医師の言うことは素直に聞くのに……保育士に対して“感情的”になる保護者(2019/05/04 17:00)|サイゾーウーマン
角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第182回

医師の言うことは素直に聞くのに……保育士に対して“感情的”になる保護者

2019/05/04 17:00
角川慶子
韓国の明洞ではやっている食べ物が、原宿竹下通りではやるので、流行の先端は韓国のようです

 大型連休前、娘と二人で韓国へ旅行に行っていました。仕事の都合で1泊2日の弾丸スケジュールとなり、フライトも朝6時出発の便だったのですが、韓国は夜中まで店が開いているので、娘も私も満足できる旅でした。とにかく娘はコスメとイヤリングを欲しがり、ピアスでも「イヤリングにチェンジできないか?」と英語で交渉していました。韓国はその場で作り直してくれるので、すごいですよ。午前11時~翌朝6時のファッションビルがあるし、市場は朝6時から開いているし、この国には「ブラック」という概念がないようで、高度成長期の日本かと思いました。以前来た時も、夜中に服をオーダーして、翌朝チェックアウトまでにホテルへ届けてくれたお店があり、驚くことばかりです。言葉がうまくしゃべれなくても、何とかなるのが旅の面白さですね。

 遊んでばっかりいたら、大学生である自分の勉強がまったくできていないことに今さら気づきました(笑)。できれば留年しないで卒業したいので、この5月で取り返したいです。とはいっても、親孝行で熱海のホテル、家族旅行でお台場の会員制リゾートなど予定を入れてしまっているので、早寝早起きしてがんばるしかないのかも。個人的には博物館や美術館にたくさん行きたいのですが、家族には理解されない(娘は美大希望なのに現代美術にしか興味ナシ+婿はその手の施設に興味ナシ)ので、一人の時間を作りたいです。いまは学校へ行く時間を作るのに必死なので、アートを味わえない状態です。時間を捻出しないと!

子どもの気持ちより自分の好み優先!?

 保育園では先日健康診断を行いました。保育園での診断をきっかけに病気や障害が見つかるケースもあるので、全員参加してほしいです。先日も「内股」の子がいて、保育士は気づいていたのですが、なかなか保護者には言えないので、医師から指摘していただきました(医師からだと素直に聞いてくれる)。

 保育士は何人も子どもを見ているので、成長ひとつとっても、個人差はあるものの、「あれ?」と気づくことがあります。やはり専門である「医師」という肩書きを持つ人から伝えるのと保育士から伝えるのとでは重みが違うので、言いにくいことはすべて医師からと決めています。インフルエンザの時、治癒証明を持参しないで登園してきた親子がいた時も、「園医に確認したところ……」と伝えてその日は受け入れない、ということもあります。保育士が伝えた時に、キレる保護者もいますからね。


理不尽な保護者への対応術