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「大手監査法人で約12年の経験を積んだ後、内部転籍。少数精鋭だからこそ、成長実感も大きいです」

PROFILEプロフィール

シニアマネージャー大木様

「大手監査法人で約12年の経験を積んだ後、内部転籍。少数精鋭だからこそ、成長実感も大きいです」

2004年に大学を卒業し、同年12月に大手監査法人に入所、2年後に新日本有限責任監査法人に転職し、金融部への配属となりました。大手不動産会社の監査チームに所属し、その翌年から大手ベンチャーキャピタルの担当を兼務。経験を重ねることで担当クライアントが増え、大手ベンチャーキャピタル、大手不動産会社の子会社、証券会社等、多くの主査を担当させていただくようになりました。

2012年にはマネージャーに昇格。プライベート・エクイティ・ファンド(以下・PEファンド)等を担当する一方、日本公認会計士協会の投資事業有限責任組合専門部会の委員を務め、会計や監査における実務指針の改正にも取り組みました。このように、特定の業界を担当してきた私は、やがて「広く様々な業界のクライアントを担当したい」と思うようになり、内部転籍という形で当社に入社しました。

財務のプロフェッショナルとして、フロントに立つ

当社のトランザクション・ディリジェンス部門は財務デュー・ディリジェンス(以下・財務DD)を中心としてM&Aのバイサイド及びセルサイドの会計・財務に関連したアドバイスやサポートを提供しており、クライアントは一般事業会社、商社、投資ファンド等の様々な業界にわたっています。

転職活動時、PEファンドからお声がけをいただいたのですが、私自身のバックグラウンドを踏まえて、バックオフィス的な役割を期待されている気がしました。しかしそれは私の望むキャリアではなく、財務のプロフェッショナルとしてフロントに立つ姿こそが、私が描く未来像だったのです。

また、EYのメンバーファームであるEY新日本有限責任監査法人で経験を積んできた私が内部での異動を希望した理由として、グループ内のネットワークと協力体制が確立されていること、加えて、EYの企業文化にも強く惹かれており、引き続きEYでのキャリアを追求したいという思いがありました。

EYには個人を尊重する企業風土があり、社員一人ひとりに裁量が与えられます。また、当社は、セクターごとに担当を分けていないため、業界によらず広く経験を積むことができます。それらの点を検討した結果、「EYこそ自分の求める環境がある」との結論に達したのです。

2016年の秋に転籍し、現在はシニアマネージャーとしてクライアントへのサービスの提案からプロジェクトチームのマネジメントやクライアント等への報告まで、全般的な業務を担当しています。また、社内及びEY全体における金融機関向けサービスのタスクフォースメンバーとしての活動にも参加しています。担当のクライアントと向き合う時間が多かった監査法人時代と比べ、弁護士やフィナンシャルアドバイザー等の多くのプロフェッショナルとのディスカッションの機会が増えたため、より広い視野を抱けるようになりました。

監査法人時代に培ったスキルを活かして、財務DDに挑む

財務DDの基本的な流れとして、まず、クライアントからご依頼いただいた調査先企業のデータを収集し、財務の観点から調査・分析を進めます。データの分析だけではなく、電話や対面などによる調査先企業へのインタビューを実施することで、より深度のある分析を行い、報告書としてまとめます。調査期間を通じてクライアントや他のアドバイザーに対して説明を行うため、監査法人時代に比べてより一層「伝える力」の必要性を感じています。

たとえば報告書の作成一つとっても、わかりやすく簡潔な内容が求められます。また、インタビュー時には、いかにして必要な情報を引き出せるかが腕の見せ所となります。監査法人時代も監査チームのエンゲージメントマネージャーとして担当企業の役員にプレゼンをする機会が頻繁にあり、当時の経験を現在の仕事に活かせているとは思いますが、より高度なコミュニケーション能力が求められることを実感しており、日々研鑽しています。

EYは世界で監査、税務、トランザクション および アドバイザリーといったプロフェッショナル・サービスを展開するファームであり、クライアントの期待も自ずと大きくなります。日常的にお問い合わせをいただくことも多く、様々なご意見を伺うことで私自身の知見も広がりますし、成長実感も得られます。また、私自身の専門性を活かせる場面も多々あります。

また、プロジェクトは通常、EY税理士法人、EY弁護士法人、社内の他のサービスラインと連携して進めることが多く、その取りまとめを担う機会も多くあります。社内のメンバーのバックグラウンドは多種多様であり、海外の生活が長かった者も多く在籍しています。様々な異なる価値観をもつメンバーを取りまとめることは大変である一方で、非常に勉強にもなりますし、刺激も受けます。

社会の動きを見つめ、チャンスを逃さないこと

前職でもマネージャーを務めていたこともあり、業務に対する責任感を維持するよう日頃より意識して現在の仕事に向き合っています。今後は、次のキャリアステップを意識して、プロジェクトのマネジメント能力を高め、クライアントサービスの品質を高めていきたいと考えています。そのためにも、より多くの案件を担当していきたいと考えています。

転職を検討している会計士の方々には、「転職を考えた時が、最高のタイミングだ」と伝えたいです。監査法人に勤務している方の多くが、会計士登録をする年度に転職を考えると思います。私も同様でしたが、会計士登録の年にリーマンショックがあったため、タイミングが適切ではないと判断し、監査法人で長きにわたってキャリアを積んできました。社会の動きをつぶさに見つめながらも、チャンスを逃さない視点が、転職を行う上で大切であると思います。

最後に、当社は少数精鋭で「社員一人ひとりが担う仕事の裁量と幅が広い」という特長があります。これを「負担が大きい」と感じるか、それとも「成長できる環境がある」と感じるかは、その方次第でしょう。私自身は後者だと実感しています。これから転職する方には、通常よりも早いスピードで成長できる当社ならではの環境を大いに活かしてほしいですね。自分の業務を制限せず、「やれることがあれば、自分の成長機会としてぜひチャレンジしたい」といった高い意欲が、当社では高く評価されます。

※役職、記事内容などは取材時のものになります。

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