酒やめて、2820日
経済的ゆとりがあれば「孤独」を感じない!?
昨今、とくに中高年男性の孤独ということが問題になっていて、政府も孤独・孤立対策推進室なるものを立ち上げたそうです。この「孤独・孤立」については、荒川和久さんという方がよくコンテンツ化しており、貧困の大家、三浦展さんと少し似ているところがあるなあと思ったりもします。
その荒川和久さんが以前プレジデントウェブに「「結婚どころか友達もできない」年収300万円未満の男性を孤独に追い込む”決定的要因”」といった記事を書かれていました。主旨をざっくり言えば、「孤独孤立が問題だというけれども、それは経済的問題に帰結する」ということですね。なので、先の孤独・孤立対策推進室もいろいろやってはいるみたいですが、「交際費給付」がいちばん効果がある施策になるんじゃね? と、孤独男性の一人としてせつに思いますわ。
さらに論を進めれば(?)、経済的にゆとりがあればそれほど孤独を感じなくても済むということにあいなります。後は健康ですよね。ホリエモンさんも、そこそこお金があって、健康であればそれで幸せ、すなわち孤独うんぬんは人生の幸せと関係ないと言っておりますし、私もまったくもってそう考えています。
私は孤独高齢男でしかも低収入であり、よくいう弱者男性というところの者であります。ただし、低収入だからといって経済的にゆとりがないかといえばそんなことはありません。
私にしても今の年収額くらい所得税を支払っていたこともありますが、その時の方がよっぽどカツカツでした。それはいろんなことに「執着」していたからですね。子どもをいい学校に行かせたい、そのために塾に行かせて、ラルフローレン着せて、一軒家に住んで犬を飼って、みたいな生活に執着し、その上で酒も飲んでいたのでそりゃそうなるわな、です。
今は低収入ながら、酒をやめて生活自体がミニマムになっていて、そして「自分の生活や人生は〇〇でなければならん」という執着がまったくないので、ほんとに「カネねー」感覚はなくなりました。
なーんだ、悪いのはぜんぶ酒さんだったんや!
でもって「孤独・孤立」に話を戻せば、ぼっちでも、幸せかどうかわからないけど、そこそこ快適には生きていると思います。また、これは個人的事情ですが、私はぼっち耐性のようなものが強いようで、そこに加えて、ミニマムであるがゆえにゆとりがあって快適に生きられるから孤独を感じなくて済むという構造になっています。
先の記事にも「孤独(それ自体が)苦痛という層は一割」とありました。なので、やっぱり孤独は経済問題なのですよ。私のことを引き合いに出せば、低収入でも、ゆとりがあればそれは経済問題から脱していると言っていいと思います。そしてこの「ゆとり」を生むのは、繰り返しますが、実際的には酒をやめて生活がミニマムになったこと(むろんお金がかかるライフステージをすでに脱しているのも大きい)と、精神的には「執着」がなくなったことです。
つまりどちらも酒がからんでいて、裏を返せば、なーんだ、全部、酒が悪いんやん、ということになりますね。
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