高確率
騰落レシオは12/29で115.9となっているが、日経先物は12/30で高値8910。中期高値が9570(11/5高値)を、11/6から37日目も経過しているにも関わらず高値更新できていない。つまり一期一節を経過しても中期高値を更新できていない場合は、戻り天井後の下落確率が高まる。また、日足を折れ線グラフにすると、異様な形状であり、週足ADXも2005/10以来の天井レベルで、これも一種異様な形状。いびつな資金流入であることが分かる。
年末年始の読書
静謐な時空のなか、道元と山片蟠桃を読みたい。
正月気分も吹き飛ぶ
経済の世界は甘くはない
http://www.asahi.com/business/update/1230/TKY200812300159.html
戦後最大の下落率
日経平均年42%安
08年終値8859円
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081231AT2C3001K30122008.html
マーケットの名言
高確率トレーディングを構成する要素は多数あるが、なかでも最も重要なのは、リスクに見合うトレードであるかどうかである。高確率トレーディングは、負けトレードを出さないことではない。間違っていたときでもリスクをなるべく低く抑えることができると同時に、正しかったときには大きな利益を出せるようなトレードを行うことを意味する。もうひとつ重要な要素は、自分の持てる全知識とツールを総動員し、市場が良いトレーディング機会を提供していくれるまで辛抱強く待つということである。
マーセルリンク『高勝率トレード学のすすめ』パンローリングp325-6
(解説)
読書し研究する意義は、アイディアを頂くことに加え、自分で漠然と思っていることを、他者が明瞭かつ明確にしてくれるという利点もある。自分の代わりに他者が失敗してくれた体験を、自分で咀嚼してしまえば、自分の貴重な財産となる。自分と他者は異なるゆえ、アイディアはそのまま自分に適用でき、利用できる訳でもないが、アイディアの芽は、至る所に発見できるのが、良書と言える。
年末のごあいさつ
皆様、2008年のご閲覧、コメント投稿ありがとうございました。テクニシャンにとってみれば、百年に一度の興味深く、予測計算の実効性が証明されたマーケットが2008であったと言えます。極めて硬派のブログでありながら、気がつけば短い間に40万アクセスを超えています。皆様、より一層の良いお年を迎えられますように祈念します。来年も宜しくお願い申し上げます。
大納会
(寄り付き前)
歴史的な一年であった2008年も本日で納会終了。それでも、マーケットは、何事も無かったように、次なるページを淡々とめくるだろう。マーケットは、無色透明。金融危機は、マーケットに罪があるわけでない。マーケット自体は、効率的かつ原初的な資本集約システムであるから、これからも存続する。無色透明なマーケットを、どのように色付けするか、どのように解釈するかは、見ている方の思いであり、観察眼。
パラグライダー
(ザラバ)
昨年は、このタイミングで、一年を象徴するようなトレンドが顕現した。極めてゆっくりだが、次なるトレンドは確実に出つつあると思われる。
明日は半日営業の大納会。
年明け大発会までは、一年のトレードをじっくり振り返る良い時期。2008年の、1世紀に一度の暴落マーケットにおいて、年間を通しての損益計算がプラスならば、かなり上級者の部類に入ると思われる。加えて、これからどのような破天荒な流れになろうとも、このようなマーケットをプラスで乗り越えることができたならば、トレードに対する恐怖心は、今後は微塵もなくなると思われる。また、システムトレーダーは、そうであらねばならぬと思う。
パラグライダー
昨日は、阿蘇の麓でパラグライダーをした。見ている分には簡単にできそうであるが、自分でやってみるとなかなか難しい。ふわりと浮くコツを身につけるのが難しい。また、指導を受けたスクールが半日の講習で、いきなり30mのほどの小山から滑空させるという指導方針。見上げると、とてつもない高い山に思える。あんな高所から滑空するのか。三回も失敗をし、泥だらけになり、やっと飛べた。風にはタイミングがあり、またそれは、ある程度測れることが分かる。自然にも、ある種の法則がある。大自然の大気の還流である風も、決して無秩序に吹いているのではない。一定の方向性と必然性、蓋然性がある。普段やりなれないことをすると、大脳に新鮮な刺激が溢れる貴重な経験をした。
芸術としての経済学
経済とは貨幣を消費する意味でもなければ、これを節約する意義でもない。それは一国一家の経営と処理の義である。
ラスキン 『芸術の経済学』
阿蘇くまもと空港へゆく機内は、さすがに満席。当機が青森空港からの折り返し便だったらしい。青森の雪がひどくて滑走路が一時使えず、一時間半の遅れ。しかし、羽田から九州は好天。瀬戸内海とその小島が機内からよく見え、美しかった。
阿蘇熊本
(大引け)
始値:8640 高値:8770 安値:8620 終値:8730
出来高増コマ陽線。
(寄り付き前)
