ザ・ストーン・ローゼズ。マンチェスターの、UKロックシーンの伝説と謳われたロックバンド。Happy Mondaysとともにマッドチェスタームーブメントの象徴的バンド。
60年代のフォークロックにも通じる優しいメロディと、80年代後半に発生したアシッドハウス系ダンスミュージックを融合。90年代UKロックの方向性を決定づけた同名のデビューアルバムは殊に有名。オリジナルアルバムは1st「the stone roses」('89)、2nd「second coming」('94)の2枚のみ。またジョンの手によるジャクソン・ポロック風のジャケや「FMレボルバー」レーベルへのペンキ乱入事件でも有名。90年のスパイクアイランドでのライブでは約3万人を動員、Oasis結成のきっかけにもなった。96年解散。
2011年10月19日、記者会見を行い再結成。
2012年6月29、30日、マンチェスターのHeaton Parkで再結成ライブが行われた。*1
2012年7月27日には日本でフジロック・フェスティバル2012に出演する。
1stではイアンのユラユラと浮遊しているような声とジョンの透明感のあるアルペジオギターの組み合わせが絶妙で、それを支えるマニの独特のうねりのあるベースとレニのグルーヴィなドラムがもともとの持ち味であった。
Led Zeppelinの影響を受けたとされる2ndはジョンが主導権を握り、ハードロック調なディストーションサウンドで、自己陶酔系ギターソロが目立つ。
ベーシストのマニはバンドの発展型とでもいえるPrimal Scream(アルバム「Vanishing Point」以降)に所属。ボーカルのイアン・ブラウンはソロ活動を続け、2004年9月に4thアルバム「Soralized」を発表。ギターのジョン・スクワイアはバンド解散後the Seahorsesを立ち上げるが1stアルバムだけで解散。現在はソロ活動を行い、2004年2月に2ndアルバム「Marshall's House」を発表。
ちなみにイアンとジョンの二人ともが近年のライブではローゼズ時代の曲を演奏している。