2023年度 | 静岡県立大学地域経営研究センター
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2023年度

社会人学習講座 令和5年度開講講座 (全25講座)

講座名 開講日
≪オンライン開催≫
法律読解のファーストステップ ~読解のコツと立法の基礎~
5月19日(金)
Gastronomy tourism strategy for inbound markets
インバウンド向けガストロノミーツーリズム戦略
6月30日(金)
中部横断道と静岡県観光
~静岡県民・山梨県民向け調査により利用実態を考察する~
7月7日(金)
学び直しの会計学・簿記
~投資と実生活に役立つ知識を身に着けよう~
7月26日(水)
8月2日(水)
≪オンライン&会場開催≫
まちづくりの計画を考えてみよう! ~わがまちの将来はどうなるのか~
7月29日(土)
機械学習入門  ~きっと役立つ最初の一歩~
【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
8月19日(土)
実践TOEIC® Writing 8月26日(土)
世界で勝つ 食のブランドづくり
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
9月2日(土)
Connecting with English 9月2日(土)
ChatGPTを活用した英語ライティング 9月9日(土)
≪オンライン開催≫ 薬食同源からみたサプリメント利用の考え方
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
9月9日(土)
覇権争いの果てにあるもの
~米中覇権争いの深意と余波~
9月16日(土)
≪オンライン開催≫ 健康長寿をめざした食事とは?
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
9月21日(木)
シン・健康食を考える
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
9月30日(土)
食のセルフケアを支える科学と技術
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
9月30日(土)
≪オンライン開催≫
Pythonによる会計データサイエンスの基礎と応用
9月30日(土)
10月14日(土)
統計・データ分析講座 入門編
【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
10月14日(土)
10月21日(土)
≪オンライン開催≫
こどもを支援するためのリスキリングとホスピタル・プレイ
10月28日(土)
Pythonプログラミング 初級
【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
11月18日(土)
11月25日(土)
Pythonプログラミング 中級
【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
12月9日(土)
12月16日(土)
≪オンライン開催≫ 転機を迎えた地域公共交通
~地域公共交通において何がいま課題となっているのか~
12月9日(土)
≪オンライン開催≫ COVID-19と「救急医療の危機」
~都道府県「格差」はなぜ生じたのか?~
1月22日(月)
ウェブブラウザではじめる心理実験 2月17日(土)
地域における医療と介護のさらなる連携に向けて 3月9日(土)
≪オンライン開催≫浅草の見えざる資産 ~コロナ禍と浅草料飲組合の奮闘記~
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
3月15日(金)

社会人学習講座の様子

講座名 法令読解のファーストステップ
~読解のコツと立法の基礎~
開催日時 5/19(金) 18:30~21:00
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 小西 敦  静岡県立大学経営情報学部 教授
内 容 法令を読むファーストステップとして10の項目を紹介しました。法令を読むコツは、目次を活用する、条文の基本構造を理解する、条文の見出しを利用するなど、各項目ごとに詳しく解説し、後半は条例Webアーカイブデータベースの活用について説明しました。質疑応答の時間では、参加者が日々の業務で感じている疑問点に講師が答えていきました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「条例や要綱を作る側の悩みや意見を聞くことができて、他の受講者と先生のやりとりもとても参考になった」「導入部分において、法律用語の基礎を図で示していただき、理解を深めることができました」「法律等は難しいイメージ・苦手意識がありましたが、今回その意識を払拭するきっかけにでき大変良かったです」
講座名 Gastronomy tourism strategy for inbound markets
インバウンド向けガストロノミーツーリズム
開催日時 6/30(金) 18:30~20:00
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 一般教育棟 STUDIO(2310講義室)
講 師 カウクルアムアン アムナー 静岡県立大学経営情報学部 准教授
内 容 ガストロノミーツーリズムのコンセプトである、料理のアート、食と結びついた体験、食品生産チェーンを講師が英語で解説しました。静岡市梅ヶ島の実践事例として、ターゲットを絞った体験型観光、ガストロノミーティーツーリズムウォーキングルートの開発、さまざまなお茶を使ったレシピ集「梅ヶ島美食レシピ」などを紹介し、参加者と共にインバウンド観光促進への戦略を考えました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「とても面白かったです」「町おこしや地域活性のためのヒントを得られた」「ツーリズムについて英語で聞けておもしろかった」「いつも楽しい授業をありがとうございます。美食文化は静岡の全ての地域に根ざしていると思うので、これからの観光にすごくためになると思っています」

