海を歩くゲンゴロウ
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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。Kanagawa, Japan


by 佐野真吾、歩海

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横須賀の海岸へ(2025年2月)

 少し前の話になりますが、家族で横須賀の海岸に行ってきました。
横須賀の海岸へ(2025年2月)_b0348205_14280112.jpg
横須賀の海岸へ(2025年2月)_b0348205_14280699.jpg
 2月なのでまだ寒いです。
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 石の裏にはナマコがいっぱい!
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 子どもたちが遊んでいる隙にクロコブセスジダルマガムシを採集しました。
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〈クロコブセスジダルマガムシ〉
横須賀の海岸へ(2025年2月)_b0348205_14285309.jpg
 最近、子どもたちといると重たいカメラを持っていく気になりません。一方でスマホのカメラの性能が良くなったので、ちょっとした写真ならスマホで十分です。しかし、そうなると「ブログやSNSにアップする程でもないな~」と更新頻度も落ちてしまいます…笑


# by shingo-ayumi | 2025-03-14 22:27 | | Comments(0)

トウキョウサンショウウオの季節(2025年)

トウキョウサンショウウオの季節(2025年)_b0348205_10230045.jpg
 毎年恒例ですが、今年も神奈川県のトウキョウサンショウウオの産卵状況を確認する季節がやってきました。

 ここ数年は冬の雨が少なく、産卵の時期も遅くなっています。昔の写真を見返すと1月下旬から2月頃には産卵していたのですが、近年はその時期に行っても水場がなく、3月になって雨が降ってからようやく姿を現します。
トウキョウサンショウウオの季節(2025年)_b0348205_10230968.jpg
 ヤマアカガエルの卵塊
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 かつて僕がDNAを採るために尻の一部を切った個体かな?シッポに傷跡が残っている個体がいました。
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 この日は12地点を回りましたが、成体もしくは卵嚢が確認されたのはたった2地点でした。まだ少し早いようです。
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 ニリンソウが咲き始めていました。
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 ちょっと寄り道をしてユビナガコウモリの様子も確認してきました。

 気づいたらいなくなっていた!?ということにならないようにモニタリングは続けていきたいと思っています。


# by shingo-ayumi | 2025-03-11 23:22 | 両生類・爬虫類 | Comments(0)

横須賀の里山の痕跡を辿る

 三浦半島は半島部であるために大きな河川が少ない。そのため、河川に恵まれない谷戸では領主や代官に願い出て溜池を造る許可を得て、用地に対する年貢を免除してもらうこともできたらしい。


 横須賀市〇〇町にはかつて〇〇村があったそうだ。〇〇村は大きな河川がなかったために溜池を8つ作ったという。〇〇村は幕府の直轄地であったこともあり、稲作に力を入れ、溜池を8つもつくったことにより、三浦半島の全村の中で第一位の石高を誇ったそうだ。そんな記録が残っていることに目を付けた。地域の歴史や文化、民俗からアプローチをして、生き物や自然に辿り着くというのはなかなか面白い。そして時々思わぬ大発見につながることもあるのだ。
横須賀の里山の痕跡を辿る_b0348205_17185926.jpg
 というわけで早速旧〇〇村があった地域を散策しに行ってきた。

 当地には現在水田は1枚も残っていない。しかし、少しでも里山の痕跡が見つかって、少しでも水辺が残っていれば何か面白い生き物が残っているかもしれない。そう思い〇〇村があった地区とその周辺地区をひたすら歩き回ってきた。

 結局8つの池のほとんどは埋められ、残った場所もコンクリートの遊水池になっていた。
横須賀の里山の痕跡を辿る_b0348205_17115891.jpg
 遊水池は隣の地区でもたくさん見つけた。きっとかつては池の多い地域だったのだろう。
横須賀の里山の痕跡を辿る_b0348205_17120578.jpg
 昭和3年頃の旧〇〇村の風景。

 谷戸の入ると、両端に林はあるが、林と谷の間の斜面はすべてコンクリート化されていて完全に分断されていた。また、川であったであろう水路も見事に3面コンクリートであった。生き物的にこれではなかなか厳しい。しかし、民家をすべてとっぱらってイメージをしてみると、かつての谷戸田風景が想像できる。
横須賀の里山の痕跡を辿る_b0348205_17120956.jpg
 途中、地下壕を新たに数ヵ所見つけた。

 このような細かいところは足で稼いで探さないと見えてこない。そもそも望みの薄い地域であることは想像していたが、それでも時々ある発見を期待して歩く時間は楽しい。歩くことは大事なのだ!



