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ライカM11
5年ぶりに一新されたM型ライカ 外観比較とメニュー画面を掲載
2022年1月14日 19:00
ライカカメラ社が1月21日に発売するレンジファインダーカメラ「ライカM11」の外観とメニュー画面の写真をお届けする。ファームウェアが最終ではない状態とのことで、製品版では細部が変更となる可能性もある。ブラック(アルミ外装)とシルバー(真鍮外装)の2色展開のうち、今回はブラックをメインに撮影した。
外観
外観は、一見してM型ライカのどの機種なのか判別が難しいほど、伝統的なスタイリングを保っている。ライカM(Typ240)やライカM10を使ってきた人であれば、軽くなったブラックカラーを手にした瞬間に「軽い!」と驚くはずだが、外観で見分けるにはホットシュー部分の「LEICA M11」という刻印が最もわかりやすいかもしれない。
背面操作部は、近年のライカカメラに共通するシンプルさ。削除ボタンもない。アクセスランプは背面左手側のMENUボタン下から、背面右手側の十字キー付近に移動。ファインダー接眼部の下にあった輝度センサーは接眼部の右側に移動している。
底面は従来と明確な違いがある。ベースプレートがなくなり、USB Type-C端子が備わった。これによりUSB充電・給電やiOS端末との有線接続が可能になった。
ライカM11では測光をCMOSセンサーのみで行うように変更されたため、マウント内部に違いが見られる。測光方法は変わったが、2段式シャッターボタンによる「AEロック/露出計作動→レリーズ」の撮影操作に変更はない。
付属品
ビゾフレックス2
別売の外付けEVF「ライカ ビゾフレックス2」を装着した。ライブビューを背面モニターに表示した状態で接眼すると、アイセンサーにより自動的に表示先がEVFへ切り替わる。スクエアな形状が外付けEVFとしては新鮮。たっぷりとしたサイズのおかげか、接眼光学系の品位も高そうな印象だった。
ライカM10世代のビゾフレックス(Typ 020)との主な違いは、GPS機能を省略した点、金属外装になった点、約236万ドット→約370万ドットに高解像度化した点。上90度までチルトできる点は共通。
メニュー画面
MENUボタンを1回押すと、まず情報表示の画面が出てくる。下部に並んだアイコンをタッチすると、その項目の設定画面に遷移する。背面モニターの高解像度化もあり、日本語表示がキレイになったと感じる。
MENUボタンをさらにもう1回押すと、メインメニューの1ページ目が表示され、押すごとに2ページ目、3ページ目と進んでいく。近年のデジタルカメラではメニュー画面が50ページを超える機種もある中で、全5ページというメニュー構成は圧倒的に少ない。