 

 

講座名 中部横断道と静岡県観光
~静岡県民・山梨県民向け調査により利用実態を考察する~
開催日時 7/7(金) 18:30~20:00
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 八木 健祥  静岡県立大学経営情報学部 教授
内 容 中部横断道開業から観光面での静岡県への経済効果を、アンケート結果から分析しました。課題として、山梨県・長野県からのアクセスは各段に向上したが、需要や経済効果を十分生かしきれていない実態を述べ、今後は観光客のデータ収集やターゲット層をどこに絞るかなど、課題解決に向けた取り組みについてお話ししました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「山梨県、長野県内の小中学校などの教育旅行にぜひ伊豆半島を選択していただきたいと考えております」「データ分析のあとの具体的な行動をされていて、とても素晴らしいと思いました」
講座名 学び直しの会計学・簿記
~投資と実生活に役立つ知識を身に着けよう~
開催日時 7/26(水)・8/2(水)18:30~20:00
会 場 B-nest静岡市産学交流センター 小会議室1・2
講 師 上野 雄史  静岡県立大学経営情報学部 教授
内 容 簿記・会計をビジネス、投資に活かすためには、意識しながら学ぶことが必要であると述べました。まず、試験対策や基本を学ぶうえでおさえておくポイントを紹介したうえで、取引の8要素の結合関係から資産、負債、純資産、収益、費用との関係性を意識することにより、ビジネスを立体的にとらえ、企業の実態を知ることに役立つと説明しました。後半は、長期金利の仕組みについて実際の事例を挙げて講義し、簿記・会計は経営だけでなく経済とも繋がりがあること、学び直しにおいて金利の要素を考えることが重要であると述べました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「簿記を勉強した先に、今日学んだような分野で活かせるというイメージを持てて、大変に良かったです」「簿記2級に再チャレンジして会計を学び直そうかと考えていたので、いいタイミングでお話を伺うことが出来た」「経済の話とのリンクはおもしろかった。その中で簿記にも興味が出てきたので、今後学びたいと思った」「金利のこと、言葉は聞いたことがありましたが、深く意味や仕組みを理解してなかったんだと痛感しました。分かりやすく教えていただき、ありがとうございました」
講座名 まちづくりの計画を考えてみよう!
~わがまちの将来はどうなるのか~
開催日時 7/29(土) 13:00~14:30
開催形式 Zoomによるハイブリッド形式/会場(静岡県立大学地域経営研究センター)
講 師 岸 昭雄  静岡県立大学経営情報学部 教授
内 容 総合計画の必要性とその目的、計画の策定から実施までどのように行うのか、計画立案の際に考慮すべきポイントを挙げました。住民の意思、住民の多様性、地方自治体の疲弊、自治体間競争、住民参加、それぞれの問題点を解説していき、人口減少社会に対する危機感を持つことや、状況を俯瞰的に把握する能力の必要性を述べました。後半は、産学官民連携のまちづくり事例として、草薙駅周辺まちづくり検討会議、草薙カルテットを紹介しました。講義は地域経営研究センターの会場から、オンライン参加者に同時配信するハイブリッド形式で開催しました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「まちづくりがどうなっていくかを知ることができた。コンパクトシティにより人口減少の中でも利便性を維持できるということが分かった」「商店街にて地域活性化の活動に関係する仕事に携わるようになったので、非常に良かった」「総合計画の肝の部分が聴けて良かったです」
講座名 機械学習入門  【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
~きっと役立つ最初の一歩~
開催日時 8/19(土)13:00~16:10
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 経営情報学部棟 4314講義室
講 師 六井 淳  静岡県立大学経営情報学部 教授
内 容 講義前半は、人工知能と機械学習の関係性について学びました。人工知能の定義から、人工知能の歴史的背景、機械学習の位置づけ、機械学習の体系をわかりやすく解説し、機械学習は元々人工知能の研究から派生した分野であると述べ、その背景となる機械学習が発展した2つの理由についてお話しました。後半は機械学習理論の基本事項を学習し、質疑応答の時間では参加者から数多くの質問が寄せられました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「専門家ならではのお話が聞けて大変勉強になりました。質問の時間をきちんととっていただいたのもありがたかったです」「想像していたよりも深く理解ができたと感じました。感覚的にうっすら思っていたことを、理論で見せていただけたように思います」「丁寧なご指導と緩急のある配分で最後まで集中できました。本を読んでも分からなかった内容が少しずつ糸口が見えてきたような気がしました」「今後どうなるかについて話されたこともよかった」
講座名 実践TOEIC® Writing
開催日時 8/26(土) 13:00~16:10
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 一般教育棟SUTDIO(2310講義室)
講 師 藤森 敦之  静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター 教授
内 容 TOEIC Speaking&Writingワークブックを用いて、TOEIC ライティング試験で求められるスキルと評価項目について学びました。参加者はパソコンを使って自身のタイピング速度を計測し、写真の描写、語彙トレーニング、返信メールの作成、意見の記述問題などに挑戦しました。試験対策として適切な語彙・語句の使用、文法的に正しい文章の作成、英語のライティングは短文、複文、パラグラフの順の積み重ねが大切なことなど、各問のチェック項目やポイントを講師が解説しました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「必要なことが分かったので良かったです」「Speakingの講座もあれば是非受講したいです」「英語を学び直す(学び続ける)ことを希望する社会人に学習の機会を与えてくださり、ありがとうございます」

