なんだかんだと from China [China]
珠海のホテルです。
なんとか現地にたどり着き、メンバーと合流。
夕食を済ませたところです。
ことの顛末をカンタンに。
ヒトゴトなので、笑いながら、読んでください。
昨夜はスカイプで現地と連絡、
こちらの現状、未定なままのフライトなどを告げ、
徒手空拳のまま、話しを終えた。
確約は翌朝、フライトが確定次第、連絡を入れることぐらい。
フライトの時間しだいで、現地のどこかで合流か、
あるいは同じ時間のフライトに繰り越すなら、
最悪、渡航自体をキャンセルする可能性も。
まあ、考えてもどうにもならないことなので、
スペンサーの流儀に合わせ、さっさと寝た。
朝6:00、けたたましい電話の音。
ボケた頭で出ると、
「9:50の全日空に振り替えが決まりました。
7:30のシャトルバスで空港にお向かいください」
とレセプションの声。
フライトナンバーと出発時間を再確認して、電話を置く。
きたねええなあ、DELTA。
自分で電話してこねえんだな。
ホテルマンに伝言させ、ハイ、オシマイ、か。
ホテルマン相手に苦情をいうバカもいないから、正解といえば正解。
一人ひとり電話していたら、苦情まみれで何時になるか判りはしない。
しかし、こちらの希望もヘッタクレもなく、
割り振り決めてしまうんだなあ。
空港カウンターでわかったことだが、
フライト・キャンセルを食らった客は、
CX(キャセイ)、JAL、そしてANAに振られたらしい。
満席だったDELTA便、
2階席もある機材だったので、300名をラクに超えるはず。
この3便も元々、混んでいて、
全員が割り当てられたのではないようで、
朝の時点でスタンバイの客もいたようだ。
一応、シルバー・メンバーなので、先に割り当てられたのか。
そいつばかりは神と予約係のみぞ知る、だ。
香港にはすばらしいことに20分遅れの14:20に到着。
おいおい、お前までディレイかい、NH。
現地と連絡すると、
「近場だけ済ませ、あとはホテルで待っている」とのこと。
香港で一泊した後、珠海へフェリーで向かい、
昼前に現地集合、というのがオリジナルの予定だった。
安いフライトだったので、ムダに香港一泊することになっていたのだが、
どうやらこれが功を奏したかな。
4~5時間の遅れで合流が叶いそうだ。
香港の新しい空港はフェリーもトランジット扱いでいける。
香港入国せずに、そのまま船に乗り込めるのだ。
ネットで予約しておいた船に乗れなくなり、
前日にE-mailとFAXは送ったものの、多少の不安があった。
その旨、カウンターで伝えると、
あっさりと一番早い15:00の便の搭乗券を出してくれた。
船が出る10分前のこと。
この辺のいいかげんさ(失礼!)というか、
臨機応変ぶりが東南アジアはラクなのです。
「自分でどうにかできないことは考えてもしかたがない」
スペンサーの教え、健在。
ターボジェットは16:00前にマカオに到着。
入国手続きを済ませ、洪北の中国国境へ。
数分前に入ったマカオを出国し、中国入国。
17;:00前にタクシーを捕まえ、ホテルに急いだ。
幸い、まだ陽は落ちていない。
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旅行的結束 @Shenzhen -完- [China]
ビルの中は小さな店がひしめきあっていた。
滑稽な民芸品の店がやたらと多いのは、
エキセントリックさにシビれて買っていく西洋人が多いのだろう。
その間をオモチャや化粧品の店が埋めている。
フロアを変えると貴金属や時計がキラキラと光を発していた。
携帯電話やデジカメを扱う店はどこもにぎわっていて、
価格からするとホンモノではないであろう品物を間に、
観光客が電卓片手に格闘している。
日本人とわかった途端、客引きの攻勢がモノスゴイ。
「ニセモノ、ニセモノ」
「えろびでお、えろびでお」
カタコトの日本語で売り込みに必死だ。
すぐに動きを止めてしまうニセモノには興味はなかったが、
市場調査がてら、売り子に値段交渉。
軽く3倍はフッかけてくるようだ。
それだけの高値でも購入する日本人が多いのだろう。
言い値の30%まで落ちたところで店員に別れを告げると、
狭い間口の向こうから、さらに刻んだ価格を叫ぶ声が聞こえた。
「おいおい、さっきがファイナル・プライスじゃないのかよ」
どうやら底値はまだまだ先にありそうだ。
うちのチームの面々はというと、
家で待つ子供や家族のためにオモチャやスカーフを買い求めていた。
旅馴れた面々だけに店員を困らせることには長けていて、
特に買うものなく、手持ち無沙汰で眺めていた身としては、
あまりに苛烈な攻勢に笑い出しそうになってしまい、
慌てて、距離をとった。
散々、店員をイジメたあと、戦利品を抱え、地下鉄でホテルに戻った。
行きには気づかなかったのだが、
車内のディスプレイではやたらと啓蒙的な告知を流していた。
「食べ物や飲み物を持ち込まない」とか、
「お年寄りに席を譲りましょう」とか、
「床に座らないように」とか、
乗り方を知らない人たちに諭すかのような内容ばかりだった。
中国ではまだ地下鉄時代が珍しい存在なのだ。
日本にもこういう時代があったのかなあ、と思いながら、
コマ送りされるモニターを眺めていた。
残念ながら「駅構内で撮影するのはやめましょう」とはいってくれなかった。
ホテルに戻り、預けてあった荷物を受け取り、
アレンジしてもらったバンに迎えに来てもらい、空港へ向かう。
こうして一週間ちょっとの中国の旅は終わりを告げた。
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社会主義国 @Shenzhen [China]
午後は地下鉄に乗り、ボーダーを目指した。
同じ国なのに「ボーダー」(国境)とはヘンなハナシだが、
あいかわらず、この国と香港・マカオの間には「国境」が存在する。
「一国二制度」という日本人にはなんとも理解しづらいシステムがあるからだ。
この旅も終わりが近づき、明日はいよいよ帰国。
それを前に「土産を調達したい」というメンバーのリクエストにあわせ、
アヤシイものからお得なものまで、
土産を買うならココ!という「羅湖」に向かう。
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かつてツアー・コンダクターとして訪れた際は、
この街に地下鉄など走っていなかったよねえ、と思い、
調べてみたら、2004年開通でした。
http://www.2427junction.com/chinashenzhentop.html
(「中国の鉄道」ファンのサイト)
終着の「羅湖(Lo Wu)」まで、料金は2元(!)。
30円で電車に乗るのは初めてだ。
どんなものかと物見遊山で歩いてみると、
東京、ソウルに引けをとらない広くてキレイな駅。
車両は少し小さく、大江戸線サイズかな。
5分もかからず、「羅湖」に到着、
しかしこの駅で事件を起こしてしまった。
車内やホーム、自動改札などをのんきに撮影していたら、
警備員に呼び止められてしまったのだ。
どうやら構内は撮影してはいけないらしい。
それまでどうものんきに旅を重ね過ぎたようだ。
警備員に声をかけられた瞬間、
この国が「社会主義国」であることを思い出した。
怒る警備員を尻目にトボケてみせたが、
彼らはカメラを指差し、声高にまくし立てている。
まあ、トボケるもなにも北京語がわからないので、
「馬耳東風」状態なのだが。
こういう時はカタコトでも現地の言葉を発しないに限る。
少しでも話せば、「お前、わかってるんじゃないか」と
事を荒立てることになるからだ。
同時に彼らが警察や公安でないことがわかっていたので、
大声で仲間の地元スタッフを呼び、
説明をしてもらうぐらいの冷静さは兼ね備えていた。
「撮影したものを消せ、といってます」
「しょうがないね、これでいいかな」
とデジカメのディスプレイを見せながら、「羅湖」駅の画像を消してみせた。
あくまで、「羅湖」駅の。
「デジカメでよかったですね。フィルムだったら、没収されてますよ」
「ごめんね、迷惑かけてしまって」