歴史的暴落、薄商い、コンティニュエーション硬直と、継続している。このような時は、あえてトレードしないのも、立派な手法の一つ。トレード好機は年三日くらいしか無いと言った方もいる。次なるトレンドが出現してからポジを形成する。その好機まで待てるようになれば、マーケットの呼吸が飲み込める。サッカーの名選手が、かつて次のように言った。選手が試合中、実際にボールに触れているのは、わずか2分前後しかない。そのボールに触れる前の段階のポジションを、どのようにとれるかが、重要なのだと。
阿蘇
個人的には本日から、世界最大のカルデラ阿蘇山、湯布院周遊。
JAL機で羽田空港から熊本空港まで行く。JAL機は久しぶり。
空路から雄大な阿蘇を見下ろしたくなった。天気が良ければサイクリングもしたい。
4営業日
(大引け)
始値:8540 高値:8660 安値:8520 終値:8660
出来高更に減のコマ陽線。
双竜自危機
上海汽車韓国撤退示唆
http://news.nna.jp/free/news/20081226krw001A.html
(寄り付き前)
12/30火曜日が大納会となるため、本日を含め、今年もあと4営業日となる。昨年の急落大納会は、記憶に新しい。2007/12/28大納会から2008/1/4大発会は、2営業日で、何とボラ急拡大-1050の急落であった。2007/12/26高値15730からの57%下落、安値6830という、2008の暴落予兆は、かくも正確になされていたことになる。プライスと、その値動きに、ファンダメンタルズの全てが含まれるテクニカル的視点からの予兆である。
CME円建て8535(大証比-15)、ドル建て 8630(+80)。
マーケットの名言
私がマーケットで成功を収めたのは、違った視点で世の中を見ることができたからだ。その国のことを知りたければ、闇屋と話をする方が、閣僚と話すよりもずっと多くのことを学べる。旅の途中で死ぬことになっても、自分の情熱を追求して死ねるなら本望だ。ウォール街で働きづめに働いて死ぬよりもいい。
ジムロジャーズ『世界大発見』日本経済新聞社
ボラ拡大予兆
(大引け)
始値:8720 高値:8720 安値:8480 終値:8550
出来高更に減、コマ陰線。17日移動平均線8404。
(寄り付き前)
NYDOWは、上がれない、上がらないの-100で、5営業日続落。NYDOWの直近エイペクスは8551であり、12/23終値8419と既に下ブレイクしてる。
日経先物も、仕掛けで上昇してもよさそうな薄商いである。しかし、テクニカル的には、言及している通り、先は見えてる。コンティニュエーションパターンが長い現状であるが。ボラは拡大しつつある予兆。仕掛けがあるとすれば、トレンドとは逆方向。
マーケットの名言
企業にとっての第一の責任は、存続することである。換言するならば、企業経済学の指導原理は利益の最大化ではない。それは、損失の回避である。従って企業は、事業に不可避的に伴うリスクに備えるために、プレミアム(余剰)を生み出さなければならない。リスクに対するこのプレミアムの源泉は一つしかない。利益である。
P・F・ドラッカー『現代の経営・上』ダイヤモンド社p64
天橋立
天橋立へ向かうJR在来線には、真っ赤なサンタクロースの格好をした車掌さんが三人ほどいて、クリスマスプレゼントを手渡してくれた。車内もクリスマス一色にデコレーションされている。天橋立の股のぞきは、やはり面白く、良い景色であった。天に昇ってゆくような橋立。古来、日本三景と親しまれてきただけのことはある。
7000本以上あると言われるその松林の中を、自転車で疾走する。冬の凛とした風は心地良かった。日本の白砂青松100選でもあるその松原に、寄せては引く雄大な波音も、リズム間隔が心身にとてつもなく良い。懐かしい旧友の声のようでもある。
マーケットの名言
私は5年間急成長する企業には驚きませんが、20年、30年にわたって継続的に優れた 成果を出している企業には非常に興味があります。要は、永続性のメカニズムが埋め込まれているかどうか、なのです。
ビル・ゲイツ
将軍塚
(ザラバ)
上昇する理由をテクニカル的に言えば、直近プライスが、エイペクス8200の上で推移しているということ。他には、あまりテクニカル的根拠は見当たらない。金融政策、金利政策と、マーケットの綱引きが始まるが、それほど実効性があるとは思えない。日経先物の週足、月足の表現は、中途半端では無い。全ては価格と値動きに含まれるという思想のテクニシャンとしては、経済政策などファンダ的視点は捨象するのが、基本的な考え方。
今週から、日経平均累積過去データは次第に良くなる。
将軍塚
京都四条烏丸から八坂神社、円山公園経由で、将軍塚へ歩いてゆく。円山公園までは有名だが、それより上の山道はあまり知られたルートでは無いらしく、将軍塚へ行く細い山道は空いている。しかし、この展望台から眺める京都市街は、京都でも指折りの名勝であろう。
今朝は、天橋立が見えるホテルからブログを書いている。
道はひらかれている
道は、すべての人の前にひらかれている。
その人に、やる気があるかないかだけである。
道は、すべての人の前にひらけている。
しかし、道がとざされていると思う人の前に道はとざされている。
