗、1敗、0敗、そしてFinalでも4勝1敗と
縦横無尽にポストシーズンを駆け抜け、リーグ最多の18度目の栄冠に輝き、幕引き。
あらためてセルティックスのほぼ完璧ともいえるシーズンのデータを見直し、
ボストン編のスポーツ原稿に取り掛かかり、無事出発前に校了。
これで早めの夏休み確定させ、30日日曜、始発の赤い電車が羽田直通なのでそいつで出発へ。
めずらしく日曜に出発するのは、これまためずらしく朝便が空いていたため。
おもしろがって朝のフライトをブッキングしてみたのはいいけど、
前日土曜にガッツリテニスして風呂入って飯食ってバゲージ詰めて・・・とバタバタ過ごしていたら、
3時間ぐらいの睡眠で出発しなければならないことになり、大いなる誤算でさあ。
筋肉痛のカラダを引きずり、脳みそは眠ったままで赤い電車に乗り込んだワケで。
フライトはこんな感じ、マーレージ発券なので両国の空港使用料7,100円だけで渡航です。
2024-06-30 09:00/11:20 OZ1055 HND/GMP
2024-07-06 16:00/18:30 OZ106 ICN/NRT
朝のフライトながらいつものアシアナ便なので、
オンライン・チェックインを済ませ、カウンター前のキオスク端末でボーディング・パスを打ち出し、
並ぶ人もいないX-ray検査(手荷物検査)へ進み、新しくなったラウンジに・・・というナガレ。
改札から誰とも会話せず、出発の搭乗口まで至ってしまうのが最近の出国事情。
インバウンド客であふれ返り、混雑が悩ましい羽田もさすがに朝は空いていてストレスも混乱もなし。
羽田はこの5月から「Priority Pass」で使えるラウンジが変更に。
P/P専用の「Sky Lounge South」が用意されるようになったので、そちらを初体験。(写真3)
おそらく以前の「TIAT~」が人あふれ気味でヒドかったからね、ラウンジ待ちの行列って。
業を煮やしてP/Pユーザーを切り離したのか、新設の真相は不明。
新しいラウンジは旧カードラウンジを居抜き継承デス。
場所は変わったものの、ラウンジの質も内容も以前とほぼ変わりなし。
ところがラウンジに下りるため、エレベーター利用がマストなのが面倒くさい。
トイレ、出入り口が上階、しかも一基しかないエレベーターで行き来しないとならない。
これってトラブルのもとになるんじゃない、と思いつつ、眠気覚ましにシャワーを使いリフレッシュ。
夏場の出発、ラウンジでシャワー浴びられるというのはそれだけで大きなスリー・ポイント・ショット。
フライトは羽田の朝便ということもあってか、K-Popのボーイズグループ(誰だ?)が乗っていた。
それを追いかける取り巻きが性質の悪いこと。
搭乗前のゲート周辺から警備員に怒鳴られ、航空会社スタッフにも声を張り上げ注意されているが、
聞く耳持たず、どこ吹く風、ルールもマナーもおかまいなし。
化粧やファッションが日本人ぽくもあり、中華系でもあり、韓流風でもあり、
よくわからない奇妙な女性ファンらが彼らを取り囲み、バカでかいレンズのついた一眼振り回し、
彼らの動向撮影で追いかけ続ける、それは彼らが望むこと? ファンがすること?