「いや、わたしはいいんです。でもここは「中国」ですから」
「うっかりしてました、そのことを少し忘れていた」
「全部消したんですか?」
「いや、乗った駅は消してない。そういう指示は受けてないから」
「あはは、やりますね」
蒸し暑い地上に上がる階段で、彼がウインクしながら笑った。
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百貨中心 @Shenzhen [China]
この日も天気がよく、道行く人は半ソデで過ごしている。
わずかながら東莞から南に下ったこともあり、
また海に近いことも影響してか、
10月というのに日差しも気温もしっかり上昇している。
秋の気配はカケラもない。
週末ということもあって、
ショッピング・モールは家族連れでにぎわっている。
中に入るとエアコンが心地よかった。
中国のデパートやショッピング・モールというと、
ひと昔前のヤボったいビルに造られた冴えない売り場が思い浮かぶ。
しかし、ここ深圳はさすが「経済特区」だけあって、
どこにいってもきらびやかなフロアが広がり、
手入れされたキレイな床が輝いている。
サイズ的にも日本のそれを凌駕していて、
セールを謳う漢字の張り紙さえ取り除いてしまえば、
アメリカのモールとなんら変わりがないことに驚かされた。
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ランチタイムになり、あえて普通の食堂に案内してもらう。
経済特区のオフィス・ワーカーがどんなところでランチしているのか、
どれぐらいの物価で日々生活しているのか、知りたかったからだ。
コギレイな食堂は地元の人で混み合っていた。
メニューは麺類で20~30元、
オカズがかかったご飯類で30~40元、
街の中心部だからか、現地の物価からすると決して安い価格ではない。
裏通りの屋台ならこれの1/2以下の値段で腹を満たすことができるだろう。
それぞれが好き勝手に注文し、やって来た料理を胃に収めた。
会計はテーブルで行われるらしく、手際よく済ませると、
お釣りと一緒にスクラッチ・カードが乗せられていた。
なにかのキャンペーンが行われており、
支払った金額にあわせ、カードがもらえるらしい。
食後のコーヒーを飲みながら、
各々、コインを手に取り、銀色のスクラッチをこすってみた。
「ハズレ~」
「ダメ~」
みなの声が飛ぶ中、自分のスクラッチだけ、なにかが書いてある。
北京語を理解できるはずもなく、
地元スタッフに読み解いてもらう。
「これ、10元、当たりましたよ」
「おお!」
みなの笑い声で、店内の客の視線が一気にコチラに集まった。
「やるねえ、大枚だから山分けするか」
「いや、コーヒー頼もうぜ」
それぞれが勝手なことをいう。
些細な金額で時間を食われてはムダなので、
地元のスタッフに使ってもらおうと、彼に手渡した。
「そうだ、これでロトを買いましょう!」
食堂の前にあった宝くじ売り場を見て、彼が声を上げた。
「この10元分、買いましょう!」
「いいね、それ」
「って、10元(150円)でロト買えるの?」
「買えますよ。当たったらみなさんをあらためて招待しましょう!
みなさんのお好きな数字を言ってください。
それをマークして、買うことにします!」
そういうとみなが告げた数字を持って、宝くじの窓口に押し出した。
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言語遊戯 @Shenzhen [China]
喧騒に戸惑いながら、タクシーを掴まえた。
数台に分乗し、夕食場所へ。
夕食の時間は少し早かったが、
深圳でのローカル・コーディネイターとの顔合わせ、
打ち合わせを兼ねて、教えられたレストランに向かった。
深圳のタクシーは車体の色まで赤く、香港そっくりのスタイル。
東莞の「鳥カゴ」に入ったドライバーとはかなり趣きが違う。
もちろんメーターでキッチリ走ってくれる。
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到着したレストランは「江西料理」の店だそうだ。
通常、「北京・広東・四川・上海」をもって「中国四大料理」と呼ばれるが、
「山東、四川、揚州、広東」で「四大」というところもあったり、
これがけっこうマユツバのビミョ~なところ。
いずれにしろ「江西料理」は含まれていないので、
ドチラ方面の味付けなのか、わからないんですけどね。
この「世界3大XX」とかの類って、
極めて日本的なネタなのですよね。
どうも日本人の言葉遊び的な要素がものすごく強い。
世界三大美人に日本人が入っているのはヘンだし、
世界三大料理、なんか訪れる国によってころころ変わる。
巧みなコピーライティングの感じも否めませんです。
その数字に組み込まれたからといって、味が変わるわけでもないので、
それはさておき、馴染みのない「江西料理」を尋ねてみる。
「この店はなにで人気なんです? なにが有名なの?」
「『湯』です。20種類近くあり、ほとんどに漢方が使われ、
代謝を上げ、健康にいい、ということで人気があります。
入口にあった大きな壷で蒸して作るんです」
キレイな英語のなかに「デトックス」という単語が含まれていた。
中国人はカラダの「熱」ということにものすごいこだわる。
生野菜はカラダを冷やすので、ほとんど食べないし、
逆に暑い夏はキュウリやスイカでカラダの熱を防ぐ。
年配者はもちろん、若い人もどの素材がカラダを温め、
どれがカラダを冷やすものかよく知っていて、上手に摂り分けている。
「へえ、デトックス効果があるんだ。
そうそう、日本では『湯』がなにを意味するか、ご存知ですか?」
「わからないです。スープじゃないんですか?」
「ボイルド・ウォーター、熱い水のことです。
浴場や温泉の前には『湯』って垂れ幕が下がってますよ。
だから日本人がこの店に来たら、みな服を脱いでしまいますね」
「じゃあ、今度から日本女性を案内することにします」
「漢字の国」同士だからできる言葉遊び、誰かが紙に書き出し、繰り返された。
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街頭的騒音 @Shenzhen [China]
チェックインを済ませ、荷物だけ放り込んだ。
深圳での宿は「Friendship HOTEL」という名前だけ聞いていたのだが、
表に出るとご覧のとおり、「友誼酒店」と漢字で記されていた。
豪快な直訳だ。
部屋は充分な広さで、明るく清潔で、調度品やアメニティも整っていた。
ツインで300元しないのだからオドロキ。
今回、中国本土のホテル・プライスには驚かされてばかりだ。
そうそう、中国に限らず、東南アジアを旅する際は、
ちょっと高めのホテルに泊まるのが楽しい旅の秘訣です。
いいホテルなら快適な滞在が見込めるし、
アジアならUSAやEUで手が出ないホテルにもリーズナブルに泊まれます。
ちなみに「いいホテル」といわれるホテルは、
建物が新しいとか部屋がキレイとかではありません。
「いいホテル」とは「いいスタッフ」がいるホテルのことを指します。
世界のホテル・ランキングで毎年上位を占める、
タイ・バンコクのオリエンタル・ホテルがいい例です。
スタッフはすべて「Sir」をつけて返答してくれて、
これがわたくしみたいな兵六玉には、かなりくすぐったい。
おまけに各フロアにサーバント(ボーイ)がいるんですが、
部屋を出ると「いってらっしゃい、XX様」なんて声をかけてくれる。
『なんでコイツ、おれの名前を知ってんの?』と推察したら、
部屋を出る際、瞬時に部屋番号を見て、呼んでくれるわけですね。
しかもこのホテル、ベル・キャプテンもボーイもチップを受け取らないし・・・
わたしが暮らしたシンガポールにも同系列のオリエンタル・ホテルがあるんですが、
もう、雲泥の差でございました。
ここは器だけキレイなホテルでしたね、今は知りませんけど。
<東南アジアの旅はホテル代をケチらずに>と覚えておいてください。
ご夫婦、あるいはカップルなら、絶対、損はしません。
え? なに? $5のゲストハウスに泊まっているやつに言われたくない?
