選択の自由
テクニカル分析
CME17020(大証比-270)、NYDOW-208.10 と大幅続落。本ブログで理論予測計算している通りの下落展開であり、既に中期トレンドが変化した証左。バンドワゴン効果が日米共に進行中。底が無いように売り続ける手法が奏功。株価急落の一方、CRB商品指数は+0.93%の319.61と上昇していることに注目。比較的消費者の目線に立つというミシガン大消費者信頼感指数確報値は90.4(速報値92.4から下方修正)であり、声明によると「はぼ半数の消費者は2008年半ばまで経済は好ましい状況が継続すると考えている」。
7/27の日経騰落レシオ(東一)は69.4にまで低下。日経騰落レシオの最近の下値を月足から見ると次の通り。54.3(2006/6)、67.1(2004/8)、59.0(2001/9)、68.1(2000/10)、59.3(1998/9)、56.9(1997/1)。信用評価損率は5.78(7/20)。今回のような急落時には日足オシレーター系指標は異常値のまま推移し、機能しなくなることもあるので、週足・月足からテクニカル分析をすると良い。週足累積過去データからは次週(7/30-)は今週よりも一段と悪化する。直近では8/13-の週が過去データ数値は良い(今年は捨象)。
Dow 13265.47 -208.10 (-1.54%)
Nasdaq 2562.24 -37.10 (-1.43%)
S&P500 1458.95 -23.71 (-1.60%)
マーケットの名言
アダム・スミスが『諸国民の冨』(国富論)と題する著作で示したすばらしい洞察の中でも、もっとも大切だと思われるもののひとつは、実は極めて簡単なことだ(実のところあまり簡単なことなので、かえって逆に人々に誤った理解をもたせてしまうこともある)。それは、二人の人や二つのグループの間で行われる交換が、当事者たちの自発的な意志に基づくものである限り、その交換によって利益を得ることができると、どちらの側も信じているのでなければ、交換が実際に行われることはない、ということだ。
フリードマン『選択の自由:自立社会への挑戦』日本経済新聞社p21
(解説)自由主義経済に生きている我々は毎日何かを買う。買う側の消費者も、何か商品を提供する商人(売る側)も、なんらかの利益があると、双方信じているから、あらゆる取引は成立つ。売買によって成立しているトレードもまたしかりである。買う側も売り側も、双方利益を確信しているから、トレードという商取引は成立つのだ。トレードが商取引であると気づいておられる方には、トレードの秘密の半分以上は解き明かされたことになる。
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