運動・内部グループのピア・チューター(支援学生)養成講座を、2024年の6月8日・9日の二日間で行いました。
プログラムとして1日目は車椅子の操作及び乗降体験、二日目はノートテイク(代筆)に関係する内容となっていました。その他、当事者による内部障害に関する講演、講座内でよせられた質問への回答コーナー、事前学習として名川勝先生による「運動障害の理解と支援」と題した基礎学習動画の公開が行われました。
受講生からはプログラムごとに多くの感想が寄せられ、特に車椅子体験においては学内のバリアフリー化の状況や、これに関する課題について多くあがっていました。運営側のピア・チューターもプログラムについて丹念に検討を重ね、特にノートテイクについては教材の見直しに加え、講座終了後に先輩ピア・チューターと新規ピア・チューターが同時に活動へ参加できるよう調整することで、支援のイメージをより具体化しつつ支援へ入るハードルを下げる取り組みも行いました。なお今回は、17名の学生が、新たにピア・チューター登録をしてくれました。ノートテイク支援の需要が高まっているため、とても心強く感じています。
本養成講座は、実際に障害のある学生をサポートしている先輩ピア・チューターや障害のある学生自身が、プログラムの企画・運営を行っており、専門的な支援技術や運動・内部障害について深く学ぶことができます。こうした活動に興味のある方は、ぜひヒューマンエンパワーメント推進局(BHE)までご連絡ください。
養成講座の様子