自分はだめだと思うひとはだめになっていく。
道は、すべての人の前にひらかれている。
しかし、自分が生きていくべき人生は、自分で発見していくよりほかにないのである。
古谷綱武『道はいつもひらかれている』
米国債
米国は膨大な双子の赤字(貿易赤字と財政赤字)を抱えている。周知のように、海外から絶えざる資金還流がないと、米国はこの双子の赤字をファイナンスできない。それには、米国債及びそれに準ずる米国債券への信頼が、絶対不可欠である。ドル安は、石油価格を上昇させ、輸入を増やす効果があるが、さしあたり輸出を伸ばして貿易赤字を減らす効果も持つ。しかし、それもグローバル同時不況になれば、吹き飛ぶだろう。更に問題なのは財政赤字だ。いったんドル安で米国債券およびそれに準ずる米国債券の価値が下落し始めれば、誰もそれらを買わなくなり、米国への資金の流れを逆流させるからだ。その時がドル暴落の最も怖いシナリオとなる。
金子勝「世界金融危機」岩波ブックレットp62-3
あっけない帳消し
(大引け)
始値:8690 高値:8790 安値:8580 終値:8600
出来高ほぼ変わらず、上影コマ陰線。場中に日銀が利下げ0.2%で年0.1%とすると発表したが、マーケットはもはや20分しか反応できず、あっという間の値消し。事実上の量的緩和であるCP買い取りも。しかし、マーケットはかくも厳しい。
(寄り付き前)
NYDOW続落-219.35 (-2.49%)の 8604.99、直近二日で-319の急落と、 FRBの思い切った金融政策による二日前の+359.61 (+4.20%)の上昇 を、あっけなく帳消しにしてしまった。つまり、FRBの歴史的金融政策は、二日しか効果がなかったと言う結果論に帰着。
WTI期近原油5営業日続落、前日比-3.84ドル(-9.59%)の36.22ドル/バレルは4年半ぶり。2008年7月高値147.27ドルも異常値であったが、これもまた異常値。高値から76%減、24%水準にまで一気に急落。これぞコモディティマーケット。全世界的需給バランスからだと、50~60が適正プライス。
マーケットの名言
小さな、つまらないと思いがちな仕事にこそ、全力を注げ。
集中力の訓練のためである。
深化された集中力こそ、この世で最も偉大なパワーを有する。
目の前の仕事とはあくまで表面的なことに過ぎない。
集中力を磨くためのツールに過ぎない。
個人的には、本日から名古屋経由→京都→天橋立。
日本三景の一つ天橋立は、前回、天候が悪くて行かなかった。
ここでサイクリングをしてくる予定。
ドル円87
(大引け)
始値:8650 高値:8750 安値:8520 終値:8660
出来高減、星形状。次なる波動へのエネルギーを溜めている状況継続。
アメリカンジョーク
かつて、アーノルドシュワルツネッガー知事が遊説中、卵をぶつけられた。品の良い新しいスーツだった。とっさに彼は「次はベーコンも頼むよ!」とジョークにしてしまった。このニュースは世界中に流れ、彼の度量の大きさを喧伝する結果になったろう。新品のスーツのクリーニング代など知れたもの。
http://diamond.jp/series/uesugi/10058/
ドル安+米金利低下
米債券は危険ゾーン
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35513720081218
ロジャーズ氏
米ドル安今後数年間で90%進む
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1218&f=business_1218_014.shtml
来年のダウ平均は4000ドル
米国国債市場はすでに深刻なバブル崩壊
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1212&f=business_1212_020.shtml
氏の経済分析の強みは、コモディティのフロー動向を熟知していること。世界中を旅した実際知に基づいて。コモディティこそ、経済のファンダメンタルズ。コモディティ感覚が分からねば、株式も分からぬと思う。バフェット氏も、コモディティ知性が極めて高い。この感性と知性は、長期売買に適している。
NYDOWの月足をテクニカル分析してみると、本ブログで先日指摘した7286(2002/10/9安値)を下ブレイクするならば、3978(1994/1/31高値)まで大きなサポートラインが無い。4000ラインはS構成点となってるので、4000は荒唐無稽な数値ではない。充分あり得る。
(寄り付き前)
ドル円87台は、数か月前からの予測計算通りの円高。日本の金利が低かった時期も円安に進行せず、日米金利差が逆転した今は更に円高になる確率は増している。79突破も予測計算内。
クライスラー1カ月完全操業停止
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008121800114
すさまじい雇用調整
なりふりかまっていられない経営者
法に反しなければ、どんなことでもする
沈没しつつある船ならば、つぎつぎと荷物を投げ捨てねば