 

 

講座名 Connecting with English
開催日時 9/2(土) 9:00~12:10
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 一般教育棟SUTDIO(2310講義室)
講 師 Jacob Lawrence 静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター 特任講師
内 容 ネイティブの生の発音、アクセントに触れるため、講師が読み上げたテキストの穴埋め箇所に語彙を書き込みました。Travel Quiz、Vocabulary、Synonym Matchと進み、後半はグループに分かれてミニプレゼンテーションの練習を行い、参加者同士のSpeakingを体験しました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「たくさんの人と会話の練習ができてとても楽しかったですし、積極的に英語を使うことができました。また是非参加したいです!」「大変楽しく受講しました」「是非、似たような講座があれば受講したいです」「社会人のrestudyの良いスタートとなりました」

 

 

講座名 世界で勝つ 食のブランドづくり
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
開催日時 9/2(土) 13:00~15:15
会 場 B-nest(ビネスト)静岡市産学交流センター
講 師 岩崎 邦彦  静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 教授
内 容 モノづくり力の高い静岡・日本が課題とするブランドづくりを、アメーラトマトの実例を挙げて考えました。ブランドづくりとは何か、ブランドの4つの力、強いブランドの条件について講義した後、生産方式・ブランドづくりを日本から輸出、流通・販売・営業を現地化して、国境を越えるブランドの「軸」の共有を実現させた欧州でのブランド戦略についてお話ししました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「ブランド力を高めるには、中身と外側の両方でその商品を輝かせる必要があるとわかりました」「実例をまじえて話されていて、非常に勉強になりました」「なぜ高価なトマトがヨーロッパで売れるのかが疑問であったが、ブランド力と生産販売戦略の実践によることがよく分かった」「すぐに活用できるすばらしいセミナーでした」

 

 

講座名 ChatGPTを活用した英語ライティング
開催日時 9/9(土) 13:00~16:10
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 一般教育棟SUTDIO(2310講義室)
講 師 藤森 敦之  静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター 教授
内 容 ChatGPTの基本的な使い方から、プロンプト(命令文)の出し方、校正機能の使い方について学びました。まずChatGPTを使う上での注意点を理解し、英文の和訳、和文の英訳、e-mail、エッセイ、チャットの作成から、バリエーションの求め方、文法性の確認、ボキャブラリー増強法、構成法まで、ChatGPTの機能を使ってより質の高い回答を得る方法を試しました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「今回の講座で初めてChatGPTを使いました。英文ライティングでの具体的な活用方法を知ることができ、受講して大変よかったです。今回のような講座があればまた受講したい」「いろんな事ができると分かってとてもおもしろかった」「ChatGPTの校正機能、チェック機能はすぐにでも実務で活用できると実感しました」「今後の英語学習におけるスキルアップに大変役立つだろうと思います」