ピンからキリまで知っているんで、好き勝手いっている、
ということにしておいてくださいな。
夕方の街は帰宅ラッシュのクルマで混みあっていた。
色鮮やかなネオンやカンバンに灯が点されはじめている。
久々に人の多さとクルマの多さに面食らっている。
気分はちょっとした田舎モンだ。
背の高い奇抜なデザインのビルと、
世界中で知られているブランドの鮮やかなブティックが並び、
街の雰囲気はアメリカの地方都市となんら変わりない。
人の多さとクラクションのけたたましさだけが、
中国であることを教えてくれる。
市バスからはたくさんの人が吐き出され、
歩行者は広い車道もものともせずに横切っていく。
渋滞で詰まったクルマを縫うように自転車が走り、
シビレを切らしたバイクが歩道を駆け抜けていった。
のどかなリズムが染み付いていた脳みそが明らかに戸惑っていた。
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飲茶・点心・點心 @Shenzen [China]
ランチをやっつけ、バンで深圳に向かった。
昼食の「點心」は5人で好き勝手に注文して210元(!)、
かなりの量と頼んだにもかかわらず、
一人あたり600円程度なので恐れ入る。
中国の物価の恩恵をここでも受けている。
今回の面子は食事のときに酒を頼まない。
申し合わせたわけでもなく、
暗黙で飲まないので、少し変わった奴らの集まりなのかもしれない。
汗ばむ街歩きのあと、エアコンの効いたレストランで一息、
となると「ビール!」と叫びたくなりそうだが、
「仕事」への意識が働いているのか、その声は誰からも上がらない。
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仕事終わりの夕食時でさえ、「アルコールなし」なのだ。
ひたすら食べ、テーブルに置かれた皿は次々に空いていくという食いっぷりで、
料理の油を洗うかのように香りのいいお茶だけ流し込む。
確かにアブラっこい中華料理に、冷えたビールはあまり合わない。
「とりあえず」という名の飲み物はこの国の料理にはそぐわないのだ。
それでも募集もかけたかのように「お茶好き」、
昼の街歩きではすぐにカフェに入りたがる「コーヒー好き」が
顔を突き合わせているのがなんとも楽しい偶然。
どこの街でもどこの店でもコーヒーカップが湯飲みがお相手なのだ。
もっともこの国のビールは日本のようにバカ高いわけではないので、
テーブルについてお茶を淹れてくれるティー・サーバントが薦める
小さな急須に落とされる茶葉のほうがよっぽど高かったりする。
香りのいい高級茶葉となると、
角砂糖程度の小ぶりな塊で80元もしたりするのだから、
油断はならないのだ。
それにしても大の男が揃いも揃って、
お猪口よりも小さな湯飲みで繰り返し茶を飲んでいる姿は奇妙な光景かも。
しかも酒も飲まずに、頼んだ料理を片っ端からやっつけてしまうのだから。
2時間ほどでクルマは深圳(しんせん)に到着した。
街の景色は十数年前に見たものとはまったく異なっていて、
違う街に迷い込んだように思えるほど、
かつて訪れたときに焼きついた「深圳」の印象とは乖離していた。
たしかあの時は「香港・澳門・深圳・3ヶ国巡り」というのが売り文句のツアーで、
ツアー・コンダクターとしては珍しいアジアの旅だった。
まだイギリス領だった「香港」は抜きんでて活気溢れる街で、
ポルトガル領の「マカオ」は少しあぶない香りが漂っていた。
中国の「経済特区」として成長途上にあった「深圳」は、
野暮ったさが残った田舎町でしかなかった。
土埃を上げて走る日本の古い中古車と、
濃い排気ガスを吐き出して走る市バス、
そしてその間を埋め尽くす自転車しか印象に残っていなかった。
深圳にはその程度の印象しか残っていなかった。
知っているのに知らない街のネオンが車窓にきらめいていた。
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背面的風景 @Dongguan [China]
熱気と臭気とひと気に満ちた市場を後にした。
大通りから少し奥まったところにあった市場は、
そのまま細い路地につながっていた。
知らない国の知らない土地の知らない通りというのは、
アブナイ可能性を秘めている。
それでも生活感ある路地裏に気を惹かれ、
少しばかり警戒しながら、埋没していくのが常だ。
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市場からつながる路地には問屋や露天、食品工場が軒を連ねていた。
野菜はモチロン、打ち上がったばかりの麺を裁く店、
大きな蒸し器で饅頭を暖める店、
好奇心が募る店先が次々に目の前に広がる。
日常生活の塊のような路地で、
カメラをかまえた異国人は十分にネタになるらしく、
顔をツッコむ店ごとに、奇異な目で見られる。
それでもイヤがられるわけではなく、
どこでも笑顔と明るい大声が迎えてくれるので、
ファインダーを覗く身としては気がラクだ。
もう少し北京語ができたなら、
もう少し交流ができたかもしれないが、
言葉もわからない「ヘンな外国人」だからおもしろがられているのかもしれない。
気兼ねなく呼び止められ、話しかけられる声に、
「わからなーい」「コンニチハ~」「ありがと~」を繰り返し、路地を進む。
化粧っ気のない店のオンナのコや下着で遊ぶ子供、
仕事しながら酒をあおっているオヤジサンなど、
普通の人が普通の格好で普通の毎日に普通の生活を送っている。
そういえば子供の頃、
下着でうろつくオヤジサンはいたし、
パジャマで立ち話をするオバチャンは珍しくなかった。
オサガリを着ている子供は当たり前で、
路地や道路が普通に遊び場だった。
戦後の日本こそ知らないが、
ちょっと前まではこんな風に生活していたのだ。
いつの間にニオイのない国、熱気のない生活になってしまったんだろうか。
気取りのない人々の過ごし方と表情がかつての時代に重なった。
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日常的生活 @Dongguan [China]
朝食後、みなと別れ、市場に向かった。
前日の街歩きで目をつけていた市場があり、
地元色も濃そうなその場所にズブズブと入り込んでみた。
メンバーのホトンドはフェイシャルや洗髪の価格に惹かれ、
マッサージ店に向かった。
旅の疲れをたっぷりのマッサージでほぐしてもらうのも悪くない。
ただしマッサージが好きであれば、のハナシだ。
こちらとしては、ひたすら街歩きが癒し。
日々の生活に入り込み、普通の人々の表情を眺めているのが楽しい。
海外での会話はコノ1冊で心配なし!