自らの生命が危うい
そもそも営利追求、利潤が至上命題の民間企業は
景気が良くないと倫理は満たされぬだろう
http://diamond.jp/series/tsujihiro/10056/
歴史的超低金利突入
(大引け)
始値:8530 高値:8800 安値:8410 終値:8650
出来高増、両影コマ陽線はGlobexと円高による。
実質ゼロ金利政策
銀行マージン圧迫
収益力大幅低下
銀行間競争激化
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35483120081217
食は高度な文化
文化の度合いと、食事のおいしさはリンクしている
ギリシャ時代、宮廷料理人はインテリであり当時の知識人であった
食材、技術、品質、安全、人材、衛生全てに渡り高度とならぬと
本当においしい食事はできない
日本食は世界一のおいしさ
http://diamond.jp/series/analysis/10057/
(寄り付き前)
FRBはFOMCにてFF金利を年0-0.25%と、歴史的超低金利に。日米政策金利逆転。市場予想以上の大幅利下げをしたのは、既にマーケットが、中途半端な数値では反応しなくなっているから。「今後、数四半期にわたり大量の政府機関債やMBS(住宅ローン担保証券)を購入する」とも。いわば、最後のカードを切ったにも関わらず、NYDOWは+359.61 (+4.20%)しか上昇せずの 8924.14。
CME円建て8860(大証比+300)、ドル建て 9040(+480)。
マーケットの名言
ある夜ファンダメンタリストと食事をしていて、私は間違ってテーブルの端にナイフを強くぶつけて落としてしまったことがあった。ナイフがくるくる回りながら、宙を舞って、彼の靴にその先端が突き刺さっていくのを、彼は見ていただけだった。彼に「どうして足を動かさないのか?」と、私は叫んでしまった。「それが、テーブルに戻って来るのを待っているのです」と彼は答えたのである。
エド・スィコータ
危うい長陰線パータン
(大引け)
始値:8640 高値:8650 安値:8470 終値:8560
出来高更に減のコマ陰線。
NYDOW 7286 (2002/10/9安値)メルクマール
日経先物2008/1/4大発会始値14900
結果的には、これが年高値
大発会始値半値は7450
下落率換算すると、バブル崩壊1990年を上回る。
ドバイ原油は月足で底打ち反発ゾーン
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35454720081216
(寄り付き前)
NYDOW -65.15 (-0.75%)の 8564.53、Nasdaq -32.38 (-2.10%)の 1508.34 と瀬戸際のエイペクスラインに沿っての推移。一本長陰線が出たらガタリと崩れるパターン。
日経先物も類似パターン。俗に言うハシゴをはずされかねない状況。
CME円建て8580(大証比-50)、ドル建て 8770(+140)。
マーケットの名言
冬が来た
きつぱりと冬が来た
八つ手の白い色も消え
公孫樹の木も箒になつた
きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
高村光太郎(1913/12/5)
再び8200ライン
危険水域
想定以上の悪化加速
日銀短観下落幅過去2番目
雇用・設備過剰感リストラパニック
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081215dde007020115000c.html
(大引け)
始値:8240 高値:8710 安値:8210 終値:8630
出来高半減陽線は、Globexに引かれての上昇。しかし、玉が入らない。
中国2009実質成長率急減速
金融危機という表現ではもはや言い足りない
外貨準備は成長ツールではなく、あくまでインシュランスにすぎない
http://diamond.jp/series/dw_special/10043/
(寄り付き前)
日経平均累積過去データからだと、今週から年末にかけ尻上がりに数値は良くなってゆく。しかし、昨年は、今週の時間タームから三週連続週足陰線。つまり、現状のテクニカル、ファンダメンタルズを全て捨象し、2008/1の時点で、今週からの分析をするならば、今週からは上昇確率がより増すことになる。2007/12の同時期が陰線だからこそ、陽線確率が高まるということ。以上はあくまで、今年の全事象を捨象した数値分析。
現状としての今年は、先週陽線化したことからも分かるように、破調モード突入となっている。加えて、クリスマスの足音が近づき外国人手仕舞い、薄商いが予測計算される。
今週の日経先物は、12/12金曜日にあっけなく下ブレイクしたエイペクス8200処を再び試される。ここを再び下ブレイクするならば、今週足の陰線確率が高まる。地合いの薄商いからも下げは加速しやすく、再びサーキットブレイクも想定される。
CME円建て8535(大証比+245)、ドル建て 8715(+425)。
