2024-01-01から1年間の記事一覧 - Everything you've ever Dreamed

Everything you've ever Dreamed

ただの日記です。それ以上でもそれ以下でもありません。

2024-01-01から1年間の記事一覧

初代死霊騎士団長就任と役職手当8千円の謎

体調不良で休職していた東海営業所の責任者が退職することになった。東海営業所は新設された拠点のため軌道に乗っていない。会社上層部が立てた対前年売上400%という無謀な目標の達成は絶望的である。このように課題は山積みなうえ、後任の目途は立って…

君ははじめて見たブラのことを覚えているかい?

25年前、僕は二十代の若者で、仕事に追われる日々を送っていた。誇張抜きに実家と職場を往復するだけの毎日。自宅の近くに幼稚園バスが送迎にやってくる場所があって、僕は毎朝、バスを待つ親子と目を合わさないようにして通り過ぎていた。ある日、バスを…

パートさんと現場で働いたら「年収の壁」より厄介な「圧力」の存在に気づいた。

僕は食品会社(中小企業)の営業部長、相変わらず現場の人手不足は深刻で、僕もシフトの穴を埋めるためにパートさんと混じって惣菜工場で働いている。今月末までは週2日、年末になると週5日は惣菜工場で稲荷ずしをつくることになりそうだ。営業部長なのに……

中山七里『超合理的!ミステリーの書き方』が色々な意味ですごかった。

超合理的! ミステリーの書き方 (幻冬舎新書) 作者:中山七里 幻冬舎 Amazon 会社勤めを愛し、会社に裏切られ、会社勤めを憎んだ。家族に退職を切り出しても「辞めてもいいけど今以上の収入を確保せよ」と諭され、逃げ道がなくなった。能力や特技もない。若さ…

パートさんと現場で働いたら「年収の壁」よりヤバい「第二の壁」の存在に気づいた。

僕は食品会社の営業部長。会社の規模は中小企業だ。新規開発営業が僕の仕事だが、人不足のためときどき食品工場(惣菜工場)に入って、パートさんと一緒に働いている。実際にパパートさん(全員が主婦である)と働いていると、103万や130万といった「年収の…

私たちは「指示待ち人間」とどう向き合えばいいのか?

上司が部下の面倒を見るのは仕事だ。だからたいていの事は仕事と割り切ればいい。しかしながら、部下が「面倒をみてもらった」という自覚をまったくもたないモンスターだと虚しさに襲われ心身に負荷がかかる。どうやら僕はそのようなモンスターを部下に持っ…

大手企業の給食会社イジメがエグすぎる。

僕は、数年前まで給食会社に勤めていた。営業職だ。残念ながら、今も、給食とは完全に縁が切れていない。現在勤めている食品会社にも給食部門があるからだ。ただ、給食部門からヘルプがあるとき以外は関わらないので、給食の営業マンとしては半分引退状態に…

中小企業が食い物にされるのって多分こんな感じだと思うよ。

僕は食品会社(中小)の営業部長。僕が勤めている会社は、メイン事業は業務用食材の製造販売で、他に給食事業や各代理店事業を行っている。現在、給食事業以外は堅調である。なぜ、給食事業が不振を極めているのか。「食材の高騰や労務費の上昇で収益が悪化…

都合よく「ビジネスパートナー」という言葉を使わないでください。

僕は食品会社の営業部長。僕が勤めている会社では給食事業も行っている。一般の人はまったく知らないと思われるが、現在(僕の観測範囲になってしまうが)、給食業界では給食会社からの契約解除が増えている。20年ほどこの業界に関わっているが、こんな事…

競合他社が解約になったときは「双方」の話を聞くべき。

僕は食品会社(中小企業)の営業部長。最近営業先から「現在取引している業者と解約するから相談に乗ってほしい」という問い合わせを受ける機会が増えた。この手の話のほとんどは食品分野のなかでも「給食事業」である。話の内容もほぼ一緒。業者から人件費…

パートさんの代わりに現場で働いたら「壁」の存在に気付いた。

僕は食品会社(中小企業)の営業部長だ。神奈川県に大雨被害が出た日、「どうせ営業はサボっているにちがいない」という先入観を持った会社上層部の命令で、出勤できなくなったパートさんの代わりとして、ヘルプで惣菜工場の現場に入り粛々とお稲荷さんを作…

こづかい値上げ交渉の下準備について僕がやったこと全部話す。

僕のお小遣いの額は月19,000円。この額は奥様の強固な意思によって、広瀬アリス(姉)と広瀬すず(妹)の関係が絶対に広瀬アリス(妹)広瀬すず(姉)にならないのと同じように、絶対に変わらないという絶望から改訂を諦めていたが、突如彼女の頭の中…

【ご報告】CPAP治療をはじめて1年になりました。

昨年7月にCPAPを始めて1年経った。CPAPを始めたきっかけは、奥様が僕のいびきを心配したからである。僕に自覚症状はなかった。だが、彼女の言葉を信じるならば、工事現場のような騒音だったらしい。夜中、いびきに激怒して鬼の形相をした彼女に何度…

客を裏切った。

先日、客を裏切った。断ったのだ。営業という仕事には、条件や状況によっては断らなければならないときがある。断るのも仕事のうちと割り切るしかない。条件が酷すぎて話にならなかったり、客との付き合いが短かく関係が薄かったりする場合は「すみません」…

ぼくは脱サラができない

脱サラ、脱サラ、脱サラと日々唱和しているので、フィーリングやノリで言っているような印象を与えているかもしれないが、僕の脱サラは思い付きではない。10年前に立案され、着実に実行されてきた計画である。暴走ではない。家族のコンセンサスも得ている。…