街なかに建ち並ぶ近代的なビルや高層アパートに比べ、
市場はあいかわらずの中国の古いスタイルのままでエネルギーを放っていた。
コンクリートの台には安っぽいタイルが張られ、
その上にむき出しの肉や魚、野菜が乗せられている。
市中の建物がいくら近代的になったとしても、
市場は時間が止まったように、
素朴で相変わらずのニオイとパワーを放っていた。
午前中の市場は活気があって、
店の買出しをする店主や今夜の惣菜を求める主婦が入り混じっている。
目の前を商品が飛び交い、お金が行き交う。
活気の向こう側では、
ひと仕事終えたオヤジサンが台の上でうたた寝をしているし、
狭い通りではサッカーをしている子供もいる。
普通の日常が繰り広げられているそんな場所では、
無目的に歩いている外国人は奇異な存在だ。
カメラを持っているだけで好奇の目にさらされるし、
カメラを向けるだけで笑いの的になる。
日常生活にお邪魔する立場としては、
気を使いながら、声をかけながら、繰り返しシャッターを押しているのだが、
ここでは誰もがフレンドリーなのが意外だった。
食材を撮ろうとすると、
ジャマなカゴをどけてくれたり、値札をそろえてくれたり、
調理するオバチャンを撮ろうと構えると、
となりの店のオバチャンが茶化してきたり、
カメラ片手の奇妙な日本人をおもしろがってくれるのだ。
子供たちは自分たちを撮ってくれ、とせがんでくるし、
働くオヤジサンの姿をとらえた画をデジカメのモニターで見せると、
大きな笑顔が帰ってくる。
東莞というこの土地の気質なのだろうか、
あるいは南の人特有の明るさだろうか、
それとも退屈な日常に紛れ込んだ奇妙な旅行者をおもしろがっているのだろうか。
こちらが恐縮することもなく、たくさんの画を撮ることができた。
観光地でもなんでもない普通の市場の空気がとても柔らかかった。
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現代服務業 @Dongguan [China]
夕食はそれぞれが街歩きで拾ってきた情報交換の場となった。
昨日と同じレストランに繰り出すのは芸がなかったが、
昨夜、会計を済ませた帰り際に、店のマネージャーから、
思わぬ提案を受けたのだった。
「今、焼乳猪(チャ・ルー・ジュー=子豚の丸焼き)が安いですよ」
その単語を聴いて、全員が色めきたった。
「いくら?」
「サイズは?」
食べるのが好きな旅馴れた面々が矢継ぎ早やに質問を重ねる。
みな北京語がわからないくせに、食べ物の名前には敏感なのだ。
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「肉の重さにもよりますけど。
今はキャンペーンをしているので、一匹250元程度ですね」
「4000円ぐらいじゃん」
全員で目を丸くし、マネージャーの申し出にまんまと食いついてしまった。
気づけば誰かが代表して、手付金を払っていたのだ。
その子豚ちゃんをかじりながら、午後の歩みを語り合う。
「しかし、あれだね、ここの料理もそうだけど、
人が介在するものはさすがに安いね、この国は」
「たしかにタクシーも安かったなあ、
強盗対策か、ドライバーがカゴに入っているのは笑えたけど。
いわゆる『サービス業』の類は全部安いね、さすがマンパワーの国だ」
「やたらとあるマッサージ店を訪ねてみたんだけど、安かった。
あ、マ・ジ・メなマッサージね。
どこかの運転手が売り込んでくるようなエッチなやつじゃなくて」
「昼間からそれはないでしょう。で、どうでした?」
「店によるんだけど、フェイシャルや足マッサージ、
中国式の全身マッサージとか、アロマオイルのマッサージとか、
なにしろ種類は豊富だね」
「へえ、意外ですねえ」
「洗髪やフェンシャルのみなら、40分20元だぜ。
全身やってもらっても100元程度、しかも2時間だって」
「すごいね、それ」
「みんなで飲んでいるこのお茶の葉のほうが高いじゃん」
「確かに価格水準がわからなくなるよな」
「ソウルとか台湾とかから来ているビジネスマンに、
ものすごい人気があるらしいよ。
馴れたビジネスマンは、家族旅行とかでも来るらしくて、
エステでリラックスして、おいしい中華食べて帰るらしい」
エステ店のマネージャーから聞いてきたという話を披露する。
「彼らに日本のマッサージ店の値段告げたらブッ飛ぶだろうね」
「2時間1500円だからね、ありえないプライスだよ」
「おれ、明日、取材の合間に行こうかな」
誰かがポツリとつぶやいた。
平均年齢が意外と高いこのチーム、あながち冗談ではなく、
みながその思いに同調しているようだった。
動きの多い旅先はけっこう疲れが溜まるものなのだ。
マッサージが苦手な身としては、その間に街でも歩くかとぼんやり考えていた。
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電脳城探索 @Dongguan [China]
午後はそれぞれ別行動で探索に出かけた。
当てもなく動いてみて、掘り出し物を探し当てましょう、
とそれぞれの方向に散らばった。
午前中の街歩きで気になっていた場所があったので、
そこまで戻ってみた。
広い歩道を歩いていると、
ビルよりも大きいのではないか、と思わせるほどのカンバンが見える。
あいにく北京語は読めないが、
漢字と煌びやかな女性が並ぶ絵面から想像するとナイトクラブの広告か。
なんでもアリというか、無法というか、
街のど真ん中にナイトクラブのカンバン、それもかなりのケバさ。
しかもアッチコッチに頻繁に建てられているのですね、
夜遊び系の広告看板が。
このあたりも新興の「中国」の表情なのですね。
さすがに気が引けて、カンバンは撮影しませんでした。
「天源電脳城」とバカデカイ文字で記された建物に入ってみた。
案の定、中はギッシリ電気店、PCショップがひしめき合っていた。
そう、中国語で「電脳」はPCのことなのですね。
シンガポールやタイなどアジアの街でよくあるパターンのビル、
シンガポールなら「シム・リム・タワー」、
バンコクなら「ITセンター」のような秋葉原を凝縮したようなビル。
上から下まで電気関連、PC関連の店がビッシリ軒を連ねている。
画的には映えるものもなく、フロアを一回りして、価格調査。
自分のモバイルPCで使うための超小型のマウスを購入し、建物を出た。
エアコンが効いた建物から出ると、10月とは思えない日差しが照りつけた。
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雪梨汁品味 @Dongguan [China]
汗ばみながら、街歩きを続けた。
「そろそろ腹減ってきたよね」
誰かが言い出し、時計を見るとすでに昼時を過ぎていた。
写真を撮り、探索して歩いていると、時間の経過を忘れる。
「適当に昼飯、やっつけましょう」
ということで、手近な食堂を探し、飛び込んだ。
昼飯時を過ぎていたが店内はけっこう混んでいて、
店員に促されるまま、二階へ上がり、テーブルに着いた。
牛肉飯や麺などメニューから適当に頼み、
水分捕球にアイスコーヒーや水など、好みの飲み物をオーダーする。
「シークワー、イーペイ(西瓜、一杯)」