個人的には、本日まで新大阪。
この商業都市も、活気と人気を喪失している。
自信
何も変わらぬ政府
米政府のあたふたとした一連の救済策は、含み損がどんどん増大しているにも関わらず、ロスカットができず呆然としているトレーダーに似ている。更に追証が発生しているにも関わらず、追加で資金を投入している最も愚鈍なトレード行為にも例えられる。引かれ玉を即座に切る逆指しサクサクロスカットという常勝トレーダーの技術が如何に有効な経済知識であるか、このような所でも見事に証明されている。今までの投資資金がどうだこうだと言っている泥沼思想に陥っている金融当局には、到底理解できぬ実践的知識だろう。雇用問題があるなら、新自動車会社を作れば良いだけのこと。現行の自動車企業が作っているガソリン車は、既に1世紀前後の技術の積み重ねがあり、その組立技術もある飽和点にある。つまり、何をどうするかは、既に結論が出ている業界の話である。有能なCEOならば、一ヶ月で軌道に乗せるはず。
マーケットの名言
自信は成功の第一の秘訣である。
エマーソン
すぐに思うようにいかなくても、
あきらめずに、
黙々と技を磨け。
自分を律することが出来るようになれば、
驚くほど自信がついてくるものだ。
テリー・ブラッドショー
心だに 誠の道にかないなば
祈らずとても 神は護(まも)らん
菅原道真
気概を持て
TARP(不良資産救済プログラム)は、姿を変えた、或いは新手のCDS如き危険性を内蔵している。金融危機の傷口を広げるだけ。本当に取り返しのつかない状況に突入しつつある。正に、政治も経済も lame duck 状態。lame duck とは、死に体のこと。
蒙昧低迷する米新政権の経済IQ
暗黒が2年以内で終われるか、4年以上となるかの選択を、現在はしている。しかも、新政権の迷走する方向性は、後者に傾きつつある。残念ながら、人選人事、経済政策、その全てに渡り極めて経済IQの低いそれであることを顕現しつつあると思われる。これを蒙昧と言う。changeの文言が空言にしか聞こえない。2009年以降の数年で、かの国の経済覇権大国の地位は失われる確率が高まりつつある。今後は、人種問題専門政権と言えるかも知れないが。
二転三転の米自動車
危機回避を優先
金融安定化法活用を検討
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081213AT1C1200N12122008.html
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=ariHGeS74yzo&refer=jp_home
GM
破綻専門の弁護士雇用
米連邦破産法11条の適用申請の検討開始
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200812120020.html
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPnTK022758220081212
マーケットの名言
人間がこの世に生まれてなすべき使命を自覚しないで無益に一生を終わるくらい寂しいことはない。困窮とか栄達に振り回されて、あくせく思いわずらって一生を終わるくらい悲しいことはない。寿命の長い短いをとやかく言って喜んだり怨んだりして一生を終わるくらい哀れなことはない。これらのことはすべて天命なのだと悟らなくては、学徳を積んだ君子とは言えないのだ。
赤根祥道『安岡正篤人生最高の果報を手にする帝王学』三笠書房p161
気概と気骨
(大引け)
始値:8680 高値:8710 安値:8070 終値:8290
出来高急増ボラ拡大-640陰線、昨日の予測計算値7900までは下落しなかったが肉迫する8070。ドル円は13年ぶりの88.10、ビッグ3救済法案が事実上廃案と、本ブログの予測計算値と、方向性は一致で推移している。
ビッグ3救済法案が、上院で事実上廃案されたことに、気概と気骨を感じた。まだ、アメリカに残っていた輝きの一片である。
(寄り付き前)
NYDOW -196.33 (-2.24%)の 8565.09 と、MSQ直前に上げておいての急落はいつものパターン。
CMEは8450(-240)であるから、更にザラバで550下落しないと、週足が陽線となってしまい、破調モード突入。
11月の実体経済悪化は、マクロ・ミクロを多面的に縦断しても、歴史的数値を次々に更新していはいる。加えて、日経先物の安値が10/28(安値6830)と時間はほぼ一緒。実体指標と先物指標は、時間差があるパラレルの関係であり、同時には共鳴しづらい。ということは、10/28が安値でいる時間は、そうは長くはないだろうとの予測が立つ。悪い上昇後の、激烈な下落の確率が高まりつつある。
自然食レストラン
昨日は、都内の自然食へ行った。食事時だと、20名以上も並んでいる人気店であるが、昨日はすんなり入れた。他店も寄ってみたが、客入りは少ない。外食も減りつつあるのか。
また、東京、京都、大阪や地方都市の地下鉄や在来線に乗ってみても、最近は広告の欠落(広告スペースがあるのに、企業広告が無い)が目立つ。広告自体も、グレーゾーンの怪しげな業種が多い。
