新築のインテリア・家具の選び方を徹底解説!予算も紹介
こんにちは。COZYの渡邉です。
自分好みの新しいお家を建てたら、やっぱり家具やインテリアにもこだわりたいですよね。
COZYでは、私たちコーディネーターがオーナー様のお話を聞きながら一緒に選んでいくのですが、自分たちだけでそろえようとする場合は戸惑ってしまう人も多いようです。
選ぶときのコツや注意点をお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。
新築のインテリア・家具にかかる費用と購入のタイミング
インテリア・家具一式を買い替える場合、購入費用は大まかに見て150万円くらいという感じだと思います。
もちろん各ご家庭によってどこまでそろえるかは異なりますし、今使っている家具を新居へ持っていったり、リサイクルショップなどを利用して安く入手したりすればもっと抑えられるでしょう。
予算感はほかのコラムでも詳しくご紹介していますので、こちらもご覧ください。
インテリア・家具を購入するタイミング
入居前に買うか、入居後に買うか、インテリアや家具を選ぶ以前に、ここもみなさんが迷うポイントの一つ。
それぞれのメリット、デメリットを挙げてみます。
入居前に買うメリット
家づくりの流れと並行してインテリア・家具選びができるので、壁紙や床材といった内装に合わせて、また、逆に家具に合わせて内装を決めることができます。
人気が高い、海外から輸入しているなどの理由で取り寄せになる商品でも、早めに発注しておけば引き渡しのタイミングに合わせて届けてもらうことが可能です。
入居前に買うデメリット
家にかける予算とインテリア・家具にかける予算をそれぞれきちんと考えておかないとどちらかを妥協しなければならなくなる可能性があります。
また、家がまだ建っていないので、実際に家具を置いてみたときのサイズ感がわかりにくく、ものによっては圧迫感を覚えてしまうことも。
入居後に買うメリット
家にかかる金額がわかっているので、家具にかけられる金額を算出しやすいです。
また、現在持っている家具を配置したあとで選ぶことができるので、家具同士の色味やサイズ感のバランスを整えやすいのもメリットです。
入居後に買うデメリット
あとからほしいと思った家具が家の雰囲気に合わない場合があります。
ほしい家具が決まっている場合、あとからと思っているうちに売れてしまったり、値上がりしてしまったりする可能性がある点にも注意が必要です。
お金のことで一つ補足しておくと、住宅ローンには基本的にインテリア・家具の資金を含めることはできません。
ただ、カーテンや照明など住宅に直接組み込むタイプのインテリア用品や家具などは「その他必要資金」という枠で住宅購入費と一緒に借り入れができる場合も。
「その他必要資金」に入れることができるものは金融機関によって異なりますので、事前にハウスメーカーの担当者に確認してください。
メリット、デメリットの受け取り方はそのご家庭によって異なると思います。
デメリットでも、あらかじめ「こういうこともある」と頭に入れておくことによって回避できるものもあると思うので、参考にしてくださいね。
新築のインテリア・家具の選び方とコツ
では、実際にインテリアや家具を選ぶときにどのような順序で決めていったらいいか、コツとあわせてご紹介していきます。
インテリア・家具選びのタイミングと流れ
私としては、ハウスメーカーとお家づくりに関する最終打ち合わせが済んで1ヶ月後から選び始めるくらいの感覚でいいと思います。
COZYの場合は壁紙やカーテンのサンプルを間取り図と一緒に差し上げているので、それを見ながらインテリア・家具を選ぶと色味を合わせやすいです。
何ヶ月も後にしてしまうとお家のディテールに関して「どうだったっけ?」となってしまうので、記憶が新鮮なうちにスタートするのがおすすめ。
インテリア・家具選びの流れ
インテリア・家具選びの流れをざっくりとお伝えすると、次の3ステップです。
- 現状把握
- テイストの決定
- 店舗でのインテリア・家具選び
まず最初は現状把握から始めます。
買う予定のインテリア・家具をリストアップし、本当に必要か、予算が足りるか、住んだあとでもいいものはないかなどといったことを一旦しっかり考えてみてください。
次に、テイストを決めます。
例えば、COZYのお家だと、シロクマ(北欧テイスト)、リネン(ナチュラルテイスト)、エスプレッソ(ブルックリンテイスト)、サボテン(西海岸テイスト)という4つのテイストから好みを選んでいただき、それに合わせてインテリアや家具も選んでいきます。
最初にテイストを決めておくことでコーディネートに統一感が出てきます。
自分の好みがよくわからないという人でも、Instagramを活用して「こんな感じにしたいな」とイメージを膨らませていくと、方向性が見えてくると思いますよ。