朝からイヤなものをみた、という感じで乗客だけでなく、CAらも彼女らを煙たがっていたのが印象的。
金浦空港には定時に到着したものの、同時期に中華便が到着したらしく、めずらしく入国審査が行列。
30分ぐらいかかってようやく到着ロビーへ。
これから宿へ向かったとて、部屋に入れるわけではないので、
そのまま金浦空港併設のロッテモールで時間つぶしにブラブラ。
コーヒーでも飲もうかなあと思ったら、今日は日曜なのよね~。
ドコもカシコも家族連れで週末混雑、モール内を子供たちが駆け回り、アチラコチラで歓声が響いている。
独り身の旅行者なんてものに居場所なし、早々に退散し、地下鉄で宿に向かうことに。
あのちゃんのTVCMで話題のVeltra
「ソウル安宿・絨毯爆撃作戦」は継続中、Webサイトで気になる宿を見つけては予約を入れている。
以前から記してますが「ドミトリー」は除外して、
韓国ならではのシングルルーム=コシウォンを中心にチェックチェックチェック、
ソウルのコシウォン、あるいはシングルルームのある安宿は9割は網羅したと思われ。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/edittips/ 訪問した国の宿レビュー
夏なのでシングルルームながら「A/C付き」の部屋を掘り当て、
(安いコシウォンは夏季も冬季もセントラル空調管理の場合が多いので要注意。
蛇足だが、冬場に「エアコンが効かなかった」と書いている日本人旅行者の口コミが多いこと、
韓国のエアコンに暖房機能はない、なんでも日本と同じではないのだよ)
気軽に汗を流せる「シャワー付き」の部屋をチョイス。
(これまた安い宿は「共同シャワー」が多い。夏場は頻度が上がるので「シャワー待ち」はツライぞ)
今回は「ポラメ駅」で気になる宿を見つけたのでこの駅に再挑戦。
https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2022-09-17 ポラメ宿泊
チェックイン時間前だったので、バゲージだけ預け、そのまま熱い日差しが注ぐ町へ繰り出すことに。
(安宿でも清掃が入るので、部屋に入れるのは13~16時頃とまちまち。
前日利用がない場合などもあって早く入れたらラッキーです、マメに問い合わせてみましょう)
到着時や出発前に困るのはスーツケースやキャリーバッグといったバゲージの類。
足手纏いはチェックイン前、あるいはチェックアウト後、宿でキープしてもらうのが常道。
これは安宿でもホテルでも行っているサービス、
ただしセキュリティ面に不安があるので、預ける荷物の中には貴重品は入れないこと。
さあて身軽になったので、知らない路地でも彷徨い、美味しいものを探しましょうか。
30, JUN. 2024 @ Sky Lounge South, HND A/P
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南原・淳昌 FAM TOUR -DAY3 淳昌~ソウル- -完- [South Korea (全羅北道)]
―DAY3―
FAM TOURも最終日、8時にホテルをチェックアウト、その足で朝食場所を目指します。
ホテル宿泊は「朝食なし」が定番なので、バスで人気のカフェまで走ります。
2日目同様、朝から地元の味に触れるチャンス、朝食なし宿泊のメリットでもあります。
カフェにバスで横づけするという不思議な朝の光景、
それぐらい広い駐車場に趣がある韓屋スタイルの出で立ちがお出迎え、『Cafe GAON』がターゲット。
建物の裏手には小川が流れ、日本よりも早く咲いた桜が水面に花びらを落としてます。
静かで美しいせせらぎに撮影タイム、朝食そっちのけで熱が入ります。
伝統的な外観とは趣を変え、内部は今風なオシャレ・カフェ。
参加者とガイドや観光局スタッフ、ドライバーと20名以上がテーブルに着いたので、
ご夫婦で切り盛りしているキッチンはてんてこ舞い、朝から大人数で押しかけてゴメンネ。
貸し切りならまだしも朝食タイムの一般客や旅行者も来店しているし。
そんな中、サーヴされたブレックファスト・プレートは慌ただしさを感じさせない美しさ。
見ているだけで楽しくなるプレートは食べてもモチロンおいしい。
パニーニをベースにしたサンドイッチはボリュームがあり、男性でも食べ応えあり。