街を闊歩すれば、実体経済のほころびは、至る所で目にすることができる。
一落千丈8200→7900
(大引け)
始値:8620 高値:8730 安値:8500 終値:8690
出来高半減コマ陽線は、限月交代のためテクニカル分析上の参考にはならない。
(ザラバ)
人員削減
ソニー、キャノン、いすゞといったブルーチップ系優良企業の人員削減の報道が相次いでいる。経営者にとり、人員を削減するとはどのようなことか。特に製造業でのそれは、企業側もある覚悟が必要だろう。投下資金をペイできるほど生産性が上がるようになるまで熟練させるには、それなりの教育コストと時間がかかっているはずだからだ。景気が良くなれば、必然的に人員は必要になるし、その技術を習得させるまで、再びコストと時間がかかる筈である。多少の落ち込みならば、大量削減まではしたくないというのが、経営者の計算と言える。これは、景気回復の先が全く読めない心情の裏返しだろう。思えば一年前ほどは、株価急落がニュースによく出ていたが、今はその延長としての人員削減である。株価は景気の先行指標ということがよく分かる事例と言える。
急転直下一落千丈ということも想定
バーナンキ氏の長所は、その生真面目さ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081210AT2M1000S10122008.html
(寄り付き前)
今日と明日MSQのポイントは、週足始値7900を超えて終わるか、否か。7900より高い陽線で終われば、破調モード突入ということになる。今週は陰線確率が高く、年末に向け陽線確率が徐々に高まるのが、日経平均累積過去データ。つまり、年末高を期待するならば、今週は陰線の方が、資金流入が通常パターンと言える。あらぬ上昇で、それが崩れることになると破調モード。
CME円建て8635(大証比+5)、ドル建て 8635(+5)。
ドル円為替
年末年始90割れの場合、政府が介入を示唆する発言をしてるが、その実効性は弱いと思われる。
個人的には、本日は、都内品川のホテル泊となる。
そのあと大阪→名古屋の予定。
リパトリエーション
(大引け)
始値:8380 高値:8720 安値:8360 終値:8630
出来高減のコマ陽線は、モロイ上昇。テクニカル的には下げる場面でのトラップ的上昇ゆえ、売り好機到来とも言える。このような上昇は、数日内のガタリとした急落確率が増すだけ。
HFのポジクローズによる買い戻し
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35355120081210
米短期国債が異常事態
利回りゼロで300億ドル売却
3か月物短期国債の利回りがマイナス0.01%まで低下
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081210-OYT1T00426.htm?from=main3
(寄り付き前)
エイペクス8200ラインで下げ止まることができるか、否かが、本日のポイント。このラインをあっけなく下ブレイクするならば、ここ数日の上昇がトラップ(だまし)の証拠。
リパトリエーション
本国への資金還流
ドル売り円買いが発生し円高の一要因
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK022338820081209
ああ、やっぱりという思い。
競合他店との雰囲気、従業員の質の差は、三年前から感じていた。
売り上げが上がらなくなった家電量販店は、負のスパイラルにはまる
http://diamond.jp/series/inside_e/08_12_13_002/
怒りの矛先は、自分自身に向けよ。
会社が悪い、社会が悪い、政治が悪い、アメリカが悪い
と、全て人のせいにしているうちは、彼の人生は変わらない。
自己の人生の因子を育んでいるのは、自己そのもの。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/081209/trd0812091800006-n1.htm
非公開コメント
「少しずつ勝てるようになりました。ありがとうございました」とのコメを頂きました。
ご自分のシステムを構築され、システムで勝つという感覚が体得されれば、間違いなく、プラスにはなります。一回ごとのトレードは、ロスカットも含め、負けもあるかも知れませんが、トータルでは、確実にプラスになってゆきます。利益率の確約はできませんが、プラスになることの確約はできます。ご自分の資金管理はご自分でしかできないので、終始一貫した考えを持たれれば、トレードは、不安定なものではありません。
マーケットの名言
若手が育つための3つの条件は、素直さ、朗らかさ、謙虚さ。
原辰徳監督
PKO
(大引け)
始値:8370 高値:8500 安値:8280 終値:8400
出来高微増迷いの十字は小動き。エイペクス8465と、25日線8416に頭を抑えられた。陽線右肩迷い十字は、目先戻り天井のケースが多い。
米株の不可解な上昇はPKO?
