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授業・試験等の相談・配慮依頼
BHE(アクセシビリティ支援チーム)では、障害のある学生の修学上の相談をお受けしています。障害のある学生だけではなく、学内の教職員・学生の方々も、障害学生支援に関して、何か困っていることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
障害学生に対する配慮について、詳しくは「配慮や支援のポイント」をご覧ください。
(1)授業等における配慮の依頼
BHE(アクセシビリティ支援チーム)では、障害学生のニーズに応じて、ピア・チューターによる支援を提供していますが、授業担当教員からの授業等における配慮も非常に重要 です。
そこで、入学時ガイダンス等で、障害学生、学類・専攻の教職員、アクセシビリティ担当教員で協議を行い、合理的配慮の内容の決定・配慮依頼文書の作成を行い ます。
各学群・学類、各研究群・学位プログラムは、会議等で教員に対して配慮依頼文書を配付し、配慮の必要性について周知を行います。さらに、障害学生自身も自分が受講する授業担当教員に 対して配慮依頼文書を提出し、配慮が必要な旨を説明します。
(2)定期試験における配慮の依頼
BHE(アクセシビリティ支援チーム)では、「定期試験における配慮依頼文書」を作成し、全教員に対して配布・周知を行います。障害学生が受講する授業については、障害学生本人が授業担当教員に試験の方法について相談します。BHE(アクセシビリティ支援チーム)は、必要に応じて助言を行います。
ピア・チューターによる支援
BHE(アクセシビリティ支援チーム)では、「すべての学生の成長を期待できる、学生中心の支援活動」というコンセプトを掲げ、「ピア・チューター(学習補助者)制度」を設けています。この制度では、障害の種類や程度など障害学生の状況に応じて、修学上必要な支援を行います。支援の時間数は、障害の程度、学習環境等を考慮して、BHE(アクセシビリティ支援チーム)で決定します。
主な支援内容は、授業準備、受講時の情報支援、授業の課題作成補助、キャンパス内の移動支援などがあります。
※具体的な支援内容やピア・チューター制度について、詳しくは「障害別支援」や「ピア・チューター」をご覧ください。
附属図書館におけるサービス
筑波大学附属図書館には、障害のある利用者向けに様々なサービスや機器が用意されています。
主なサービス内容は、対面朗読、予約図書の電話連絡、自動読み上げ装置、視覚障害者用全学計算機、拡大読書器、館内移動援助、車いす用机、身障者用駐車場などがあります。
※詳しくは附属図書館ウェブサイトをご覧ください。
学生宿舎入居における配慮
筑波大学のキャンパス内には学生宿舎があり、また周辺には多くの民間アパートがあります。これらの概要と利用については、大学公式ウェブサイト「学生宿舎・アパート情報」を参照してください。
学生宿舎については「特別な事情のある者」の入居枠があり、障害学生はこれを利用することができます。一部の居室は、バリアを軽減した改修が行われています(スロープ、バス・トイレ、台所、ならびに関連した電気・水まわりの改修など)。
入居を希望する場合は、学生部学生生活課へお問い合わせください。
外部団体との連携した支援
BHE(アクセシビリティ支援チーム)では、ピア・チューターによる支援の他に、必要に応じて、外部団体に支援や配慮をお願いして連携を図りながら、支援を行っています。
主な内容
各障害共通
- バス会社への障害学生の通学に関する配慮依頼
筑波キャンパス内には、民間バス会社と契約しつくば駅とキャンパス内を結ぶ循環バスが走っています。これを「筑波大学キャンパス交通システム」と呼んでいます。障害学生にとってもこの交通システムは重要なので、定期的にバス会社との話し合いを行い、よりよいシステムの構築に務めています。
視覚障害
- 入学試験問題の点訳依頼
- 語学等の専門教科書の点訳依頼
聴覚障害
- 式典や入学試験等での手話通訳者派遣依頼
運動・内部障害
- タクシーによる移動支援の依頼
筑波キャンパスは広大なため、運動障害のある学生は、授業間の移動が間に合わないことがあります。そのため、民間タクシー会社や民間福祉タクシー会社と契約し、キャンパス内の移動に定期・不定期に利用しています。乗車前後の移動支援には、ピア・チューター、あるいは同じ授業をとる友人が携わっています。
障害学生支援懇談会
障害学生、ピア・チューター、アクセシビリティ担当教職員ならびに障害学生の担任、ダイバーシティ・アクセシビリティ担当教員などによる懇談会を定期的に開 催し、情報の共有や意見交換を行う機会を設けています。