そして、それから実際にお店へ行って見てみるという流れ。
ここで一番いいのはお店のスタッフさんに聞いてみることです。
予算を伝えて「こういうテイストでまとめてほしい」とお願いしてもいいし、「このテーブルが気に入ったのでこれに合うものを」と選んでもらってもいいでしょう。
手持ちのインテリア・家具を新築に合わせるコツ
「まだ使えるから」と、今ある家具を新居で引き続き使っていくのはとてもいいこと。
でも、ちょっとテイストに合わないかも…という場合もありますよね。
例えば、床材の色と合わないなと思ったら、ラグを敷いてみてはいかがでしょう。
何年か経って床材に近い色、合う色の家具に買い替える時に、ラグを撤去するだけでいいので楽だと思います。
布を一つ挟むだけでけっこうイメージが変わるもの。
ダイニングテーブルだったらランチョンマットを敷いてみるというように、応用も利きますよ。
照明の選び方のコツ
実は、インテリアコーディネートを考える上では照明によって家の雰囲気が決まるといってもいいくらい、照明は重要なポイントなんです。
人によって照明の色味や明るさに対する感覚が違うので、なかなか難しいところなんですけどね。
私からアドバイスするとすれば、バランスを重視することかなと思います。
最近は小ぶりのペンダントライトが流行っていますね。
COZYのお客様でも付けたいという方が多く、キッチンの上に2灯、3灯と複数吊り下げたいなというご要望をいただくことがあります。
ダイニングのほうも同じように…と考えるとバランスが良さそうに思えますが、実はこの場合、ダイニングは大きめの照明器具を使ったほうがいいんです。
キッチンとダイニングはたいてい近接しているので、ちょっと引いて見てみると「照明全部吊り下がってます」みたいな感じになってしまって、あまり見栄えも良くないんですよ。
ですから、ダイニングにペンダントライトを使うなら、キッチンはダウンライトで控えめに、というように、どちらの照明が引き立つようにしたいかで決めていきましょう。
シンプルに全部ダウンライトがいいという方もいらっしゃいますが、壁に1つ照明を付けるとか、スタンドライトでアクセントを付けるとかするとおしゃれになりますし、照明のオンオフでお部屋の雰囲気を変えることもできます。
COZYの場合は照明もプランに組み込まれているのでお客様ご自身で用意していただく必要はありません。
選び方の難しい照明はコーディネーターに安心してお任せください!
素材の選び方のコツ
木にアイアン、レザー、布など、インテリアや家具にはいろいろな素材のものがありますよね。
テイストに合うものを選ぶには、そのテイストのイメージを言葉で表現してみて、インテリア・家具がそれにマッチするかどうかチェックしてみると良いと思います。
例えば「かっこいい」「大人っぽい」というイメージなら、ダイニングテーブルの脚が黒のアイアンのものがよく取り入れられていますし、レザーのように光沢のあるソファなどを置くとグッと雰囲気が変わります。
色味もブラック、ブラウン、グレーなどを入れていくと、引き締まった空間に。
脚にアイアンを使ったダイニングテーブルを選んだら、ソファの脚もアイアンのものにするというように、家具同士が共通点を持つように選んでいくと統一感が生まれます。
アイアンを共通点とするなら、テレビボードの引き出しの取っ手だけがアイアンというのでもOK。
「柔らかい」「優しい」というイメージで素材を選ぶなら、木製の家具はぴったりです。
その中で金属を使う場合は、アイアンのような黒っぽいものは避け、真鍮などのゴールド系を取り入れるとなじみます。
オブジェの飾り方のコツ
形の違う3つの物をバランス良く並べるには、インテリアの「三角形の法則」を活用しましょう。
例えば、形や大きさがバラバラの小物が3つあったら、三角形を描くように配置してあげるとかっこよく見えます。
3つの高さが違う場合、一番高いものを中央に、ほかの2つを両側に置くようにするといいですね。
ガラスのオブジェをケースに並べるときは、陶器を一つ加えるとメリハリが付きますよ。
あとは先ほど書いた手持ちの家具の話と同様、布を合わせてもいいですし、英字新聞でもおしゃれ。
同じ素材のものだけで統一するのもいいのですが、一つ違う素材を入れるとワンランク上のディスプレイになると思います。
観葉植物をポイントとして取り入れるのも簡単でおすすめです。
飾りたい物が決まっている場合は、COZYのお客様だとニッチを活用される方も多いです。
ニッチは玄関なら鍵を置いたり、洗面所ならタオルやドライヤーを置いたりと実用的な収納スペースであるほか、ちょっとした小物を置いて飾り棚としても使えるのが魅力。
余分な家具を省いていかに空間のおしゃれを楽しむかというのが今の時代のスタイルなのかなと思います。
