夏風老いる・・・午後の部
07日(土)、午後の部。午後の撮影は会津若松市北会津町西後庵から始める。この辺りでも稲刈りが始まっており、昼下がりの日差しの中に大型コンバインが稼働していた。
この地には後庵踏切や鶴沼川橋梁などの撮影ポイントがあり、先週は夕刻の田んぼと鶴沼川橋梁を撮った。今回は西後庵菅原天満宮・別雷神社の境内から只見線を望むが、このシチュエーションは初めてなので車両との間合いなどのロケハンも兼ねている。
「夏風老いる ①」~ F11・SS1/400・ISO200 ~
「夏風老いる ②」~ F11・SS1/400・ISO160 ~
車両は①が13:21頃通過の下り427D、②は13:59頃通過の上り428D。①は北東側を向き鳥居越しに会津磐梯山を置いてみたのだが、空模様によりはっきりした姿にはならなかった。画像に写る樹木は桜なので来春の撮影も楽しみであり、車両との間合いや距離感が掴めた。
②は北西側になるがこれは洞察不足となる内容。取り合えずupするが、列車が小さく画像下の祠の存在は希薄になるものの、空の面積をカットした横構図の方が良いかも知れない。酷暑の頃とは異なるが矢張り会津平は暑い。それでも外に立っていられるのは、老いた夏風に変わり北西からの風が涼しさを運ぶからだ。
続いてはソバ畑と田んぼを前景に只見線が走行する河沼郡柳津町大字細八字大巻甲へ向かう。この時期はほぼ毎年撮っている場所だが、年毎にソバが育つ場所が異なっていたり、稲の生育状態や畦道に生える雑草の様子も違う。
「禾乃登」~ F10・SS1/400・ISO800 ~
車両は16:32頃通過の上り430D。先週会津平で撮った際、稲があちこちで倒れていると記したように此処でも同じような状況となり、イメージしていた稲穂の目線による画作りは止める。土壌の栄養分や肥料が豊富だと倒れ易いと耳にしたが、それは本当のことだろうか。
この時間でも西の空は赤味を帯び肉眼でも確認できる。ちょっと前迄はまだまだ光り輝いていた空だが、太陽はかなり傾いてきたのだろうソバと稲穂のコントラストに季節の狭間を覚える。もしかするとソバ畑と田んぼのみでは何ら見栄えしない眺めかもだが、以前も書いたようにそこへ只見線が通過することで成り立つ景観だと思う。
最後の撮影は叶津川橋梁だが、これからの季節、益々日が短くなる前に撮っておこうといったところだ。考えてみるとこの日初めての橋梁撮影になり、夕焼け目的なので橋梁の東側となる南会津郡只見町大字蒲生字沖新田が立ち位置。
「夜ニ急グ空ノ訳 op.2」~ F4・SS1/100・ISO800 ~
車両は18:06頃通過の上り434D。単連車両だが内容的には適っているように思える。↓動画は明るい露出のため分かり辛いが、厚雲が所々にありそれらの明暗、及びコントラストを補正し周囲に溶け込ませた。更に山と空の境にある赤味を強調する。
画像や動画を確認するとそこそこの乗客の姿が確認できる。新潟の小出駅から会津若松駅に向かう最終便の434D。毎度のことだが乗客にとって往路なのか復路なのか、目的は何なのか楽しかったのかなどなど、そんなことを想わせる秋風吹く夕暮れだった。
撮影を終えた帰路の途中、只見川と蒲生川が合流する上蒲生周辺では川霧が立ち昇っていた。その先の第八只見川橋梁周辺では皆無だったが、そんな只見川の様子にもっと眺めていたかった、もっと撮っていたかったとこの夏を惜しむかのように宵闇降りる奥会津を後にする。
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