藤井風さんは、自分の音楽で誰かが少しでも気分良くなってくれたら満足だと言う。 聴いてくれる人が緊張しないような歌い方を心がけているとも言っている。 それぞれが自分自身と向き合い宇宙の一部になる感覚を大事にしているのではないだろうか。 親指と人差し指で印を結び、祈りを込めて歌う姿は神々しい。 でも実際に風さんのライブに行ったりしたら、高揚と熱狂に我が身を忘れてしまうのも事実だ。 風さんの想いがそのまま伝わるのは難しいことかもしれない。 昨日書いた妹の批評を聞いたとき、私はそう思った。 ただ、願うことと狙うこととは違う。 「北風と太陽」の話のようでもあるけど、風さんは誰かと勝負してるわけではないか…