2020年09月
2020年09月30日
◆1年ぶりに日本の地へ◆
PCR検査を終えた後、入国審査、税関へと進んだ。
税関検査の前で自分の順番を待っていると、麻薬犬が私の躰に纏わりついてきた。訊くところによれば、まだ、3歳とのことであるが、吠えることはなく、愛想があり、仕事熱心なお犬様であった。
第1ターミナル1階到着ロビーは、すべの店舗で営業をしていた。
しかし、新型コロナ前と比較して便数が少ないためか、旅行者をほとんど目にすることなく、ひっそり閑としていた。
横に長いこの到着ロビーの端にあるJAL ABC空港宅配で、スーツケースを自宅へ送るように手配し、近くにあった自動販売機で缶コーヒーを購入した。
1年ぶりの日本の飲み物で、煩わしい検査の後と言うこともあり、どこでも売られている缶コーヒーが、ことさら美味しく感じられ、幸福感に満たされた。
◆隔離ホテルの巡回バス◆
隔離ホテルを巡回している第1ターミナルのバス乗り場は、第1レーン1番乗り場近くにある。
巡回バス乗り場に設置されている案内には、運行されている2種類のバスの写真もあり、そのきめ細やかな説明に、日本にいることを実感した。
巡回バスは、9時15分から23時15分迄、1時間毎に運行されている。バスを15分ほど待っていると、大型バスが乗り場に到着した。
機内に持ち込めるサイズのスーツケースを、車内に持ち込もうとすると、ドライバーが不機嫌そうに「車内に傷がつくから、荷物入れに入れてください」とのこと。
このドライバーに、荷物を座席下にある専用の荷物入れに入れてもらい、車内へ入った。
4列シートの広々とした車内には、ビジネスマン1人、若い男女の旅行者2人と私の計4人であった。
内装は普通の観光バスであるが、異なっているところは運転席がビニールで囲まれていることである。
1列目の席に座ると、近くにいたビジネスマンから2列目以降に座ることを求められたので移動した。
午前10時頃に第1ターミナルを出発したバスは、まずはインターナショナルガーデンホテル成田、次にセンターホテル成田1、そして最後に私が宿泊するホテル近くに停車した。
なお、私が宿泊するホテルは、検疫所発行の3月24日付ホテルリストから落とされていたが、巡回ルート途中なので、近くまで送り届けていただいた(多謝)。
バスを降り、ホテルまで行く途中で、シールドを被った外国語を話す多くの人々とすれ違った。明らかに私が宿泊するホテルの客のようである。彼らの表情からは、日本の秋を満喫しているようであった。
◆意外。外国人宿泊客を多く見かける◆
更にホテルの車寄せにも、外国語を話している人々がたむろしていた。
外国人に対しては、日本への入国に制限があるにも関わらず、このホテルに宿泊している外国人の多さを意外と感じた。
フロント曰く、彼らは、自国に入国待ちしている人、及び普通の観光客とのこと。これらに加えて、9月から、外国人の日本入国が緩和されたことも、多少影響しているように感じた。
しかし、1階ロビー内バスルームにあった注意書きは、日本語、中国語、英語、韓国語、タイ語で書かれていた。
更に便器の高さが低く、これらから入国制限の前にも、外国人宿泊者が多かったことが伺い知れた。
もしかしたら、このホテルは、外国人の団体旅行客を得意としているのかもしれない。
賑やかな2週間の滞在の予感がした。
2020年09月29日
◆ダル・・・ム◆
一瞬、ぎょっとなった。
なぜならば散策をしていて、突然、“ダルエスサラーム”の文字が目に飛び込んできたからだ。
ダカールにあるレストランにも関わらず店名に、タンザニアの最大商業都市の名前がある。なお、タンザニアの首都は、ドドマです。
しかし、よく見ると“ダルサラーム”であり、“エス”がないのだ。
このレストランは、高級レストランが集まるケルメル市場エリアに位置する、現地飯屋さんである。
◆現地飯屋さんらしく情緒あふれる外観と店内◆
道路に置かれたメニュー看板には、にこやかに微笑むシェフの絵が描かれ、楽しそうな雰囲気がある。
ほとんどリノベイトされていなく、いかにも現地飯屋さんの雰囲気がある外観の入口を潜ると、その期待を裏切らない現地臭漂う室内が現れた。
それでも、店内は2階まで吹き抜けで、解放感がある。
