2022年2月9日(水)~5月30日(月)
国立新美術館
HP→
https://met.exhn.jp/ ★評
1:
う~、何かなぁ…
日本画好きには、暗いし、メリハリの無い絵ばかりだし、
ぶっ飛んだ発想も無いし、
この展覧会も退屈だったなぁ(溜息)。
エル・グレコ、
カラヴァッジョ、
ラ・トゥール、
フェルメールは、まぁ良かったけどネ。
2:
展示番号:15
「羊飼いの礼拝」
エル・グレコ1605~1610年頃
絵にこの方独自の明暗とメリハリがあり、昔から好きです。
今回来日作品もその例に漏れず、いいですネ(^^♪。
でも、凄くいい、ではありません。
2:
展示番号:26
「音楽家たち」
ミケランジェロ・メリージ・ダ・
カラヴァッジョ1597年
これは、わざとおかしく描いている所はありません。
「おかしい」と言っても、絵を崩しそうになる、と言う事です。
それでも、謎はあります。
中央、リュートを調弦している人物の左手、そしてそのリュートのネック、
暗過ぎます、影が強過ぎます。
なぜでしょう?
特に表したい事があるとは思えません。
もう一つ、画面右の人物の右肩の上、黒い帯の様な物。
説明によると角笛らしいのですが、ホントかなぁ…
どうもよく分かりません。
まぁ、絵が好きで、感じるだけでなく、
作者の意図を考える習慣がある人間に対し、悩ませるために描いた、
としておきましょう(笑)。
やはり、
カラヴァッジョは油断出来ず一筋縄ではいきません(笑)。
2-1:
展示番号:28
「ギターを弾く女性」
シモン・ヴーエ
1618年頃
カラヴァッジョの横に展示されていました。
カラヴァッジョの作風に倣って描いたと説明にありましたが、
技術的に真似しただけ。
心や想像力、精神的なものが皆無。
カラヴァッジョには全く敵いません。
つまらん絵です。
3:
展示番号:27
「女占い師」
ジョルジュ・ドゥ・
ラ・トゥール1630年代
暗い絵ばかりの今回ですが、この絵は明るい。
でも題材は盗みだからなぁ(笑)。
注目は画面右、老婆の両手と両袖。
まずは両袖。
影の部分なのか、下側のピンクがえんじになり、画面の中で一番目立ってます。
左手を下め、右手を上めにして傾斜を付け、両手を結ぶ線が中央のカモ(笑)の心臓の辺りへと繋がります。
カモ(笑)を既に射止めた、と言う事に間違いありません(笑)。
そして老婆の両手。
老婆の顔は年相応のしわくちゃ顔ですが、
両手は他の登場人物と全く同じ(@_@)。
皺もシミもありません。
若者の手です。
つまり、現役バリバリ、凄腕詐欺師ですよ、ホント(^^♪。
カラヴァッジョ以外は真面目くさった絵ばかりの中、面白味がある絵。
その点で非常に目立ってました(^^♪。
4:
展示番号:32
「信仰の寓意」
ヨハネス・
フェルメール1670~1672年頃
フェルメールです(笑)。
やはり、巧いなぁ(^^♪。
メリハリがあり、明暗の使い方、主人公の引き立て方が段違いに巧い(^^♪。
なにをやっているのか、分からないんですが、他の絵師と違うんです。
今回だと、
展示番号:44
「ラ・シャトル伯爵夫人」
エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン
1789年頃
展示番号:46
「レディ・スミス」
ジョシュア・レノーズ
1787年
の2点も主人公の女性のドレスが白で、背景を暗くしています。
でも、女性の輝き方、透明感が違うんだなぁ(@_@)。
技術の差だけなんでしょうか?
とこで、
この「信仰の寓意」で気になるのが、画面左のカーテンかドレイプに描かれている絵。
馬に乗った主人とその馬を引く従者、そんな感じの絵です。
たんなる模様ではないはずですが、何でしょう(笑)?
まぁ、巧い(笑)。
今回の中では間違い無く一番巧い(^^♪。
5:
展示番号:61
「花咲く果樹園」
フィンセント・ファン・
ゴッホ1888年
メトロポリタンの
ゴッホと言うと「糸杉」なんですが、
これは南仏で沢山描いた一枚にすぎません。
どうってことありません。
★まとめ
う~ん、何かなぁ…
今回は特にこれという作品はありませんでした。
タグ
ゴッホ フェルメール カラヴァッジョ
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