アイカツスターズ! 第90話 ヴィーナス クライシス! あらすじと感想 - 常在戦場

常在戦場

アニメや食事、本の感想を書いていきたいと思います。

アイカツスターズ! 第90話 ヴィーナス クライシス! あらすじと感想

 

あらすじ

ヴィーナスアークの解散を発表するエルザ。動揺するヴィーナスアークの生徒たち。きららとレイはアイカツランキングの決勝に出場するため、特訓しトライアスロンアイドルフェスに出場する。

 レイときららは決勝のマラソンに進む。猫をかばって足を挫いたきららの肩を担いでゴール前にきたレイはきららの背中を押し、ゴールさせる。優勝してステージに上がるきらら。

きららをサポートしたことで、レイにもアイカツランキングできららと同じポイントが加算された。

感想

 ヴィーナスアーク解散!?

前回では元に戻ったように見えたエルザだったが、今回いきなりヴィーナスアークの解散を発表した。何てこった・・・というのが正直な感想だ。

レイやきららたちはショックだろうし、アリアにいたってはついこの前ヴィーナスアークに入学したばかりだというのに。

問題は理由だ。太陽のドレスを手にする(そしてアイカツランキングで優勝する)ことがエルザの目的ならば、もうレイもきららも用済みだろう。

アイカツランキング決勝において強力なライバルになることを考えると、むしろいないほうがよいかもしれない。

しかし、それだけではないらしい。エルザはあまり多くを語っていないが、そのヒントとなるセリフや描写が今回は多かった。

じいや「エルザ様、レイ様たちを自分のわがままに付き合わせるのは心苦しい、そう思っていらっしゃるのでは?」

じいやに上の言葉をかけられたエルザは、黙ったままうつむき、ステーキにナイフを入れた。

確かに、エルザは太陽のドレスでアイカツランキング優勝、そして自分の母親に近づきたい(認められたい?)というのが動機だ。他の人のためにアイカツをやっているわけではなく、自分の満足のためにやっている。

そうなるとレイやきららはそれに付き合わされて、振り回されているともいえる。

エルザ「勘違いしないで。忠告に来ただけ。私は一度決めたことは必ず貫く」

きらら「わかってる。でもきららだってあきらめないよ。ちょっとやそっとじゃ引っ込まない、そんな子だからエルザ様もきららたちをヴィーナスアークに呼んでくれたんでしょ。ねえ、レイちゃん?」

レイ「そうだね。パーフェクトエルザのたった一つのミス。私たちがこんなにも君に夢中になるとは思わなかっただろ?」

エルザ「あなたたちはもう、私がいなくても充分に輝いていられる」

レイ「いいや、まだだよ。もっともっと輝いて、君を取り戻してみせる。覚悟をしておいてもらうからね」

 しかしそうではない。レイやきららは自分たちの意志でエルザを慕っている。エルザに一方的に振り回されているわけではない。

それはエルザにとって盲点だったのだろう。驚いた表情をして小さくうなずいた。

 

そして自分の顔が映った紅茶をかき混ぜる。

エルザも本当はレイやきららと一緒にいたいが、それを否定する孤高のパーフェクトエルザとしての自分と葛藤しているのだろうか。

 トライアスロンアイドルフェス?

トライアスロンアイドルフェスときいて、正月にゆずが出ていた『ニューイヤー寒中トライアスロン』を思い出したが、それとは関係ない。

ダンス、芝居、ファッションショー、クイズ、生け花、料理、マラソンをこなしているイベントだ。

ダンスや芝居はともかく、クイズや生け花、料理までできないといけないのは厳しい。最後がマラソンなのはアイカツらしいが。

ラソンではきららを担いでゴール前まで行き、ゴールを譲ったレイ。

仲間を助けたいという気持ちもあるだろうが、ゴールを譲ってもアイカツランキングの決勝に出られるという自信もあるのだろう