札幌で新築一戸建てを建てるなら車庫はどうする?ガレージの種類と魅力
こんにちは。COZYの有富です。
「新築一戸建てに住むようになったら車も買いたいな」と考えている方は多いのではないでしょうか。
車が大好きで、自分専用のガレージで思う存分チューンナップやメンテナンスを楽しみたいと考える方なら、それがお家づくりのモチベーションになることもありますね。
せっかく一からお家を建てるのですから、車を置くスペースも自分好みに仕上げたいものです。
新築一戸建ての車庫を選ぶならどう考えるか、札幌という土地柄も踏まえながらご紹介していきたいと思います。
新築一戸建てにはどんな車庫がいい?札幌の場合は?
新築一戸建てとあわせて考える車庫の種類はカーポート、カスケードガレージ、インナーガレージの3つになると思います。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
カーポート
柱で屋根を支える設備で、支柱が片側にあるタイプと両側にあるタイプがあります。
設置費用は、車1台分で40~50万円程度から100万円前後とさまざまです。
- メリット:車庫の3つの種類の中では最も費用が安くて済む可能性が高い
- デメリット:壁がないため横からの風雨や飛来物を防げない
カーポートについてはこちらのコラムで詳しく解説していますので、あわせて参考にしてくださいね。
カーポートは新築時に建てる?メリットや注意点、費用をご紹介!
カスケードガレージ
ガレージとして独立した箱型の建物で、設置費用は車1台分で100万円程度です。
- メリット:シャッターを閉じれば四方が壁で囲まれるので風雨や飛来物を避けることができ、防犯性もある
- デメリット:雪の重みへの耐久性がメーカーによってまちまちで、想定を超える雪が積もった場合は破損する可能性がある。また、車1台分+アルファのスペースが必要
インナーガレージ
住宅1階に組み込まれたガレージで、一般的には建物の費用プラス250万円ほどの費用がかかります。
- メリット:防犯性が高く、風雨や飛来物も防げる。また、車庫から直接家の中へ出入りできるので荷物の積み下ろしがしやすい
- デメリット:住宅と同じように基礎工事が必要になるため建築費が高くなる
札幌で新築を建てるなら車庫はどれがいいか迷いますよね…。
「冬の雪かき、雪降ろしの手間をかけたくない!」と考えるならやっぱりインナーガレージがおすすめです。
「カーポートだって雪かきをしなくていい」という人もいますが、カーポートの場合は雪庇(せっぴ)や屋根に積もった雪を定期的に落とすことも必要ですし、落とした雪は結局自分でよけなければなりません。
ただインナーガレージは初期費用がけっこうかかりますから、そこはご自身で優先順位を考えて検討するのが前提です。
こちらの記事では冬の雪かき対策を楽にする方法を紹介しています。あわせてご覧ください。
札幌の一戸建ては雪かき対策が大切!楽にする方法や新築時の工夫も
札幌の新築の車庫におすすめ!インナーガレージの魅力
先ほどもお話しましたが、予算の問題をクリアできるなら、雪が多い札幌ではやっぱりインナーガレージがおすすめです。
冬の雪かきは本当に憂鬱ですが、インナーガレージなら朝の出勤もスムーズですし、車もいい状態で保管できます。
また、札幌の土地事情で考えるなら、最近は地価が高騰し続けているため広い土地は価格が高すぎて手が出にくい状況にあります。
そんな中、狭小地で住宅のほかに車庫のスペースが取れないというケースでも、1階にガレージ、2階に生活空間というようにすれば家1軒分の土地に車も置けるのです。
COZYにも、1階にガレージ+ユーティリティ+1部屋、2階にリビングと2部屋というプランがありますが、こんな間取りだとリビングが高いところにある分、日が入りやすいというのもメリットになります。
また、インナーガレージのメリットでご紹介したように、防犯性が高いという点は、愛車への思い入れが深い人ほど重視したいポイントではないかと思います。
家の中まで入ってきて車を盗む人なんてそういませんからね。
さらに、車庫から直接家の中に入れるようになっているので、僕のオーナー様の中にはキッチンの勝手口と直結させた方がいらっしゃいました。
扉のそばに冷蔵庫が置いてあり、買ってきた食材を車から降ろしてすぐにしまえるのが便利なんです。
雨や雪が降っていても体や荷物が濡れずに済むのもいいですよね。
あとはガレージのスペースそのものを広く取りやすく、収納としても使えます。
車を大事にしたい人、車いじりが好きな人、タイヤ交換を自分でできるような人だったらインナーガレージはすごく幸せな空間になると思いますし、交換用のタイヤをしまっておくほか、工具を壁面にかっこよくディスプレイして趣味のスペースにすることも!
キャンプやバーベキューの道具、スノーボードやゴルフの道具といったアウトドア用品などを家の中に持ち込みたくない人にもインナーガレージはおすすめです。
新築一戸建てに車庫を作る際に失敗しないためのポイント
新築一戸建てに車庫を作るなら、まずサイズ感と動線を意識しましょう。
車を使う人の運転技術も踏まえて、車庫の幅や高さは十分か、道路から入ってきて停めやすい配置になっているかといったところはチェックが必要です。
「今は軽自動車に乗っているけれど、将来子どもが増えたら大きな車に買い替えるかも…」と考えるなら、広めの車庫にしておいた方がいいかもしれません。
特にインナーガレージは一度作ったらなかなか変更がきかないので、サイズ感と動線については慎重に検討してください。
また、カスケードガレージやインナーガレージを選択するなら、庫内の照明はセンサー式で自動点灯のものにしておくと、いちいち降りて明かりをつける面倒から解放されます。
ちなみに、一昔前は「1階がガレージだとその上の部屋が寒い」と言われたこともありますが、現在の新築住宅においては断熱性能も上がっているのでその心配はないと思います。
僕自身、実際に1階ガレージ、2階リビングのオーナー様のお宅へ遊びに行くことがありますが、冬でもリビングが寒いとか床が冷たいとか感じたことはありません。
車庫の種類は3種類!札幌の新築一戸建てならインナーガレージがおすすめ
新築一戸建ての車庫の種類としては、カーポート、カスケードガレージ、インナーガレージの3つが考えられます。
費用節約ならカーポート、防犯・防災を意識するならカスケードガレージ、さらに高い防犯性と利便性を兼ね備えたいのならインナーガレージがおすすめ。
それぞれにメリット・デメリットがありますので事前に確認し、ご自身の求める条件や優先順位、予算に合わせて選んでくださいね。
札幌で新築一戸建てで、冬の雪かき・雪降ろしの手間をかけたくない!と考えるならやっぱりインナーガレージが便利だと思いますし、土地が狭くても札幌市内に住みたいという方には敷地を効率よく使ういい方法になりますよ。
また、新築一戸建てに車庫を作る時に失敗しないためには、サイズ感と動線のチェックは必須。
車の出し入れがスムーズにできるか、車庫の幅や高さ、配置をよく検討しましょう。
将来的に大きな車に買い換える可能性があるなら、車庫は広めにしておくと安心ですよ!
ご相談にお越しいただければ、COZYのさまざまな建築事例もお見せできますので、お気軽にお越しくださいね。