こちらを見たウェイトレスにブロークンな北京語で、
いつもの「スイカジュース」を頼んだ。
アジアに来たときはいつもコイツなのだ。
「あ~、おれもそれにすればよかった」
カメラマンが嘆く横で、
ローカル・ガイドは「シェーリーツー」というモノを頼んでいた。
地元の人間が頼むものにすぐに興味を惹かれるのが悪いクセ。
あるいはただ子供っぽいだけなのかもしれない。
「なに?それ?」
「日本にもある果物ですよ~。当ててみてください」
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差し出されたメニューから、飲み物の欄に目を走らせる。
「って、わかんないよ。シェー?リー?」
「漢字見るとすぐわかっちゃいますね~、雪・梨・汁です」
「ナシ? そりゃあ、日本にあるけどさ、ジュースにはしないぜ」
「え~。日本ないですか? ナシ・ジュース、ないですか?」
「ナシ、ジュース、日本、なし~」
誰かがくだらない駄洒落を重ねる。
「日本にはさ、西瓜のジュースもないんだよ。
純粋にジューサーで絞ったスイカ・ジュースは、
あんまりポピュラーじゃないんだ。だから旅先でいつも注文するんだ」
「じゃあ、飲んでみてください。もうひとつ頼みましょう」
「梨のジュースなんか、おいしいのかあ」
彼は間髪いれず、追加注文をいれてくれたが、
日本人一団は嫌疑の表情だ。
やってきた「梨ジュース」は梨をかじるのとは異なり、
生まれてはじめての感覚に驚かされた。
回し飲みしてみると日本人軍団総ノックアウト。
旅馴れた舌が肥えた性質の悪い軍団にも関わらずだ。
予想以上に甘く、さわやか。
雪梨汁6元、西瓜汁も同じく6元だ。
「これ、砂糖入ってないよね?」
「そのままですよ、ジューサーで絞っただけ。家でも作りますよ」
「日本じゃ、果物をこんな風に手軽に摂らないよな。
第一、日本じゃ高いもんな、果物の類は」
誰かが、ガイドに説明するように語りながら、呟きを漏らす。
「もう一杯、人数分頼んでよ」
なにげない街の食堂、これも旅の出会い。
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珈琲・紅茶・喫茶 @Dongguan [China]
朝から気温が高く、南の地にいることを実感させられる。
10月の中旬というのに、半ソデ短パンで十分な陽気。
少し歩くだけで汗ばんでくる陽気で、
建物の中はキッチリ冷房が入っている。
時折、10月であることを忘れてしまいそうだ。
日差しが照りつける秋晴れの快晴、というわけではなく、
薄霞のようなよどんだ空が広がっている。
昨日は実質移動日だったので、今日から東莞探索が始動。
目新しい店や気になるレストランを探り歩く。
観光スポットや名所旧跡でないので、やはり足が勝負。
ローカル・ガイドの通訳を頼りに、
地元の人に目ぼしい店を訪ねてみたり、
アレコレ探ってみたりしては、ほうぼう歩く。
東莞の街自体は日系の企業が工場を抱えているので、
日本料理屋や居酒屋などもチラホラ目に留まる。
見知らぬ土地では日本料理屋に飛び込み、
店主や日本人スタッフも貴重な情報源になりうるのだ。
「現地のことは現地の人に聞け」これは旅の鉄則。
その鉄則に従うようにおもしろいネタが潜んでいた。
人気の「喫茶店」があるらしい。
それも流行りの「カフェ」ではなく、「喫茶店」なのだという。
教えられた店を目指し、大通りを彷徨った。
その店は本当に「喫茶店」で、
カウンターがあり、ソファーとテーブルが並ぶ、まさに昭和のスタイルだった。
メニューはというと、
日本の喫茶店のように好みの豆を選ぶことができ、
おまけに背の高いコーヒー・ポットで数杯分が提供される。
豆やコーヒーの種類にもよるが30~40元(1人民元≒15円)はするので、
少し高めのお値段設定だが、ポットで供されるのでお得感はある。
「ここって、日本人がオーナーなのかね?」
「今聞いてもらったら、違うらしいよ」
「完全に日本で喫茶店を気に入った人が店を出した感じだな」
「完璧に模してますねえ」
「オシボリまで出るからね、ハンパじゃないね」
地元のビジネスマンや労働者で混み合う店内で、
カメラマンやガイドと好き勝手なことを話していると、
ウェイトレスが注文をとりに現れた。
それぞれが好みの豆や淹れかたを伝え、また話に没頭した。
「おもしろいね、日本じゃ衰退している喫茶店がこんなところで人気とは」
「これみてよ」
差し出したメニューには、「ハイティ」の文字が躍っていた。
午後の限られた時間だけ、
コーヒーとスナック類がセットになっているらしい。
「ハイティ」とは夕食までオナカをもたすための英国の古い習慣で、
かつての植民地であった香港では「アフタヌーン・ティ」、
シンガポールでは「ハイティ(ハイヌーン・ティの略)」と呼ばれていて、
彼の地では今もその習慣が残っている。
この店の「ハイティ」はコーヒーを一品注文すると、
トーストやサンドウィッチが無料でついてくる、らしい。
メニューにはパン類ばかりでなく、炒飯や炒麺の文字まで並んでいた。
本来、スコーンやビスケット、小さいサンドウィッチなど
小腹を満たすものがほとんどだが、これじゃあ、ガッツリランチメニューだ。
しかもコーヒーに焼ソバって合うのかなあ。
所変われば品変わる、か。
このアタリがさすが中国。
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晩餐・夕餐・正餐 @Dongguan [China]
街歩きで午後の時間を費やし、気づけば夕食の時間になっていた。
今回の行程では、ドコでナニを食べるかは状況しだい。
ヤッツケで屋台のメシを放り込むこともあれば、
キッチリしたレストランに出向くことも。
とりあえず旅の動き次第のイキアタリバッタリなのだ。
「東莞に移動してきた初日なので、
おいしい海鮮でもたべましょうか」
というローカル・ガイドの提案で、
ホテルから近い他のホテルが抱えているレストランへ。
自分たちのホテルには朝食を提供するコーヒー・ショップしかなく、
徒歩で5分ほど出向くことになった。
予備知識もなにもなくつれられてきたレストランは、
一階部分に水槽や生簀を備えた、やたらとデカイ店で、
このあたりも「中国っぽさ」をヒシヒシと感じた。
それぞれが食べたいものや好みをいうと、
ガイドが店員にそれを伝えてくれる。
自分で食べる魚や海産物、おまけに野菜まで選ぶというのは、
ちょっとおもしろいスタイルだが、
料理に長けているか、食べることが好きじゃないと面白みはない。
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メニューを見て写真がないと文句をいう日本人には明らかにむいていないが、
この旅の面子は各国、各地、各所でいろいろなものを食い尽くしてきた面々だ。
それぞれが好き勝手をいっていると収まらないね、
ということで、一人一品受け持つことにし、
調理される前の獲物を眺め、ガイドと店員にそれぞれがリクエストを伝えた。
至らない部分、足りない分はガイドが補ってくれるだろう。
やはりこういうときは現地の言葉ができる現地の人間がいると、
旅の幅が広がって、助かる。
え? なに食べたかって?