とある値上げ交渉と契約解除の話が雑すぎる。

僕は食品会社の営業部長。長いあいだ同じ業界で営業の仕事をしていると、同業の営業職をはじめ関係者と嫌でも知り合いになる。で、いろいろな情報が入ってくる。「人脈をつくる」と鼻息荒くゴリゴリ作った関係性ではなく、仕事をするなかで自然発生した関係…

なぜ官公庁の食堂はうまくいかないのか、元給食営業マンが考えてみた。

僕は食品会社の営業部長だ。先日、とある官公庁の担当者から連絡を受けて話を聞いたら、税金を納める側からしたら、とんでもない仕事の進め方をしており、僕ひとりでは受け止めきれないのでシェアしたい。官公庁の食堂に係る仕事の進め方で記憶に新しいのは…

査定で死にかけた。

賞与支給から一ヶ月。車検と自宅リフォームで使い切り、パワプロの新作も買えず、そんな悲惨な記憶とともに賞与の存在を忘れかけていた今になって、部下からの「賞与の査定について質問があります」の声。なぜ今なの?さっぱり分からないが、話自体は「賞与…

会社上層部に丸一日マンマークで仕事を観察されて地獄だった。

会社上層部四天王に一日マンマークされて死にかけた。嫌な予感はしていた。「社員ひとりひとりが経営者意識を持ってほしい。皆さんとは待遇と立場が違うだけで目指す方向性は一緒です」と激ヤバ発言を繰り返していた会社上層部が、方針転換したのだろうね、…

ゆとり世代の元同僚のFIRE生活が僕のハートに火をつけました。

(12年前!のエピソード1) 2024年7月某日、猛烈な酷暑下の神奈川県某所。かつて「必要悪」を自称したゆとり世代の元同僚と再会した。会いたくはなかったが、暑さから逃げるように飛び込んだドトールコーヒーショップに並んだら前にいた。で、一緒に…

アレが硬くなりました。

ストレートな書き方になるが、長年硬くならなかった※ンコが、硬くなった。久しぶりで実感に欠けており、カッチカチの※ンコが自分のものとは思えない。暮れなずむ町の 光と影の中で硬くなっているそれは、藤子不二雄先生が描いたツチノコのようだ。※ンコとツ…

1999年夏、彼女の生涯最後の小説が、僕を。

七月になれば、きっとまた僕は、彼女の生涯最後の小説を読んだ、あの夏の夜を思い出してしまうだろう。一九九九年の七月、25歳の僕は、駅に直結したビルにある書店の文庫コーナーで彼女と再会した。彼女は二つ上の先輩で、会うのは数年ぶりだった。社交辞…

50歳男性。半生を振り返ったら酷かった。

僕チン50歳。早生まれなので学年は1973年生(昭和48年生)になる。世代ではイチローと宮沢りえが一番の有名人になるだろうか。 1974年2月神奈川県にて生まれる。以降現在にいたるまで神奈川県で生息。0歳児時点で、駅で見かけた常磐線のみに異…

「あなたは子供がいないから人生楽勝ですね」と言われた(2年ぶり春夏通算19回目)

先日、同僚から「部長は子供がいないから人生楽勝ですね」と言われた。失礼極まりない。このテーマはこのブログで何度も取り上げている。それだけ言われているということ。職場の同僚と学生時代の友人において50代で子供がいない僕は、圧倒的に少数派。目…

夫婦別姓より大事なもの

夫婦別姓が議論されている。つい先日も、経済界のボスっぽいおじさんが、夫婦別姓の導入を記者会見で主張していた。国際基準で仕事をする上で必要なのだろう。導入は、既に個人に対して番号が付与されているから、多少ドタバタする位で済むのではないか。社…

ぜんぶ「プロジェクトX」のせいだ。

ぜんぶ、「プロジェクトX」のせいだった。僕が勤めている会社上層部のクソ・ムーブが悪化したのは、今春放送開始の「新プロジェクトX~挑戦者たち~」の影響だった。上層部が週末の会議で「プロジェクトXみたいにできないのか」「土曜日に放送されているから…

人材流出阻止目的で臨時昇給を実施したら地獄の門が開きました。

会社が大荒れ。上層部が行った臨時昇給がその原因。一般的にポジティブなイメージのある昇給イベントで地獄になるのはめずらしいことである。説明しよう。当社は特に現場において人材不足状況が問題になっている。会社上層部は、人材流出阻止のため「ギリギ…

会社上層部に疎まれて着実に退職に追い込まれている。

僕は食品会社の営業部長、先日、ある問題社員を上層部から託された。営業部門は表向き「会社の看板を背負っている」と持ち上げられるが、他の部署でパッとしなかった人材が送り込まれてくる姨捨山のような場所でもある。僕は会社から珍獣使いとして評価され…

「大谷ハラスメント」は存在しませーん!

メジャーリーグのスーパースター大谷翔平さんに関する報道が加熱している。世界最高の野球選手がニュースになるのは当たり前である。だが、謎の正義感や妬みなどから大谷報道を気に入らない人が世間には一定数存在する。なかには加熱気味の状況を「大谷ハラ…

「配属ガチャ」は優しさでできている。

「配属先が希望と違う」と「配属ガチャ」を訴えて、入社即退職する新人の話題がこの季節の風物詩になった。「やってみないとわからないよねー」みたいなクソにも薬にもならない世の中の反応までがワンセット。僕は「配属ガチャ退職、別によくね? 」派。ガチ…