「とは言え、水でしょう?」
もともとスキンケアなんて全く考えたことない暮らしをしてきた。
洗顔はお風呂で髪を洗うついで程度で、日焼け止めも夏真っ盛り以外塗らずに過ごしてきた。
皮脂にも紫外線にもなすがまま、45年以上ノーガードである。立て看板だったら赤い文字だけ消えているほどの年月が過ぎていた。
かといって、別に「男たるものスキンケアなど!」みたいに拒否していたわけでもなく、「風雨にさらしたほうが皮膚が強くなるのだ!」みたいな根性論などあるわけでもない。ただただ「まぁ人それぞれじゃないっすか」と思考停止していただけであった。
そんな肌に関してノンポリだった僕に、化粧水を薦めてくれたのが家族である。
カミさんからスキンケアの薫陶を受けた娘が、お風呂上がりにペチペチと化粧水をつけているのを見て、ふと「そういえばそれは結局なんなの?」と疑問に思ったのだ。正直「とは言え、水でしょう?」くらいの気持ちだった。
そこで、お風呂上がりにつけてみたらいいよ、と、カミさんと娘が無印良品の「化粧水・敏感肌用 しっとりタイプ」を貸してくれた。少量手に取って、見よう見まねで顔にペチペチ付けてみる。
で、こうなった。
「これが……私!?」である。肌が若返るとかそういう次元ではなく、これまでの人生でこんな肌になったことがない気がする。
なんだかすごく、自分をいたわっている感じがした。素直に嬉しい。ドラマかなんかで、ライバルが主人公に「自分を大切にしろ!」と叫ぶのは、こういうことなんじゃないか。主人公の肌もしっとりしてほしい。
40代男性に「無印良品」がちょうどいい
それはさておき、そこから「これは良いものだ……」と、お風呂上がりに化粧水を使うことになるのけど、スキンケア初心者の40代後半男性にとって「無印良品」なのがちょうどいいんですよ。
肌に関してノンポリとはいえ、ドラッグストアでスキンケア用品を探すのはなんとなく抵抗がある。男性化粧品も増えてきたとはいえ、パッと見、なにがいいのかよく分からない。よく分からないから長居することになり、やがて「……まいっか!」 とその場を去りがちになる。
一方、無印良品である。まずお店に入りやすい。第一関門クリア。
無印のスキンケア用品、脂っこい肌用、乾燥肌用、エイジングケアと色が分かれているのだけど、とりあえず最初は透明のやつ(敏感肌用)を選べばなんかなるらしい(カミさん情報)
で、化粧水の敏感肌用シリーズは「しっとりタイプ」「さっぱりタイプ」「高保湿タイプ」の3タイプ。
高保湿は「高、ですか……」と、なんだか恐れ多いので、じゃぁまぁしっとりで……と、ここからは迷わず済む。200mlのが580円で手を出しやすく、無印良品週間なら10%オフ。
そしてなにより現場は無印良品である。
文房具とか収納ケースとかタオルとかレトルトカレーとかある。いろいろ買ったついでに、ホイッと化粧水を買えるのだ。
周りの目が気になる紳士の皆さまもいるだろうけども、敏感肌用シリーズのボトルは透明なので、遠くから見たら「ほぼ水」でしかない。ご安心いただきたい。
というわけで、スキンケア初心者の男性陣に無印良品おすすめです。化粧水以外にも洗顔フォームとかオールインワン美容液とかあって沼の予感がちょっとします。
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