イヤだなあ、みなで楽しく食事しているときに、
料理の写真を撮るような無粋なマネはしませんよ。
一人メシならのんきに撮るでしょうけど、
それもまあ、忘れることが多いわたくしでございます。
そうそう、開高健氏の著作から、蒙古の古いことわざをひとつ。
<愚者は食べ物の話をし、賢者は旅の話をする>
―で、あるならば、わたしは愚かな旅人であろうか― 開高 健
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道路的情况 @Dongguan [China]
東莞の街はかつて巡った中国の街と異なっていた。
珠海の街のようにゴチャゴチャしていないし、人も多くない。
道路も広く、クルマも整然と走っている。
おまけに誰もが信号を守っているし、
キレイで新しいモデルばかりが走っていた。
ツアーでくりかえし巡った北京や西安、上海に蘇州、
桂林、杭州、広州、深センなどの街は、
どこも例に漏れず、「黄砂」の季節でもないのにホコリっぽかった。
道路を走るのはボンネットとドアの色が異なるようなオンボロ車ばかりで、
トラックやバスは競う合うかのように濃い排気ガスを吐き出していた。
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数分いるだけで鼻毛が音を立てて伸びそうなぐらい、
空気は濃厚に汚れていた。
道路は広く、車線もたくさんあるのだが、
クルマもバイクも自転車も歩行者も信号を守る気配がなかった。
バスの中でマイクを握った現地のガイドは、
「チュウゴクの信号、青は『ススメ』、
黄色は『気をつけてススメ』、
赤は『急いでススメ』です」
と冗談交じりでいっていた。
自分たちの乗ったバスが、負けじと交差点に突っ込んでいく状況を見て、
このジョークを笑う客はいなかった。
2年前に訪れたヴェトナム・ホー・チ・ミンの道路が、
かつてのそれに似ていたなあ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-09-27
さすが社会主義国、東莞の街の道路も広く、車線が多い。
交差点では誰もが信号を守り、整然とクルマが流れていく。
滅多やたらとクラクションを鳴らすクルマは少ないし、
道路を埋め尽くす自転車の数も少ない。
漢字のカンバンがなければ、アメリカの田舎町のようにも思える。
それでも街を離れれば、多車線どころか、
未舗装の道路が街と街をつないでいたりするからものすごいギャップだ。
キレイに区画された街の中心には高層アパートメントが立ち並ぶ。
入口にはゲートがあり、警備員がIDチェックをしている。
日本でいうところの「高級マンション」が乱立しており、
アッチコッチで新しいビルが建てられている。
急成長のこの国には「世界的不況」という言葉は関係ないようだ。
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酒店・賓館・酒家・旅荘 @Dongguan [China]
部屋の扉を開けるとコンセプトに彩られた装飾が待ち受けていた。
デザイナーズ・ホテルの内装は、
「Hole Habit(洞窟)」「Azure(蒼碧)」など、
つけられたテーマごとに部屋の造りが異なっている。
自分たちの部屋に荷物を放り込むとお互いの部屋に足を運び、
それぞれがそれぞれの職業目線でチェックをはじめていた。
ちょっとした「内覧会」の開催だ。
「テーマごとに部屋が違うのはリピーターが増えそうだね」
「これってひとつ間違えるとラ○ホテルだよな」
「あるいはそこからヒントを得たんじゃない?」
「オーナーが日本に来たことがあったらおもしろいね」
「凝った造りだけど、メインテナンスが大変だな、コレは」
旅や取材のプロだけに、口から出る言葉は勝手放題だ。
モチロン自分を含めて。
「ついでに他の部屋もインスペクションできないかな」
「今日じゃなくてもいいから、滞在中に違う部屋に変えてもらうか、
あるいはマネージャーのヒマな時に他の部屋も撮らせてもらおう」
少しばかり興奮した気分を抑え、現地ガイドにその旨を伝えた。
アメリカでは10年ぐらい前から、
「デザイナーズ・ホテル」や「ブティック・ホテル」といった、
コンセプト・ホテルが急成長を遂げている。
ただ眠る場所、ではなく、
滞在自体を楽しみ、
そのホテルに滞在するために来てもらおう、というのが、
これらのホテルの切り口でもあり、
新しい旅のスタイルの提案でもあるのだ。
アメリカ取材の際、何度かそういうホテルに滞在した経験があったが、
ここ東莞の「デザイナーズ・ホテル」もそれらに負けない造りだ。
ニセモノ天国・中国にありがちな安っぽさがまったくないことに
みながかなり驚かされた。
なかには「ケバい」といってもいいような奇抜なデザインの部屋もあったが、
シックでシャレた造りの部屋もあり、
デザインに偏りがないところがかなり驚きだ。
自分たちが宿泊する平均的な価格帯の部屋で288元、
1元は15円を切っているので一泊朝食付きで¥4,000しない値段だ。
市中のデザイナーズ・ホテルにこの値段で宿泊できるのは、
中国との物価差の恩恵以外のなにものでもないだろう。
「部屋で荷物を広げたら、少し街を歩いてみましょうか」
時間を決め、ロビーに再集合し、ホテルを離れた。
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東莞へ @Dongguan [China]
珠海で数日を過ごし、次のスポットへ。
到着したのは「東莞」の街。
北京語の読みはトングワン、
アルファベット表記だと「Dongguan」ですね。
珠海からほぼ真北に位置するこの街はバスで2時間ほどの道のり。
我々はチャーターしたバンの運転手が、
頼んでもいないのに高速を荒っぽく飛ばすので、
1時間チョットでたどり着くことができた。
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初めて訪れたこの街、
最初の印象は混沌や雑然が入り混じった珠海の街とはかなり違ったものだ。
道路は整然としていて、広くきれいに整備されている。
海沿いの蒸し暑さは消えたが、
10月にしては半そで短パンがあう陽気で過ごしやすい。
ノイズが減り、人が減り、ホコリっぽさも減っていた。
中国らしくない整然さが出迎えてくれたのだ。
滞在した珠海を記していないのは、
掲載媒体がまだ未発表で、ここでは掲載できないのです。
画像も使えないので、足を伸ばして、ともに東莞へまいりましょう。
街歩きの前に荷物を放り込むためにホテルへ向かう。
チェックイン可能な12時には早すぎたが、
フロント・マンは快く受けてくれた。
このあたりも中国が少しずつ変化している現われだろう。
かつてはみんなが「公務員」、
「融通」のカケラもありませんでしたから。
東莞訪問に際しては、