まずは、入口の横のブースで、チェブヤップ1,500FCFAのチケットを購入した。
その1階には、ブースとその奥に少しばかりの客席、そして奥に厨房がある。
2階席は天井が低く、少し圧迫感があった。壁には風切り音をたててまわる扇風機があり、テレビからはフランス語のニュースが流れていた。
階段を上がったところにいた男性にチケットをわたし、1階席が見下ろせるテーブル席を陣取った。
◆さすが現地飯屋さんの飯だ◆
そして、注文してから、5分もかからずして運ばれたチェブヤップがこれだ。
味付けされたご飯の上に牛肉と、お野菜がのっている。
やはり、油ギトギトのお食事は旨い。高級レストランでは、このような不健康なお食事はできないであろう。
現地飯を食べながら、次に、プラトエリアの現地飯屋さんでお食事ができるのは、いつになるのであろうかとの思いが沸きがってきた。
2020年09月28日
◆1位になりました◆
これと出会うのは、いつ以来であろうか。数年ぶりのような気がする。
最近、調子が良くなっていると思っていたら、ついにこの日が来た。
FC2ブログのサブジャンルのアフリカで、1位になったのだ。
と言っても、ただそれだけのことであるが。。。
ちなみに、FC2ブログでのブログ名は、ライブドアブログで以前使用していたブログ名“ハルマッタンの恵沢”である。
ランキングを確認すると、サブジャンルアフリカの160人中1位と確かにある。
◆2位以下は◆
今回久しぶりに1位になったが、このサブジャンルの1位は、今回2位になっている“世界の果てまでイッテにゃー!”が不動の地位となっていた。
このブログの凄いところは、更新しないにも関わらず、1位から下がることは稀であることだ。事実、現在数か月間、記事はネパールから変わっていない。
そして、現在、3位の“モザンビーク開発を考える市民の会の公式ブログ”が時々、“世界の果てまでイッテにゃー!”の順位を脅かしている。
最近は、4位の“駐夫の海外生活・子育てブログ~コートジボワールから~”が上位に食い込むようになってきた。
これが、サブジャンルアフリカのランキング模様である。
しかし、サブジャンルで1位になったと言っても、ジャンルでは10,128中118位と、まだまだ上には上がいる。
ランキングは、直接記事の作成には影響はありませんが、なんとなく、気になる存在です。
2020年09月27日
◆セボンとは◆
レストランのドアに手をかけると、歩道で原付を弄っているお兄さんから「セボンを知っているか」と尋ねられた。
目の前にある、看板メニューに書かれた日替わりランチが、セボンであるからであろう。
「もちろん、知っている。お魚とご飯とお野菜の盛り合わせでしょう」と答えると、お兄さんはにっこり微笑み、レストラン内へ私を案内した。
◆少し高級感漂うレストラン◆
スモークガラスによって、外から室内はわからないが、ウナギの寝床のように細長く、意外にも高級感漂う木の椅子とテーブルが並べられていた。
壁には絵画が掛けられ、奥にはバーカウンターのようなものがあり、まるでパブである。
お店の奥は厨房となっており、そこから女性の話し声が間断なく聞こえた。
お食事時にも関わらず、お客さんは誰もおらず、意外と感じたが、その理由が後ほど分かるのです。
◆アジアを感じる◆
室内に入るとなぜか懐かしさに心が満たされた。室内に漂う香りが、アジアの街のものと同じだからだ。
5分ほど待たされて出てきたセボンには、大きめのお魚が二匹のっており、そこからアジアの屋台で漂う焼き魚の匂いがした。
ライムがのっている白米の中にはエビがあり、その横にはたっぷりと玉ねぎが添えられていた。
男性からは、食後にハイビスカスジュースの提供があるような雰囲気であったが、いつまで待っても出てこないでこないので、お勘定をお願いした。
すると、中級のレストランらしく、少し高めで3,000FCFA。
周囲には2,000FCFAの日替わりランチを出す食堂があることから、特段特徴のないこのレストランに、わざわざ高めの昼食をとりに来る人はいないのでしょう。
それでも、外国人には悪くないレストランです。
2020年09月26日
◆ダッシュで検査受付待合へ◆
約1年ぶりに一時帰国した。
降機時にフランス人CAへ、[Merci