 

 

講座名 薬食同源からみたサプリメント利用の考え方
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】

開催日時 9/9(土)13:00~14:30
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 賀川 義之 静岡県立大学薬学部 教授
内 容 薬の知識と飲食の知識は同じ起源からという薬食同源の考え方から、伝統的な食事と自然の成分が健康や病気の予防・改善にどのように機能するのか、医薬品や一般食品との区別など基本的な考え方と市販の現状、サプリメントへの期待と注意点を挙げ、薬食同源からみたサプリメントの正しい利用・活用法について講義しました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「情報が溢れかえる昨今ですが、今回のように体系だててご説明いただくと、単なる情報が知識へ、さらには自分の努力次第では知恵へと昇華できそうに思えました」「非常にわかりやすい説明で大変勉強になりました」

 

 

講座名 覇権争いの果てにあるもの
~米中覇権争いの真意と余波~
開催日時 9/16(土) 13:00~14:30
会 場 B-nest(ビネスト)静岡市産学交流センター 演習室4
講 師 竹下 誠二郎  静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 教授
内 容 中国の短期的・長期的課題、グローバリゼーションの後遺症と問題点を挙げ、西側諸国の注意すべきことや今後の行方について考察しました。
1.グローバリゼーション最大の受益者と「裏切り」
2.サプライチェーンの再構築とさらなる攻勢
3.今後の行方:T-25の方向性と米国の分断
4.中国が「負けた」とき
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「本当に中身の濃い話を勉強出来て良かったです」「大変興味深い講座ありがとうございました」「鋭い切り口で大変勉強になりました。世界の歴史の見方に大いに示唆されるものがありました」

 

 

