10月13日、10月20日の2日間にかけて、聴覚障害学生支援グループの養成講座を開催しました。
1日目は、情報支援に関する講義を行い、障害学生支援の背景となる制度やピア・チューター活動の必要性についての理解を深めました。その後、手書きによる要約筆記、PCによる要約筆記について、基礎と実技を行いました。
2日目は、音声認識のツールの精度や限界、使用上の注意点について、実際にツールを使いながら体験しました。その後、模擬講義を通してPCによる要約筆記の演習を行いました。
2日間の養成講座を通して、受講生は聴覚障害のある学生が授業を受ける上での困難さや、周囲はどのような点に配慮や支援をすべきかを考えるきっかけになったのではないかと感じております。
障害学生支援の養成講座は各コースともに、春学期・秋学期の年2回開講しています。障害学生支援について、関心のある学生のみなさんは来年度の講義「障害学生支援技術」の受講登録をお願いします。
要約筆記の実習の様子。受講生は先輩ピア・チューターと2人組となり、他の受講生が話す内容をパソコンに打ち込みました。実習後、感想を受講生との間で話し合ったり、先輩ピア・チューターからのアドバイスを受けたりしました。