# by shingo-ayumi | 2025-01-29 23:11 | 田んぼ・里山 | Comments(0)

ダンゴウオ(2025年)

ダンゴウオ(2025年)_b0348205_17064576.jpg

〈ダンゴウオ,神奈川県産〉
 この時期になると、とりあえずダンゴウオの観察に行くというのがここ15年くらいのルーティンです。2024年の年末からちょこちょこ出かけています。ちなみに地元が観音崎なので観音崎で探していると思われがちなのですが、観音崎ではやっていません!観音崎では通行人が密漁と間違えて警察に通報してしまうことが多いようです。警察はその後漁師さんに電話をするそうなのですが、猟師さんとしては夜中に電話がかかってくるのは迷惑だそうで(そりゃそうだ)、観音崎では夜磯採集をしないで欲しい!とのことです。

 そんなこともあり、地域に迷惑をかけるのは嫌なので、観音崎でない場所に行っています。採集者は情報があると、みんな同じ場所に集まり、それが地域の迷惑につながるという話はあるあるです。皆さんも気を付けましょう!
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 そんな事情もあって、去年と今年は今まで行ったことがない場所の開拓をしています。特に今年は体力づくりのために近所の階段で階段ダッシュをしているので、体力が有り余っています。その体力を発散させるためにも大潮の日は毎晩海に行っています。さて成果はいかほどでしょうか?
ダンゴウオ(2025年)_b0348205_17080772.jpg
 こんなところにもいるの?

 磯なんてない砂浜や、岩がゴロゴロしているだけの場所、漁港、僅かな面積の岩場など、かなりいろいろな場所で確認しました。ダンゴウオと言えばまとまった磯がないとダメなのかと思っていましたがそんなことはありませんでした。しかし一方で、すごく良さげな磯なのにまったくいない場所もありました。その違いはいろいろ考えられますが、各所を回る中で、「いる所」と「いない所」の違いがだいぶ分かってきました。
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 15年前、神奈川県内の各所を回って探したことがありました。その時は、多い少ないはあるものの、だいたいの場所で確認することができました。しかし、現在では見られなくなってしまった磯も多いと聞きます。今回は15年前よりさらにマイナーで細かい場所を探しているのですが、ここからさらに15年経ったらどうなっているか分かりません。そんな心配もしつつ、きちんと記録をとっておこうと思っています。


# by shingo-ayumi | 2025-01-18 20:06 | | Comments(0)

西表島の旅(2024年12月)

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 少し前の話になりますが、お仕事をいただき西表島に行ってきました。※お仕事ですが、仕事で使わない写真は使用しても構わないとのことなので紹介させていただきます。
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 ヤエヤマツダナナフシを撮影する北野先生。今回のお仕事は恩師である北野先生からご紹介いただきました。
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〈ヤエヤマアオガエル〉
 ホテルに帰って部屋で仕事をし、仕事を終えてから夜の林道を散策しました。今回は寒くて全体的に生き物が少なかったです。
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〈リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ〉
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〈サキシマハブ〉
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〈サキシマハブ〉
 サキシマバイカダを見つけて、写真を撮ろうとカメラを撮りに一瞬その場を外した僅かな時間に逃げられてしまいました。残念…
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〈ヤエヤマツダナナフシ〉
西表島の旅(2024年12月)_b0348205_08473860.jpg
 これから2年程西表島に何度か行くことになりました。楽しみです☆


# by shingo-ayumi | 2025-01-17 22:22 | | Comments(0)