beaucoup, Madame」と感謝の意を伝えると、とても喜んでくれ「Au Revoir」と見送ってくれた。
係員の案内に従って、ターミナル内を進むと、折り畳み式のパイプ椅子が多く置かれたエリアに到着した。
そのパイプ椅子の後ろには、番号が書かれた紙が貼られていた。
早く検査を済ませる為には、なるべく小さい番号が書かれた紙が貼られた椅子に、座るのが良いとの予感がなんとなくした。
空いている席でもっとも番号が小さい10番の椅子に近づくと、背後から女性が私を追い抜いた。そして、10番の椅子の前で立ち止まり振り返ると、私と目があった。彼女は、ばつが悪いと感じたらしく、10番の椅子の後ろの席に座った。
◆唾液の採取へ◆
椅子に座り、しばらくすると準備ができたとのことで、係員の女性が若い番号の順に乗客を受付へ案内した。
受付では、機内で渡された書類の内容を確認され、帰国後管理するための通し番号が書かれたシールを貼られた。主な確認内容は、居住していた国と体調についてであった。
確認が終わると番号が書かれラミネートされた青い札を渡され、機内で渡された書類と共に、唾液を採取する会場へ進んだ。
前と左右がパーテーションで囲まれた数十個のキューブが並んでおり、立った状態でじょうごが刺さった試験管に唾液を入れた。唾液は、試験管に1センチ程入れるのみであったので、さほど苦労することなく5分で終えることができた。
係員に唾液が入った試験管をチェックされ、所定の場所にじょうごをとった状態の試験管を置いた後、廊下を先へ進んだ。この間、係員は唾液が入った試験管を触ることはなかった。
◆隔離ホテルと交通手段について◆
次の手続きをする会場では、テーブルの後ろに係員が4,5人座っており、乗客は係員の前で立った状態で、質疑応答をしていた。係員は、この業務を委託された航空会社の職員らしい。
質問内容は、14日間の隔離についてである。隔離日数、隔離場所、隔離場所までの交通手段、隔離中の連絡手段などが確認された。
質問には機微な内容も含まれており、係員に、結構ストレスがかかることが容易に想像でき、このような業務を民間に委託することに対して、もやもや感があった。
なお、ここでは、PCR検査の陰性者に対する14日間の隔離ホテルが書かれた用紙が渡される。それによると隔離ホテルは以下のとおりで、空港から京成成田駅にかけて、点在している。
・成田エアポートレストハウス
・成田東武エアポート
・東横イン成田空港新館
・ホテル日航成田
・ANAクラウンプラザホテル
・成田ビューホテル
・ホテルマイステイズプレミア成田
・ホテルウェルコ成田
・成田Uシティホテル
・ラディソンホテル成田
・インターナショナルガーデンホテル成田
・リッチモンドホテル成田
・ミートイン成田
・センターホテル成田1
・センターホテル成田2
・コンフォートホテル成田
但し、2020年9月現在。在オランダ日本国大使館のホームページで公表されている2020年3月24日とは異なっているので要注意。
なお成田検疫所は、空港からホテルまで、巡回しているバスも無料で提供しており、9時15分から23時15分まで、1時間毎にある。
また、レンタカーを自分で運転、あるいは家族に空港まで迎えに来てもらい、自宅で14日間隔離することもできる。
◆検査結果は・・・◆
ここでの手続きを終えると、場所を移動し、PCR検査結果を待つこととなる。
ラミネートされた青い札に書かれた番号と、同じ番号が貼られたパイプ椅子に座り、自分の番号が呼ばれるのを待った。
この場所では、無料で飲食品が提供されると聞いており、いささか不謹慎であるが楽しみにしていたが、ペットボトルに入った水のみが、箱に入れられ置かれていた。
ほとんどの外国人はペットボトルを手にとっていたが、日本人はスルーする人が多かった。また、近くに便所があり、検査結果を待っている間を利用して、便所へ行く人が結構いた。
10人毎に呼ばれ、1人1人に検査結果が通知される。陰性者には、陰性と書かれたピンクの紙が渡される。
幸いにも、私は陰性であったので、すべての検査を終了し、入国審査へ向かった。なお、待っている間、陽性者を見ることはなかった。
機体から出て、検査結果がでるまで、50分間しかかからなかった。予想よりも早く終了した。