ディスコやシンセ・ポップ色の濃かった前作「Little Dark Age」に較べて全体的にアコースティック・ギターの音色に存在感があり、「Oracular Spectacular」の頃のサウンドへの揺り戻しを感じさせる。特にM7は久々に例えばThe Byrdsの子孫のようなMGMTのサイケデリック・ロック・サイドが惜しげもなく披露されている。Christine And The Queensをゲストに迎えたM3も非常にMGMTらしいシンセ・ポップであるが、同時にChristine And The Queensの楽曲としてもまた同様で、加えてアシスタントとしてプロダクションに関わったDaniel …