ガイドがイチオシの「デザイナーズ・ホテル」を手配してくれていたので、
みなでかなり楽しみにしていたのだが、
このホテルにまずは先制パンチを食らうことになる。
このホテルから東莞のオドロキがはじまるのだ。
高速をひたすら飛ばすバンの中で、
「しょせん、中国の『デザイナーズ・ホテル』だよね」
などと揶揄して時間を過ごしていた。
ガイドはかなり自信があるらしく、
「まあ、楽しみにしておいてください」
なんてコメントで、みなを煙に巻いていた。
なにせ旅馴れた面々、
自分を含めて、世界各地でさまざまなホテルに泊まり歩いているメンバーなのだ。
「中国のガイドさんがなにをおっしゃる~」的な気分で、
それぞれが退屈な高速からの車窓を眺めていた。
高い吹き抜けを有する明るいフロントで鍵を受け取り、部屋へ向かった。
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中国式 @Zhuhai [China]
遅めの朝食を摂ることにした。
マカオのホテルは朝食がついていなかったので、
チェックアウト直後にクルマに乗り込み、
流れのまま、越境していた。
珠海のボーダーを越えたことで気持ち的に一息、
そのせいか、みなが空腹を覚え、一服することに決まった。
ターミナルの地下に潜り、店を探す。
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コーヒーショップでもよかったが、
混んでいるヌードル・ショップに気を惹かれ、その店に席を探す。
さっさとかき込んで、待ち受ける行程に移りたかったので、
5名分の「牛肉麺(ニューローメン)」を注文。
こういうときは注文を合わせたほうが早い。
現地ガイドがウェイトレスに声をかけると、
「会計を済ませてから」とつれないお答え。
レジでお金を払い、伝票をもらい、オーダーが入るらしい。
これって「中国式」?
社会主義国では、こういう段取りの悪い方法がよくある。
食い逃げ防止策なのだろうか、よくわからない手法。
入口は狭く一つしかないので、
逃げられるような店のつくりじゃないのだけどね。
やってきた牛肉麺を腹に放り込む。
混んでいた割にはアベレージの味。
「できたて」であることが救い、という程度だ。
時間のないときに駅の立ち食いそばをかきこむ感じかな。
とりあえず燃料を入れ、面々の表情に落ち着きが現れる。
越境して、一時間も経っていないが、
メンバーそれぞれが現地の空気への体勢が整った感じだ。
店を出るとさきほどのタクシー・ドライバーが、
またまとわりついてくる。
「どこに行くんだ?」
「いくら出せる?」
同じ会話の繰り返し。
現地の雰囲気に慣れてきたメンバーも、客引きのあしらいがこなれてきた。
現地ガイドの冷たさに負けない素振りで、
話しもせずに、近づく運転手を眼で殺している。
彼は見込みのない客にいつまでへばりついているんだろう。
あるいはそれも「中国式」のやり方なのだろうか。
用意されていたチャーター・バンに乗り込み、ボーダーのすべてから離れた。
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混沌と混沌 @Zhuhai [China]
珠海の町は雑然としていた。
国境ゲートにはバス・ターミナルが隣接していて、
ここからさまざまな地方に出向く人たちで混みあっている。
大きな荷物袋を引きずって歩く人、
小さな子供の手を引き歩く親子、
疲れて自分の荷物の上に腰掛けている人・・・。
誰もがどこかを目指しているかというとそうではなく、
旅行者がたくさん集まるところには、
アヤシイ輩やなにをしているのかわからない人も数を増す。
先進国ならまだしも遅れている国ならそのアヤシサは倍加する。
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コギレイな身なりの自分たちを見つけて、
さっそくタクシーの客引きがやってくる。
現地のガイドが言葉も冷たく、彼らをあしらう。
それでも自分たちについてくるところが意味不明だ。
待っていても再オーダーはないのだよ、ドライバーくん。
旅先で日本人を困らせる物売りや客引きには、上手にあしらう方法がある。
客引きと目があったら、人差し指を一本立てて、左右に振る。
大体は向こうがコレで察してくれる。
「いらないよ」のサインなのだ。
客引きだって、アテにならない客には声をかけたくない。
これは世界共通、これで各国を気楽に歩けます。
値段を聞いたり、行き先を告げたり、欲しいものをいったりしないこと。
「しゃべる」ということは「興味がある」と思われるからだ。
無愛想にできなくて、つい親しげにしゃべってしまうなんて、いいカモです。
指を振り、それでもまとわりついてくるなら、
現地の言葉で「NO」や「いらない」の一言を。
英語圏なら「ノー・サンキュ」、フランス語圏なら「ノン・メルシ」、
ここ中国なら「プイ・ヤオ(不要)」でOKです。
声を荒げたり、冷たい態度をとる必要もなく、
キチンと「いらなーい」と告げることが重要。
日本人は生活の中で「ノー・サンキュ」=いらない、
という言葉をあまり使いませんからね。
道を行き交うクルマが吐き出す排気ガスが濃く、
街なかはどことなくホコリっぽい。
明らかに空気がかさついている。
あのゴチャゴチャしていたマカオが整然としていた気分にさせられる。
街のドコを歩いても人が多く、
クルマも多く、ノイズもホコリも多くて面食らう。
もはやマカオが懐かしい。
マカオの「混沌」を越え、本土の「混沌」が出迎えてくれた。
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珠海から本土上陸 @Zhuhai [China]
9時にホテルを発った。
現地スタッフを含めて5名になったので、
タクシーに分乗せずに、バンを呼び、国境に向かってもらう。
マカオはすでに1999年にポルトガルから返還されているので、
「国境」というのは変な話だが、
マカオと隣接する珠海はともに「経済特区」なので、
いわゆる「国境」が存在している。
マカオも香港同様、「一国二制度」の元に置かれているので、
この制度と「経済特区」の珠海の境とが存在するわけだ。
同じ「中国」なのにややこしいですね。
MACAUというのは英語の綴り。
統括していたポルトガル語の正式名称は、
『Cidade do Nome de Deus de Makau Nao ha Outra Mais Leal』
う~ん、長いな。
意味は「もっとも忠貞なる主の名の街・マカオ」だそうです。
中国語では澳門。
北京語でアオメン、広東語でオウムンと発音します。
「漢字」であるとそのまま日本語読みされてしまうので、
現地ではけっこう厄介。
「北京」「上海」なんかカワイイほうで、
日本語では通じない地名がホトンドです。
「桂林」「広州」なんて読むかわかります?