講座名 健康長寿をめざした食事とは?
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】

開催日時 9/21(木)18:00~19:30
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 森本 達也 静岡県立大学薬学部 教授
内 容 長寿に関係するバランスの良い食事とは、病気のリスク低下に関係する食事とは何か、日本人を対象とした研究や各国との比較研究から分かったことを解説しました。実験研究から明らかにされた結論として、食事の基本は、魚、大豆、海藻、野菜を十分にとる和食中心、1日3食多彩な食材、主食+副菜+主菜のバランス、食べ過ぎないことであると述べました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「身近な例を用いてわかりやすくご説明いただき、有難うございました。(先生と受講者の)双方向での講義の進行も良かったと思います」「健康的な食事について、どうして望ましいのかを歴史や地域特性を考えつつ聞くことができたので、納得しながら学ぶことができました。自分の今後の食事も見直していきたいと思いました」
講座名 シン・健康食を考える
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
開催日時 9/30(土) 13:00~14:30
会 場 B-nest(ビネスト)静岡市産学交流センター 小会議室1・2
講 師 新井 英一  静岡県立大学食品栄養科学部 教授
内 容 健康を知ることは病気を知ることでもあり、男女別の栄養摂取量の現状と基準との差異、摂取量と生体反応との関係についてお話しし、食(栄養)と健康との関係、栄養管理の重要性とヒトの代謝の理解を進めました。本当の健康とは、適度な運動、適度な休養、健康的な食生活とのバランスと挙げ、健康の定義を踏まえたうえで栄養不足の現状を知り、疾病との関係性を意識することで、健康長寿や疾病予防、治療に役立つと述べました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「さまざまなデータベースに基づいたお話から、日頃心がけている偏らない食事について自信が持てました。本日は更に、いつ、何と、というタイミングの問題にも注意するきっかけになりました」「食品製造業に従事しているため、今回の講座は大変勉強になりました」「普段の食事から気をつけられることが多くあるので心掛けたいです」
講座名 食のセルフケアを支える科学と技術
【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
開催日時 9/30(土) 15:00~16:30
会 場 B-nest(ビネスト)静岡市産学交流センター 小会議室1・2
講 師 合田 敏尚  静岡県立大学食品栄養科学部 特任教授
内 容 壮年期男性の肥満、若年女性のやせ、高齢者のやせなど、現代日本における重要な健康課題を挙げ、対象集団ごとの食事・食習慣の優先課題、ひとり一人の個人に対する栄養と運動の正しい処方として、持続可能で実践的な知識の普及と食環境の整備の必要性について解説しました。次に、ウェアブル端末を活用して、自らの身体を日々チェックしながら、健康な食事・運動を実践する、健康の見える化事業についてお話ししました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「家族に今日の講義内容を上手に伝えて健康維持につなげたい」「最近仕事で生活が不規則になり、食事も乱れ、運動機会も減っていました。この悪循環を一度断ち切り、好循環に変えていきます」
講座名 Pythonによる会計データサイエンスの基礎と応用
開催日時 9/30(土)10:00~11:55 13:00~14:30
10/14(土)10:00~11:30 12:30~14:20
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 上野 雄史 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 教授 (第1回/第6回)
小澤 圭都 ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社 マネージャー (第2回)
稲垣 大輔 稲垣大輔公認会計士事務所 代表 (第3回)
蜂谷 悠希 三光アセットマネジメント株式会社 CFO (第4回)
野呂 祐介 株式会社ローソンデジタルイノベーション データサイエンティスト (第5回)
内 容 プログラミング言語Pythonを用いて、会計データに特化したサイエンスを実践する方法を解説しました。会計実務に従事した各講師が、実務に即した経験を踏まえて講義を行いました。
第1回 ビジネスにおけるデータサイエンス活用 (9/30)
第2回 Pythonでデータ会計サイエンスをはじめよう
第3回 会計データで機械学習を実践しよう
第4回 時系列分析で売上予測をしてみよう (10/14)
第5回 会計データで機械学習を実践しよう(応用編)
第6回 データサイエンスをビジネスに実装する
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「仕事に活用できるヒントをもらった感じがします。大変有意義でした」「Pythonを使えばかなりいろいろな分析ができる。その手法を学んでいくことももちろん大事だが、どんな分析を行いたいか、どんな分析が会社に価値をもたらすかを常に考え続けることがより大事だと感じた」「大変充実した内容、盛りだくさんで、正直に言って理解できたとはいえませんが、若いバリバリの実務者の方々から話を聞くことができ、田舎暮らしの身にはとても刺激的でした」
講座名 統計・データ分析講座 入門編
【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
開催日時 10/14・10/21(土) 13:00~17:00
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 経営情報学部棟 4215コンピュータ室
講 師 上原 克仁 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 准教授 (10/21)
井本 智明 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 講師 (10/14)
内 容 統計学の基礎知識を確認しながら、実務に活用できる分析方法を学習しました。Rの基本的操作を覚えて、データ分析の基礎から、様々な統計手法について演習形式で進めました。
・統計学とは? 統計的推測の必要性 統計的仮設検定の原理と応用例 (10/14)
・ExcelやRを使った演習 記述統計、回帰分析など (10/21)
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「Rを使うのは初めてだったので上手くいかないこともありましたが、勉強になりました。面白かったので家でもやってみたいです」「Rに関心があったのですが、独学で触るにはハードルが高く感じていたので今回受講できて幸いでした。コマンドに慣れていないので講義にはかなり遅れましたが、よい体験になりました」「14日の講義では統計の基礎となる考え方について詳しく講義頂き理解が深まりました」「Rについてこれから勉強するきっかけとなり、非常に良い授業だった」