苦戦HFは年内休業状態
投機筋の弱体化→コンティニュエーションパターン
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35332220081209
(ザラバ)
年末年始にかけ、強烈な第二波が来るか。日経平均累積過去データからだと、上昇しやすいターム時期ではあるが。
真珠業界トップの田崎
そこまで悪化しているのか
4割にあたる450人の希望退職者募集
真珠業界は特殊な技術なので、おいそれと他の業界に移ることは不可能
独立系投資ファンドMBKパートナーズで再建中
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20081209-OYT8T00244.htm
(寄り付き前)
NYDOW +298.76 (+3.46%)の8934.18と続伸。
MSQにふさわしい乱高下となるか。CME円建て8485(大証比+115)、ドル建て 8495(+125)。
マーケットの名言
人間関係で悩んでいる人は、他人との折り合いの悪さで悩んでいるのではありません。自分との折り合いの悪さで悩んでいるのです。
ジョセフ・マーフィー
馥郁たる天龍寺
(大引け)
始値:7900 高値:8370 安値:7820 終値:8370
出来高増エイペクス8200超えだが、MSQ週特有の薄商い仕掛け。MSQは今週末12/12金曜日。もう一つ別のエイペクス(11/5高値と11/21安値)をとると、8465。
GM破産回避は、将来への禍根
痛みは投資家・債権者・従業員に
新大統領は選挙期間中「change(変革を)」と何度も絶叫していたが
マーケットから拒否された企業の温存ではchangeにならない
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35308720081208
トリビューンお前もか
資本主義経済のかつての栄光・旗手が次々に倒れる異常さ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081208-OYT1T00378.htm?from=main4
天龍寺
これぞ、馥郁たる贅の極み。
百年経とうが、千年経過しようが、ゆるぎない美は確固として実存している。嵐山亀山を借景とする天龍寺へ行く。庭園の視覚効果が素晴らしい。天空と池と砂と紅葉をふんだんに用いた贅沢な空間ではある。紅葉は散ってしまった分量の方が多かったが、地面に落ちたそれは、紅葉の絨毯になっている。それもまた素晴らしい。庭師は、視覚が大脳に与える微妙な影響を熟知しているに違いない。美の揺らぎにその身を任せ手入れをしているのだろう。庭師の嬉々とした息遣いが聞こえてくる。
その後、ライトアップもされる鬱蒼とした竹林を散策。
好天に恵まれた充溢した時空であった。
マーケットの名言
禅は、吾々は余りに言葉と論理の奴隷であると思っている。吾々がこうして縛られている間は、吾々は悲惨である無数の哀しみを味わわねばならない。しかしもし吾々が何物か知る価値のあるもの、すなわち精神的幸福に導くものを見出そうと希うならば、吾々は断然すべての条件から離脱することに努めねばならない。
鈴木大拙『禅学入門』講談社学術文庫p63
小雨舞う清水寺
(大引け)
始値:7870 高値:8050 安値:7860 終値:7900
出来高減上影コマ陽線は小動き。昨日の続きモードで、エネルギーを溜めている状況。近日中のボラ拡大が予測計算される。
(寄り付き前)
NYDOW -215.45(-2.51%)の 8376.24と、予測計算通りの下落。
日経先物も先に指摘した8200処をレジスタンスラインとしての下落。
マーケットの名言
それをやりに、この俺が生まれてきたのだ。
そのことだけを考え続ければばよい。
ヘミングウェー
個人的には、本日は、高台寺から清水寺、嵯峨野トロッコ電車に乗り嵯峨嵐山への散策。
清水寺は雨が降っていたが、参拝者は多かった。
紅葉は終わりかけ。小雨降る清水寺もまた良い。
紅葉
(大引け)
始値:8010 高値:8100 安値:7840 終値:7880
出来高微減コマ陰線はコンティニュエーションパターン。次なる波動へのエネルギーを溜めている。
既に評価は暴落
ゾウの身体 ノミの心臓 サメの脳みそ
http://diamond.jp/series/uesugi/10056/
(寄り付き前)
NYDOWは、上昇ウェッジを作りつつある。その先の展開は予測できるだろう。
日経平均累積過去データからだと、12/12金曜日にMSQを迎える次週は週足数値が悪化する。
CME円建て8165(大証比+125)、ドル建て 8175(+135)。
confidence コンフィデンス(自信)の危機
想像以上に、経済は心理で動く。加えて、その心理的影響は年々強まっている
http://diamond.jp/series/worldvoice/10034/
マーケットの名言
君子周而不比、小人比而不周
君子は周して比せず、小人は比して周せず。
君子はひろく親しんで一部の人におもねることはないが、小人は一部でおもねりあってひろく親しまない
論語爲政第二02-14
個人的には、本日から再び京都。
少し時期遅れかもしれないが、紅葉の名所を二三まわる予定。本当は、日本三景の一つ天橋立まで行こうとしたが、今週末は天気が崩れるとのことで、変更。
8200
(大引け)
始値:7880 高値:8070 安値:7800 終値:8040
出来高減コマ陽線。NYDOW+3.3%の上昇の割には元気が無い。
IR活動の勧め