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10分ほどで「国境」に到着。
人の波に導かれるように越境ゲートへ向かう。
午前中だというのにかなりの人の数だ。
外国人なので、出入国カード(EDカード)を記入し「外国人専用」のゲートへ。
日本人はかつては「観光ビザ」の申請が必要だったが、
改定され、滞在2週間までは「ビザ」省略で入国が可能になった。
ちなみに「ビザなし」ではないですからね。
「ビザなし」で入国できる国などありません。
あくまで発行を「省略」「免除」しているだけです。
入国日のチョップがビザの代わりですのでおまちがえなく。
外国人のゲートは空いているが、
「本土人」のゲートは都内駅の改札並みに混雑している。
制服姿がチラホラ目に付き、さすがにこのエリアで撮影する気にはなれなかった。
パスポートにチョップをもらい、いざ中国。
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オリジナル画像はコチラ↓の「Stocks」欄にUPしてあります。
はじまりはマカオから @Macau -中国紀行- [China]
マカオのホテルに到着したのは日付も変わる時間だった。
用意してくれていたホテルは、
タイパ島の「ベストウェスタン・ホテル・タイパ」。
正面玄関には「澳門格蘭酒店」と記されている。
空港から近い、という話の通り、
タクシーの車内に落ち着く間もなく、ホテルに到着した。
4~5年ぶりでやって来たマカオは相変わらずの陽気で、
10月の頭というのに深夜でも半ソデで十分だ。
考えてみるとマカオには数え切れないほどやってきているが、
タイパ島もマカオ空港もはじめての経験ということに気づいた。
今回は観光局アレンジの「現地取材」ということで、
宿や交通手段、たぶん食事も心配しないで済む旅だ。
いわれたままにアチラコチラと連れ回される数日が続くことだろう。
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現地の面々とは明朝落ち合う予定だったので、
到着日のこの日だけは手探りで歩く一日。
といっても深夜の到着なので、数時間のオハナシだ。
「ホテルの近くで夜食が食べられるところありますか?」
玄関から眺めた通りは、果てしなく心寂しかった。
すでに日付は変わっている。
右も左もわからない島なので、フロント・マンに尋ねた。
「ホテルを出て右の通りを進むと、
深夜でもやっている店が数軒ありますよ。
マクドナルドが目印で、その向こうにあります」
「ありがとう。わからなかったら、
最悪、ハンバーガーでも食べるよ」
一緒に到着した面々に店があったことを伝える。
フライトで疲れたカラダをそのままベッドに放り込んでもよかったが、
移動で高ぶった状態では、なかなか寝つけなかったりする。
ビールでも交わせば、気持ちもほぐれるだろう。
空腹、というよりも、少しでも早く街に馴染みたい、
というのが本心だったのかもしれない。
すっかり秋めいていた日本の気候に合わせた長袖や上着を脱ぎ捨て、
短パンに履き替えて、ロビーに集まった。
5分ほど歩くと麺の店と飲茶の店が軒を連ねていた。
片方はガラガラで、もう片方は空席がないほど混んでいる。
こういう場合、旅先では迷わず、混んでいる店に入るのが鉄則だ。
「點心」と書かれた扉を押し、店内へ。
日本では「飲茶」という名称がポピュラーだが、
これは「お茶を飲みながら、点心を食べること」を表すので、
店の看板などではあまり見かけない
広東や香港など南の地方で食べられることが多く、
広東人の食習慣がオリジナル、といわれている。
そのエリアで使われることが多い広東語では「點心」と記し、
北京語の簡体字では「点心」、読み方は「ティム・サム」です。
中国語は北京語も広東語もわからないが、
漢字で記されたメニューは読むことができる。
「點心」を数点頼み、「粥」を人数分注文した。
白い霧を吐き出しながらがんばっているエアコンを背に
冷えたビールを酌み交わすと、
アルコールと一緒に他の客の喧騒がカラダに浸み込み、
ココロが異国の空気に溶け込んでいく。
深夜だから、という理由でなにげなく頼んだ粥は、
火傷するほど熱かったが、みなで顔を見合すほどの絶品だった。
生涯食べた中でも三本の指に入るほどうまいシロモノだったのだ。
マカオを起点とした「チャイナ紀行」がはじまった。
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かえりました! from CHINA [China]
帰国しました!
10日ちょっとのチャイナ紀行、
マカオからはじまり、珠海から本土上陸、各地を転々としてきました。
現地のホテルはLAN整備されていたんですが、
レストランや街探訪で深夜まで動き回っていたので、
ホテルに帰るとPCを開く気力もなく・・・
すっかりブゴグ更新が滞りました。
10年ぶりぐらいのメインランドでしたが、
かなり激変でビックリの連続。
ホテルは最新に摩り替わっていますし、
悪評高い「中国のトイレ」もかなり改善されてます。
アメリカ並みに広くてキレイなところもあれば、
まあ、スンゴイところもあるので、
こちらはブログのネタとしても取り上げますね~
ホテルはWi-Fiは少なく、
ホトンドが室内にLANケーブルが置かれ、「ご自由にお使いください」状態。
PCがあれば無料で使えるので、利便性は上がってます。
連日の中華料理、しかも食にうるさい面々が同行していたので、
かなり美食の日々。
といっても高級料理でなく、
普通の食事でも調理法をリクエストするような凝りよう。
まあ、食べまくりました。
「あなたは好き嫌いがないから、注文の甲斐があります」とローカルガイドの弁。
お世辞なのか、カラカワレテいるのかはわかりませんが、
「納豆以外なんでも喰える」のは添乗員時代からのウリ文句でございます。
中華は大好物、しかも出てきたものはなんでも食べたので、
たぶん肥大化していると思います。
デブ化しつつ、ガンバッてブログ更新していきますので、
またまたお付き合いのほどを。
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