講座名 こどもを支援するためのリスキリングとホスピタルプレイ
開催日時 10/28(土) 10:00~12:15 13:00~15:15
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 松平 千佳  静岡県立大学短期大学部 教授
内 容 まず、リスキリングをは何か、こどもと関わる方にリスキリングが必要な理由、リスキリングを邪魔するものについてお話ししました。続いて、ホスピタルプレイの力について説明し、ハイリスクの子どもたちの支えとなるツールとして、キワニスドールを紹介しました。参加者は事前に配布された教材を使って、気持ちを表現することを体験し、遊びを使った支援の方法を学びました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「ワークがたくさんあり、自分自身を振り返りながら参加することができました。これからの実践に活かしていきたいと思うものも多くありました。また、多方面から子どもを見ていくことの大切さを再度感じました」「キアニスドールの顔が、思い描いたようなマンガタッチにならないもどかしさも楽しめたし、皆さんの出来栄えの高さにも感歎しました」
講座名 Pyhonプログラミング 初級
【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
開催日時 11/18(土)9:30~11:30 11/25(土)9:30~11:35
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 経営情報学部棟 4215コンピュータ室
講 師 渡邉 貴之 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科教授
内 容 Pythonに初めて触るプログラミング初学者の方を対象として、プログラミングの初歩から講義と演習を行いました。1.Pythonの特徴とプログラミング環境の確認、2.変数とデータ型(数値型、文字列型、リスト、辞書)、3.制御構文(ブロックの概念、if文、for文、while文)
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「とても分かりやすく、Pythonの初歩的なところを学ぶことができました。来年、中級に参加してみたいです。非常に有意義な講座でした」「難しかったけれど、もっと勉強したいと思いました」「プログラムをかじったことがあるので比較的理解しやすかった。中級も受講してもっとレベルアップしたい」
講座名 Pyhonプログラミング 中級
【静岡県ICT人材育成事業連携講座】
開催日時 12/9(土)9:30~11:30 12/16(土)9:30~11:35
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 経営情報学部棟 4215コンピュータ室
講 師 渡邉 貴之 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科教授
内 容 Pythonの初歩を学習済みの方を対象に、matplotlibやpandasなどのライブラリを用いたデータの集計や分析といった内容を学習しました。座学だけでなく、実際にコードを打ち込んで実行する演習を行いました。1.pandasによるデータの集計と可視化1、2.pandasによるデータの集計と可視化2、3.Mecabによる自由回答の分析、4.scikit-learnによる回帰分析
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「初級・中級と初めて受講しました。中級は実践的で楽しく学べました」「独学では難しかったので受講して良かったです。学習の入口になりました」「難しかったけど楽しかったです。ぼんやりとPythonについてわかったので復習して身につけたいと思います」「コードが用意されていたおかげで入力作業に時間をかけず、短い時間で多くの内容を体験・学習することができよかったです。テンポが速くて情報量が多く、頭を使いましたが、とても充実していた内容の講座と感じました。」
講座名 転機を迎えた地域公共交通
~地域公共交通において何がいま課題となっているのか~
開催日時 12/9(土) 13:30~15:00
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 松岡 清志  静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 講師
内 容 住んでいる地域にどのような公共交通機関があるのか振り返り、国の公共交通に関する政策がたどってきた経緯を解説しました。最近の課題として、需要側の運転免許返納の増加、供給側の人手不足、2024年問題で人手不足に拍車がかかるのではないかと述べ、今後の国、自治体、交通事業者の役割について考察していきました。さらに、市民の役割として、行政の政策を待つだけの受け身ではなく、まちがどうあってほしいのか主体的に考えてみること、自らが自家用車を運転できる間に公共交通を考えることも重要であるとお話ししました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「最近はシェアサイクルが普及してきて便利になったと感じていますが、地方の路線バスの観点ではかなり厳しい状況と再認識しました。普段はほとんど利用しないので、試しにバスに乗ってみたいと思います」「バスの本数が減ることのいろいろな理由が理解できました。知多半島地域にはコミュニティバスと路線バスが具合よく走っている町があるので、天竜地域の参考になると思いました。分かりやすくお話ししてくださってありがとうございました。とても有意義でした」
講座名 COVID-19と「救急医療の危機」
~都道府県間の「格差」はなぜ生じたのか?~
開催日時 1/22(月) 18:30~20:00
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 小西 敦  静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 教授
内 容 COVID-19の陽性率・死亡率等において地域別の差異がなぜ生じたのか、様々なデータとの関連を探りました。現時点で収集可能なデータから、都道府県間格差が生じた原因や、格差が2020、2021、2022年の年ごとに状況が異なる要因として、人口集中・密度等の地理的条件によるもの、高齢者率・生活保護等の社会的条件によるものの他に、健康医療政策上のワクチン接種の推進状況や診療検査体制等の整備状況等を挙げ、今後の調査課題についても言及しました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「先生の今回のご研究のように網羅的に関係性を観察することで、今まで知られていなかった関係性を明らかにして、新しい制御方策を見いだせる可能性があると感じました」「データ解析によりパンデミックを振り返るご研究が大変勉強になりました。概念として認識していたものが、数値化されて説得力がありました」「高齢者率と陽性率、死亡率の相関について学べてよかったです」
講座名 ウェブブラウザではじめる心理実験
開催日時 2/17(土)13:00~16:20
会 場 静岡県立大学草薙キャンパス 経営情報学部棟 4215コンピュータ室
講 師 玉利 祐樹 静岡県立大学経営情報イノベーション研究科准教授
内 容 最初に、簡単な心理実験を題材に「実験」の考え方について学びました。続いて、jsPsych (de Leeuw, 2015)を使って、ウェブブラウザ上での心理学実験の作成、実施、分析について講師が解説し、参加者はパソコンで体験しました。1.心理学とは?、2.実験とは?、3.実験プログラムとは?、4.実験を実施してみよう、5.発展編、6.まとめ
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「実際に研究で使われているプログラムについて知り参考になりました」
「ウェブブラウザを使って心理実験を行うことは難しいのかと思っていたが、簡単にできた。実験をやると確かに無意識に文字と色を一致させ、心理的なことが数字化されて結果が表れたのでびっくりしました」
講座名 地域における医療と介護のさらなる連携に向けて
開催日時 3/9(土) 13:00~15:15
会 場 B-nest静岡市産学交流センター 小会議室1・2
講 師 東野 定律  静岡県立大学経営情報イノベーション研究科教授
木村 綾  静岡県立大学経営情報イノベーション研究科講師
内 容 超高齢化と少子化、感染症、地球温暖化、格差・貧困など、今後の日本が迎える状況から健康格差を解消するため、目指すべき予防・健康管理への重点化についてお話ししました。フレイルの発生は様々な要因から起こることから、保健事業と介護予防の一体的な実施例を紹介し、事業継続のためフォロワーシップの構築、専門領域を超えた多職種連携の必要性を解説しました。
続いて、2025年以降高齢者の急増から現役世代の急減に変化し、人材確保の課題、在宅患者数増加が見込まれることから、看護職と介護職による統合ケアについてお話ししました。
最後に、参加者からの質問に講師が答え、自由な形式でディスカッションを行いました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「将来看護師になりたいのですが、他の医療専門職の人の仕事を調べるなどをして理解していくことも、この講座を受講して大切だと分かりました。参加した人の色々な意見を聞いて、多くの考え方を知ることができたので良かったです。連携は難しいことですが、これからを生きていく上で大切になってくると思いました」「今回の講義を聞いて、改めて高齢化・フレイル、看護・介護・医療の連携について考えを深めることができました」「親の介護が身近になり、どういったサポートの可能性があるか考えるうえでの視点をもつ良いきっかけとなった」