アボカドやフルーツで彩られたサラダ・プレートがこれまた美しく、見ているだけでも楽しくなる。
ようやく手が空いてテーブルに来てくれたマスターに、
「この黒いパンは?」と尋ねたら「イカ墨入りの自家製パニーニ」とのお答え。
「お代わりありますよ」と追加のサンドイッチも持ってきてくれ、朝から食べ過ぎ確定デス。
このところ、韓国ではオシャレ・カフェを巡る地方旅が若い世代に人気だとか。
このレベルのカフェに出会うとそういう旅が人気なのも納得。
韓食ではないけれど、地元飯の楽しいひと時が過ぎる、一日ここにいてもいいぐらいだ。
<CAFE GAON>
845-1 Gangcheon-ro, Gurim-myeon, Sunchang-gun
https://gaon97.wixsite.com/gaon/menu 公式HP
https://www.instagram.com/cafegaon/ 公式Insta
朝から重さを増したバスは『剛泉山(カンチョンサン)郡立公園』を目指します。
全羅北道・スンチャン(淳昌)郡と全羅南道・タミャン(潭陽)郡にまたがる標高583mの山で
1981年に韓国で初めて「郡立公園」に指定された場所。
韓国の場合、県境というか道境というのかな、山を越えれば全羅南道というワケですね。
https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2018-04-30
タミャン『チュンノグォン(竹緑苑)』とカフェ『潭陽製菓』訪問記
駐車場から入場ゲートを過ぎると、渓流沿いに遊歩道があり、散策やトレッキングも楽しめます。
本格派には「登山コース」も用意されていて、週末には韓国の登山ファンを集めているそうです。
見どころは「ピョンプン・ポッポ(屏風瀑布)」と「クジャングン・ポッポ(九将軍瀑布)」の滝、
こちらはウォーキング気分でもたどり着けます。
しっかりしたシューズを履いて登山気分を味わいたいなら、
「ヒョンスギョ(懸垂橋)」といった吊り橋や「シンソンボン(神仙峰)」展望台を目指せます。
初心者レベルでも楽しめるレベルのようですよ。
今回はスケジュールの都合で時間に制限があったので、「屏風の滝」を目指します。
日本の清流と異なり、遊歩道が広いので、他人や列を気にせず、自分のペースで歩けるのがいい、
山あいに桜が少ないのは残念でしたが、
観光局スタッフに「紅葉シーズンがオススメ、ぜひまた来てください」とお声がけをいただきました。
この公園の特徴はその幅広い「遊歩道」、
「黄土散策路」と銘打たれた舗道は、キレイに砂が敷き詰められ、素足で歩くことができます。
この日も朝から整備が成され、穴埋めなど手入れがされていたので、安心してハダシで歩けます。
いわゆる「健康歩道」(石の上を歩くアレです)とはちょっと趣が違う「健康歩道」は他にはないかも。
気持ちのいい清流を感じながら、素足で歩くひと時は心地よいデトックスの時間、
ぜひ散策、トレッキングの帰り道、靴を脱いでトライしてみてください。
<剛泉山郡立公園>
270 Gangcheonsan-gil, Paldeok-myeon, Sunchang-gun
https://japanese.visitkorea.or.kr/svc/contents/contentsView.do?vcontsId=83595&menuSn=351
VisitKOREA サイト
https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=3966 コネスト
バスはスンチャンの中心エリアに戻り、ランチタイムへ。
中心地の一画にオシャレなテラスの食堂やカフェが軒を連ねていました。
古い家屋の外壁を新しいグラフィティで鮮やかにし、古びた街角をみごとに蘇らせています。
今日のランチは「グクス」、日本的にいうと「うどん」なのですが、
うどんは「カルグクス」=包丁を入れたグクスという表現で、「グクス」は乾麺を茹でたもの。
日本でも乾麺のうどんもありますが、麺の太さからすると素麺、冷や麦といった印象が強いです。
オーダーは「コギ・グクス」、「うどん」というより「ラーメン」そのもののお姿でご登場。
チャーシュー乗せて~、白いスープで~、って「トンコツラーメン」の出で立ち。
でも味はメルチ(イワシ・煮干し)の出汁が効いたうどんなのです、味覚と視覚が軽いパニック。