歴史的な金融危機の時期だからこそ、個人投資家にはIR活動・企業訪問と視察を勧めたい。IR活動と言っても、大げさに考える訳ではなく、メールで「御社への投資を考えている個人投資家だが、会計担当者の話を聞けないか」とアポイントメントをとりさえすれば良い。会ったら、バランスシートの具体的な予想数値を聞いてもよいし、金融危機へのその企業の対応を聞いても良い。負債があったら、恰好の突っ込み処。企業の本社ビルを見る、受付で案内される、担当者に話を聞く、態度を感じる、というシンプルな流れでも、かなりのことが分かって来る。社内の雰囲気、特に感受性が鋭い女性社員の雰囲気は企業の体質と将来性を如実に表す。その企業への印象が大きく変化し、理解が深まる可能性は高いだろう。
今月中に3700億円必要
GM破綻のカウントダウン
米新政権は、今後4年間で最も重要な決断の一つを、数日内に行う。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35219320081203
再建計画支援
ビック3では3.2兆円必要
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35223020081203
(寄り付き前)
仮に、逆押し(下落トレンドでの一時的上昇)があるとしても、8200のラインまでと予測計算される。テクニカル分析上は、このラインがレジスタンスラインとなっている。本日は、買い戻し一巡後、更に先高感を予兆されるような玉が流入するかがポイント。
CME円建て8070(大証比+190)、ドル建て 8075(+195)。
米国債利回りは半世紀ぶりの低水準2.65%(10年債利回り)。
マーケットの名言
経済現象の特色は、効果が次々と波及してゆくことにある。アマチュアは、第一次波及すなわち直接効果しか目に入らない。経済学を身につけると、第二次波及、第三次波及・・が見えてくるようになる。間接効果は、ときに直接効果よりも、ずっと大きいこともある。
小室直樹『経済学のエッセンス』講談社文庫p165
Monday Meltdown DOW -679
(大引け)
始値:8400 高値:8430 安値:7840 終値:7880
出来高増、ボラ-590陰線は予測計算通り。17日移動平均 8376と 25日移動平均8419のDC、直近エイペクス8200の下に本日終値が位置しているので、一段安の確率は高まる。
ドル円も、かねてからの指摘通り、79.75(1995/3)を目指している。
売上高過去最高ユニクロ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081202-OYT1T00597.htm
デットデフレの恐怖
デフレスパイラル襲来
経済低迷とデフレが重なったときのダメージ
第一波より第二波の方が強烈
http://diamond.jp/series/keywords/10056/
(寄り付き前)
先週からの予測計算通り、メルトダウン Meltdownが来た。
NYDOWは史上4番目の下げ幅-679.95 (-7.70%)の 8149.09 、Nasdaq -137.50 (-8.95%)の 1398.07と、テクニカル分析通りの暴落。 ISM製造業景況感指数11月(米サプライマネジメント協会)は1982/5以来の低水準に陥落。2007/12からリセッション(景気後退)局面入りとの発表はNBER(全米経済研究所)。CME円建て7765(大証比-635)、ドル建て7760(-640)。
日経先物は、これが、ディセンディングトライアングルの底辺からの下ブレイクとなる。予測計算値は、かねてから示してある通り。
マーケットの名言
経済学理解の第一の関門は、経済「循環」の構造を理解することにあり、経済を動かす論理が、すでに循環的である。というのは、経済においては、「すべてが、他の全てと相互連関し合う」。ここに経済の本質があります。また、その解明こそが経済学の主任務なのです。
小室直樹『経済学のエッセンス』講談社文庫p276
これから諸君は、この不思議な学問「経済学」を学ぼうとしている。これは二度とない、素晴らしい体験である。私は諸君が羨ましくてならない。
ポール・サミュエルソン(Paul A. Samuelson)
12月買い場
(大引け)
始値:8510 高値:8580 安値:8300 終値:8400
月初、週初、年末12月入りだが、出来高減のコマ陰線。つまり条件が良いにも関わらず玉が流入しない。高値8580は11/18の高値でレジスタンス化している。
米ドルは、近い将来必ず下落する
外貨準備の機軸通貨の地位を失う
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1201&f=business_1201_027.shtml
(寄り付き前)
日経平均累積過去データ週足からは、12月上旬が悪く、後半から年末にかけて、陽線確率は高まるのが、例年の傾向。つまり、月初、下落したならば、買い場到来。翌1月は、新規資金流入で、一年で最も上昇しやすい月。しかし、以上はあくまで過去データの話。
日経平均株価は経済の先行指標であり、日経先物はその日経平均株価をさらに牽引する先行指標となる。実体経済の悪化データは重層的に歴史的数値を顕現具現化してゆくが、その先の景気回復を、先物がどの程度予兆することができるか。玉の入り具合が重要となる。仮に先高感の予兆があるとするならば、今回のケースでは、玉は漸次増加してゆくと予測される。逆もまた真なり。
12/12金曜日はMSQ。
個人的には、昨夜遅く、10日ぶりに帰宅。
東京→京都→熊本・新八代→鹿児島・指宿→福岡・博多→東京→京都→帰宅と、東京から鹿児島の南端まで西日本をぐるりと移動してきた。地方経済、心身医学など多面的収穫が多い旅であった。本日は久しぶりにきちんとしたトレードができる。