講座名 浅草の見えざる資産 【静岡県健康イノベーション教育プログラム連携講座】
~コロナ禍と浅草料飲組合の奮闘記~
開催日時 3/15(月) 18:00~19:30
開催形式 オンライン講座 (Zoom)
講 師 落合 康裕  静岡県立大学経営情報イノベーション研究科 教授
住吉 史彦  すき焼き「ちんや」六代目店主/浅草料理飲食業組合副組合長
内 容 コロナ禍を乗り越える原動力となった浅草の見えざる資産について、16事業者のインタビュー記事を掲載した冊子をもとに、講師にお話しいただきました。コロナ禍で売上げが減少している中、経営環境の変化が緩和されたのは、主に、内のつながり(料飲組合)と外のつながり(常連顧客)があったおかげであると語られ、後半のパネルディスカッションでは、この2つの見えざる資産の競争優位性や模倣困難性について補足しながら、浅草の歴史的経緯として青年部の存在や、縦と横の関係、地域社会の充実など、浅草でできた背景や効果について議論しました。
参加者から寄せられたご意見・ご感想 「リアルな情報に触れ、経営の在り方について新たな視点から考えることができました」「浅草は歴史も深いため、元々いる方達は強い絆がある反面、新たな事業者には閉鎖的なイメージがありましたが、先日浅草に行くと古いものと新しいものとが融合し、地域が活性化していました。次は浅草の新たな街づくりのお話を聴きたいです」