カフェで朝食をがっつり食べ、「入らない」の声も多かったですが、
麺を啜るとなるとまさに音を立てて入っていくわけで、カンチョンサンの散策が腹ごなしになったのかな。
さっぱりおいしい煮干しのスープが後引きでした。
ランチタイムということもあり、色鮮やかな一画にはビジネスマンが各店で列を成していて、
グクス屋さんの向かいのアート・カフェではコーヒーを求めるOLさんもチラホラ。
屋外の喫煙コーナーで寛ぐ表情の会社員も微笑ましい、地元の人に紛れるこんな時間は楽しいですね。
<チャンリム>
8-4 9gil, Namgye-ri, Sunchang-eup, Sunchang-gun
https://www.instagram.com/p/C5Xt-nPBo3v/?img_index=1 公式Insta
スケジュールに緩みはなく、バスは北西にある「ガンチョン(江川)ヒーリングスパ」へ。
ここはいわゆる温浴施設、温水プールやスパ、岩盤浴に似た温熱波浴、キッズエリアなどが備わり、
水がきれいなスンチョンならではの多目的温水ランドです。
渓流を歩き、食べ過ぎ状態なので、温浴で寛ぎたいところですが、
今回は「足湯カフェ」でヒーリング体験、この3日間で貯まったものをまさにデトックスです。
大きめの陶器の桶に足を入れ、岩塩を入れただけのお湯に浸すこと30分。
ボコボコと泡立つお湯がそれぞれの陶器の中で色づいていきます。
色彩の一覧表に照らし合わせ、カラダのどこが悪いのかインストラクターが指摘、
思い当たる人もいれば、そうでない人もいて悲喜交々。
それでも旅で疲れた足をゆったり足湯で解し、寛ぎのリラックス&デトックス・タイムでした。
足だけ入れているのにカラダ中が温まり、「足湯カフェ」だけにアイスコーヒーを注文したくなりますぜ。
<江川ヒーリングスパ>
681 Gwangdeok-ro, Paldeok-myeon, Sunchang-gun
https://xn--939a82x90gvvkr6hd4g.com/ 公式サイト
以上でツアーのスケジュールは終了、南原&淳昌・全羅北道の旅はこれにて完結。
ただソウルへの帰路でちょっとしたドラマがあったのでオマケのオハナシ。
スンチャン出発時、時計は14時前を指しており、バスはここから一路ソウルを目指す。
車内の人はそのままソウルで延泊する人、今夜の便で帰る人など意向はバラバラ。
4時間ほどの目算=18時頃ソウルに帰りつく予定なので、
ソウルでの夕飯やドコに呑みに行くか考える人もあったことでしょう。
個人的には安宿のチェックインがそれほど遅くならないので車内から宿にメールを送ったり。
高速は全州や水原など大きな町の手前に差しかかるたびに自然渋滞が繰り返される。
「ソウル到着は19:30頃、とナビが示している」とドライバーさんの経過報告、
22時仁川発のフライトで帰国予定の参加者がいて、あまりに悲しいお報せ。
こうなると途中のトイレストップもF1のピットイン状態、最小時間で済ませ、高速をひた走ることに。
22時のフライトだと20時に空港チェックイン、
ソウル駅からは空港鉄道の特急でも50分かかるので、19時着ならなんとかギリギリ。
ナビの示す「19:30到着」だとちょっとアヤウイ、
おまけに当該のフライトはLCC、チケット買い直しの悲劇がチラつく。
しかもソウル市内に近づくと渋滞はさらに酷くなっていく。
が。
「バス優先レーン」があるのですね、ソウル市内に近づいたことで高速にも。
ドライバーが巧みな運転で「優先レーン」を走る、まさに「優先」、グイグイ飛ばしズンズン進む。
ソウル市内に入ってからも「優先レーン」が効き、夕刻の渋滞をものともせず、バスは走り続ける。
そしてクァンファムン(光化門)へ。
到着したのは18:30! まさに光化状態。
バスが止まると同時にドライバーに絶賛の声援、ラストに奇妙な一体感でツアーは幕を閉じましたとさ。
https://japanese.korea.net/NewsFocus/HonoraryReporters/view?articleId=228201&pageIndex=1
韓国スマートバスの記事はこちら
【全羅北道・南原市と淳昌郡】FAM TOUR
2024年4月3日~4月5日
-完-
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