アイカツスターズ!第92話 私たちのエピソード ソロ あらすじと感想
あらすじ
アイカツランキングの決勝戦進出はエルザ、ゆめ、レイ、真昼の4人に決定。
ゆめたちS4はもうすぐ卒業してしまうので、その前にアイカツ武道館でS4ライブをやることに。
節分で集まった前S4。後輩たちのためにアイカツ豆まき大会を開催する。そしてS4ライブでエピソードソロを披露する現S4の4人。
その後、アイカツランキング決勝出場者の記者会見が催され、4人はそれぞれ意気込みを語った。
感想
エルザ、ゆめ、レイ、真昼の4人。ヴィーナスアークのナンバー1とナンバー2に四つ星学園のS4が2人と順当だ。いや、当初はヴィーナスアーク勢が優勢だったことを考えるとゆめと真昼はよくやったといえる。
敗者たちの物語
四つ星学園編
ひめ「みんな、豆は持ったわね?」
ツバサ「さあ桜庭!」
ローラ「は、はい」
ツバサ「私たちに豆をぶつけるんだ」
一同「え?」
ローラ「無理です、先輩に豆をぶつけるなんて」
ツバサ「できないのか?それが敗因じゃないのか」
ローラ「え?」
ツバサ「先輩には豆をぶつけられない、エルザ・フォルテには勝てない。そう思う心がアイカツの妨げになってないか?」
ローラ「そ、そんなこと」
ツバサ「あるだろう」
ローラ「え」
ツバサ「悔しいくせに笑ってごまかし、一人でため息をついている。強がって自分をごまかしてばかりいると鬼はふくれあがるぞ」
ローラ「鬼・・・」
ひめ「鬼とは自分の中にある弱い心よ。隠そうとすればするほど大きくなるわ」
夜空「思いを叫びながら豆をまいて、鬼を追い払っちゃおう」
勝者がいれば、必ず敗者が出てくる。これはアイカツでも例外ではない。今回は敗者に焦点が当たったお話だったと思う。
ローラもアイカツランキングの決勝戦に出場するべく頑張ったが、エルザに破れた。その後は平然を装っていたけど、やはり悔しかったようだ。
そんなローラたちを導くのは先のS4の4人。
ひめは先週アリアと一緒にいたが、夜空とツバサは豆まきの鬼になるために帰国してくれた。卒業しても、解散しても前S4はやっぱりS4だ。ここぞというときに頼りになる。
とくにツバサは自分のブランドを継承させたので、ローラのことを気にかけていたのだろうか。
凄まじい投球フォームでツバサに豆をぶつけるローラ。アイカツが自分との戦いである以上、鬼は自分の中にある。その鬼を追い払うのだ。そして今後の決意を込めて福は内。
なぜかアリスも呼ばれていた。初登場でいきなりヴィーナスアーク退学を勧告され不憫だったからか。しかし最初は豆まきに困惑気味だった。外国人のアリスからみたら豆まきも奇祭にしか見えないのかもしれない。
ちなみにリリィの願いは『無病息災でアイカツ』という、ある意味一番切実だった。
ヴィーナスアーク編
エルザ「きらら、開けなさい」
きらら「エルザ様?」
エルザ「開けなさい」
きらら「う」
エルザ「キャロライン」
キャロライン「メェー」
きらら「え?」
(キャロラインがドアを開ける)
きらら「あ・・・」
エルザ「おいしいステーキの食べ方は?」
きらら「え?」
エルザ「どんなに高級なビーフを使っても、熱々を食べなければ台無し。早くいらっしゃい。ステーキが冷める前に」
きらら「あ・・・はい!」
一番感動したのがエルザときららのやりとりだった。
ローラはアメイジングアイドルフェスでエルザに敗北したし、アリアはハッスルアイドルフェスで真昼に敗北した。その時点で決勝戦に出場できないことはわかっていたわけだ。
ところが、きららはレイとトライアスロンアイドルフェスに出場して(レイの助けはあったが)同ポイントを獲得した。つまり今回の発表までどちらが決勝に残れるかわからなかった。
決勝戦に出場できず落ち込むきららを心配して、きららの部屋にくるエルザ。
口ではステーキが冷めるとしかいっていなかったが、ドアが開いたときの顔はきららを心配しているように見えた。
エルザの口から言及されたことはないが、エルザがきららやレイを大事に思っていることは今回でハッキリした。
そうでなかったら自らきららを呼びに行くはずがない。ただし素直でないエルザは、直接励ますことはせず(できなかった?)ステーキを食べるよう指示したのだろう。
泣きながらステーキを食べるきららを見て、こっちまでウルウルきてしまった。