 

特別セミナーの様子

11月18日(土)、ビジネスセミナー「『おいしい』地域のブランドをつくろう!」を会場とZoomウェビナーにてハイブリット形式で開催しました。

セミナーでは、はじめに岩崎邦彦センター長が「地域を強くする観光のブランドづくり」とテーマ提起し、これからの地域で大切になるマーケティングの発想『引く力』について解説し、発想の転換の重要性・「地域引力を高めよう!」と、発信しました。また、地域の観光資に人を引きつける最も重要なことは、美味しい「食」にあることを強調し、次に講演される飛騨市長都竹様に向け、飛騨市長が自らされている日本ミツバチの養蜂や薬草茶の育成についての事例をながら、「行政」と「食」・「農」の密着した関係性や飛騨市が取り組んでいる「食」を活かした地域経営について紹介されました。

 

続いて、岐阜県飛騨市長の都竹淳也様が登壇され、「小さなきっかけから育てる食のブランドづくり~飛騨市がすすめるわらしべ長者モデル~」についてご講演いただきました。最初に、飛騨市は 「人口減少先進地である」と述べられ、全国に先駆けて課題解決を通じた地域の発展策を示し、全国の模範となる自治体を目指ざした飛騨市独自の農産業を中心とした取り組みについて紹介されました。また、「食」の情報発信・ブランド化のために必要なことは、「食の資源」をつなげるストーリーを生み出すことが重要であり、小さな出会いやきっかけを大事にすれば、チャンスは広がる。と語られました。その後の対談では、岩﨑センター長から飛騨市においてコロナ禍の中、農産業にどんな変化・転機があったかについての質問に対し、都竹市長からは、「コロナの間の巣ごもり需要により、ふるさと納税(ネットショップ)が伸びた。そのまま定着し、現在も全国に発信されている。明らかにコロナ禍の中に生まれたチャンスだった。」と述べられ、その後も、数多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

 

【ビジネスセミナー参加者のアンケートより】

「飛騨市へ行きたくなりました。岩崎先生のマーケティング論と都竹市長の取り組みがかけ合わされてて、より楽しく学ぶことが出来ました。」「都竹市長のわらしべ長者的ストーリー作りというお話、種をもってチャンスを窺うというところに面白さを感じると共に、自分の仕事面での考え方に勇気を頂きました。 次回も参加したいです。」「大変面白いお話を聞かせていただいてありがとうございました。地域振興を観光でという流れがある中で、行政が率先して取り組んでいる事例で面白いと思いました。行政でこれだけ動くところもあるんだなと感じました。」「市長の考え方やお取組みを、とても楽しみながら聴かせていただきました。いくつも考えさせられる論点があり、参加して良かったです。広葉樹から水と寒暖差につながって展開する、美しいストーリーと取組みに魅力を感じ、飛騨市を訪れたくなりました。そして、鮎の塩焼きも食べます。」「貴重なお話をお聞きする機会をくださり誠にありがとうございました。これまで飛騨市とはご縁のない生活を送っていましたが、このセミナーでたくさんの魅力を教えていただきましたので、ぜひ一度行ってみたいですし、ご紹介いただいた食べものを味わってみたいです。本日は有意義な時間をありがとうございました。」「弱みを視点に変えて強みにする市長の感性に感銘を受けました。以前岐阜県に住んでいたこともありますが飛騨市が大きく変わってきたことを実感するセミナーでした。参加させて頂き感謝申し上げます。」「岩崎教授と飛騨市長のお話に引き込まれ、興味深く拝聴しました。ある地域が取り組んで成功した方法を、他の地域が真似してもうまくいかないですね。ゆるキャラにしろ、自治体にありがちな横並びではなく、地域の魅力はオリジナルでしか引き出されないと感じました。 貴重な機会をありがとうございました。」

令和6年度ビジネスセミナー

静岡県立大学経営情報学部大学院経営情報イノベーション研究科