Valve社が提供する、ゲーム購入、管理、コミュニケーション、プレイまで一環して行えるプラットフォームサービス。
ユーザー登録・利用は無料。アプリケーションは多言語に対応し、日本語表示も可能。
主にWindowsに対応し、MacやLinuxで遊べるゲームも多数。iOSとAndroid用アプリもある。
ゲームの購入はクレジットカードやデビットカード、PayPalなどが使用可能。Webmoney、ビットキャッシュのプリペイドカードやコンビニでの支払いもできる。
Steam上では「HALF-LIFE2」や「Counter-Strike」シリーズなどのValve社の製品をはじめ、その他のメーカーのPCゲームがダウンロード販売されている。購入したゲームは全てSteam上で管理され、セーブデータやアップデートなどもクラウド経由で行われ、他のコンピュータでもアクセスし、プレイできる。そのため比較的ゲームの不正使用がしづらくなっているが、一方でネットのない環境ではゲームをインストールすることができないという欠点もある*1。
クレジットカードがあれば、国内からでもSteamを介してそれらのゲームを購入することができる。海外のサービスであるが円建て決済となっている。
さらにWebmoney、ビットキャッシュのプリペイドカードやコンビニでの支払いもできる。
このダウンロード販売によって輸送費やパッケージ費用の削減、在庫リスクの回避などにより、販売価格を抑えて販売することが可能となっている。また通常ではなかなか流通に流せないような小規模なメーカーのゲームを、Steamを通じて広く販売できるようにもなった。家にいながらにして購入し、商品の到着を待つことなくすぐにダウンロードして遊べる、というのも魅力のひとつ。
積極的に「スペシャル」と呼ばれる割引セールを行っており、通常でも安い商品がさらに50%〜75%引きで販売されることも多い。
ユーザコミュニティやフレンド登録の機能もあり、ゲームのSNSとしての役割も果たしている。Steam上でフレンドとチャットしたり、フレンドが今どのゲームをやっているのかを確認できたり、自分のプレイしているゲームに招待したり、購入したゲームを他の人にプレゼントしたり、たまたま一緒にプレイした人のプロフィールを見たり、コミュニティーから同じ趣味の人を探したりといったことも可能。「Left 4 Dead」など最近の一部のゲームには、Steamのフレンド、コミュニティを活用したマッチングやサーバ検索の機能も組み込まれている。
なお、上記のゲームにはパッケージ販売されているものもある。
しかし一部ゲーム(America'sArmy3)などとの親和性のなさなども見つかっており、更新後に対象ゲームの挙動が不安定になるという現象なども見受けられる。またゲームによっては、日本国内からは購入できないものもある。
*1:Steamで一度インストールしたゲームは、ゲーム自体に特別な認証がない限り、オフラインで認証なしで遊ぶこともできる