雷部屋 – 相撲、日々一考。

注目!十両5枚目コンビ!!

 新番付の十両5枚目は、東・大の里に西・獅司。

まずは学生横綱からプロ入り、幕下10枚目格から華々しくデビューした大の里。
プロ4場所目を迎える。初土俵前の期待・注目の大きさから、すぐに7戦全勝優勝をかっさらって、幕下を1場所で通過するのかなと思っていた。フタを開けたら6勝1敗、4勝3敗と2場所を要した。「大の里って(実力は)どうなのかな」「今後の出世街道は?」とひとりで勝手に思っていた。迎えた3場所目(新十両の場所で)ようやく本領発揮してきたと理解している。
初日から内容を伴う9連勝で度肝を抜かされ、千秋楽まで十両優勝争いを繰り広げて12勝3敗。敗れた3番だって積極的に前に出ていた。しかしまわしを引いてなかった為、そこを見事に突かれ逆転を許す結果になった(3番とも)
プロの水にまた少し慣れたか、今場所も先場所同様、圧倒的な差・レベルの違いを見せるような内容で(気が早いが)新入幕を掴み取ってほしいものだ。11月もざんばら髪で登場か。

西方・獅司も手堅く勝ち越しを続け、先場所から番付を3枚上げて5枚目に。
先場所15番を動画で振り返り見直したが、触れ込み通り(基本形は)左四つのようだ。左右どちらでも上手を取れば、勝利を引き寄せる確率が高くなる。立ち合いからの突っ張りも何番か見せており、相撲の幅が広がってきているか。母国の情勢は報じられている通り。本場所の歓声も上がっているが、実力だって上がっている。
ミニ把瑠都こと獅司 大(まさる) この九州場所では四股名の「獅」の字に込められた「百獣の王」になれるのか。

やっぱりコレだ↓↓↓

新十両・獅司です

 

 相撲協会は31日、両国国技館で名古屋場所(7月9日初日)の番付編成会議を開き、ウクライナ出身で初の力士の獅司(26)=本名セルギイ・ソコロフスキー、雷部屋=ら新十両3人を含む十両昇進力士5人を発表した。

 他の新十両は、一昨年の学生横綱の川副改め輝鵬(きほう・24)=本名川副圭太、熊本県出身、宮城野部屋=と勇磨(24)=本名中尾勇磨、大阪府出身、阿武松部屋。

 再十両は9場所ぶりに復帰の紫雷(31)=本名芝匠、東京都出身、木瀬部屋=と13場所ぶりに復帰の千代の海(30)=本名浜町明太郎、高知県出身、九重部屋=の2人だった(デイリースポーツより)

~ウクライナ出身初の関取誕生~

獅司の苦労が実った。
ウクライナで6歳からレスリングを習い、15歳で相撲に転向し欧州選手権では優勝の実績を手土産に異国の地・日本に来日。 2020年3月場所に前身の入間川部屋(当時の師匠・元関脇栃司)から初土俵を踏んだ。同期には(今場所上位陣を揺るがせた)あの北青鵬がいる。

~愛称・ミニ把瑠都~

大柄の体格で、部屋・後援者からの厚い期待を受け、ついたあだ名の「ミニ把瑠都」よろしく、序ノ口・序二段各1場所、三段目を2場所で通過。幕下への昇進を遂げる。以降、足首のケガの影響や、15枚目以内に入り「関取」が射程圏内に入ると、精鋭たちに跳ね返されることもあったが、勝ち越しを続け実力をつけ、十両の座を勝ち取った。

取り口として、左四つに組んで寄り切るのが勝ちパターン。長身を活かした肩越しの上手も武器で、上手投げも得意。懐が深く、組めなくとも叩きがよく決まる。長いリーチを活かした突っ張りも見せる。とあった(Wikipediaより)

異国の地に乗り込み、苦労を重ねて「関取」の座を勝ち取った獅司が
来たる7月(名古屋場所)で「十両」という名の地平を駈ける。


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