ほかには可動棚を使ったり、DIYで棚を作ったりして、お好きなキャラクターのフィギュアやカプセルトイのミニチュアといったコレクションを飾るオーナー様もいらっしゃいます。
新築のインテリア・家具選びで注意すること
失敗を避けるために注意しておくべきこともお伝えしますね。
購入先のメリット・デメリットを知っておく
今はネットでもいろいろなインテリア・家具が売られていて、それこそ世界中の商品を見られますし、自宅にいながらにして選べるのは楽ですが、実物に触れられないというデメリットがあります。
逆に、お店へ足を運ぶのは時間がかかり(お住まいの場所によってはお金もかかりますね)、共働きで予定が合わなかったり、小さいお子さんがいるとゆっくり見られなかったり、複数のお店を見て回って疲れてしまったりすることもあるかもしれません。
でも、色味や風合い、サイズを実物で確認できるのは大きなメリットだと思います。
リサイクルショップは安価である半面、中古品ですから傷があったりした場合に納得できるかどうかというところも考えておかなければなりません。
購入先によって保証があったりなかったりするので、ここも要チェックです。
お金をかけるべきものとそうでないものを見極める
この先長く使うソファやダイニングテーブルは、少しお金をかけても質の良い物を買ったほうがいいのではと考えています。
ただし、もちろんタイミングや予算との兼ね合いも考慮する必要があるでしょう。
一生物のソファを買いたいけれど、お子さんがまだ小さかったり、ペットがいたりして汚したり傷つけたりする可能性があるのであれば、今はまだ安い物でいいかなという判断もアリだと思うんです。
予算も同様で、高いソファを買ってお家づくりに妥協しなければいけなくなるのであれば、ソファを先延ばしにすることを考えても良いかもしれません。
また、この先巣立っていくであろうお子さんの部屋の家具は、そこまで良い物でなくても問題ないかもしれません。
家具を一度に買いそろえるか、後から買い足していくかと迷う方もいらっしゃるようですが、やはりタイミングや予算との兼ね合いになるでしょう。
このあたりの判断は各家庭の事情によって異なりますので、ご家族でよく話し合って決めていきましょう。
同じ素材でも風合いが異なるケースがある
木のインテリア・家具で統一しようと木製の家具を集めるのはいいですが、同じ「オーク」でもお店によって風合いが異なることはよくあります。
あちこちのお店を回って同じ材質、同じ色味でそろえたのに、新居で並べてみたら意外とちぐはぐに見えてしまったり…。
実際にうちの社員がそれで失敗したお話もあるので、こちらのコラムも読んでみてください。
新築のコーディネートに失敗しないための注意点やポイントを紹介!
こういうことを回避するためには、あちこちでバラバラに買うのではなく、少なくともセットで使う物、例えば「ダイニングテーブルとチェア」「ソファとセンターテーブル」といったような家具は1つのお店で買うのがおすすめです。
商品の実際の色がわかる環境で選ぶ
ネットで購入する場合、届いた商品が思っていた色味とちょっと違ったということが起こりがち。
色にこだわる場合、ネット購入はあまりおすすめできません。
お店で選ぶにしても、家具やファブリックの色がきちんとわかる照明の下で見ることができるかどうかというところもポイントになります。
おしゃれな雰囲気づくりのためにオレンジがかった照明を取り入れている雑貨店やアンティークショップなどもありますが、自宅で白いLED照明の下に置いてみた時に、お店で見たのと違う印象を受けることがやはりよくあります。
私たちの会社「ジョンソンホームズ」では、自社のインテリアショップ「The JOHNSON STORE」を展開しており、大通エリアと南郷エリアに店を構えています。
元々は当社のお家に合う家具や雑貨を選びたいというお客様のために生まれたショップですから、オーナー様が控えをお持ちになれば間取りや各部屋のサイズを踏まえてスタッフが商品をご案内できるようになっています。
オーナー様には新築時にこのショップで使えるポイントを差し上げているほか、永久に10%引きでお買い物をしていただけますし、お誕生月にはさらにお得なサービスも。
もちろん、オーナー様以外のお客様もたくさん来ていただいていますので、コラムを読んでくださっているみなさんもぜひ遊びにお越しください。
お好みのテイストが見つかるかもしれませんよ!
新築のインテリア・家具選びにはコツが!プロに相談しながら考えよう
新築のインテリア・家具の予算は、もちろんご家庭によってさまざまですが150万円くらい。
入居前、あるいは入居後のどちらに買うのがいいかも、ご家庭によって異なりますので、メリット・デメリットを考えながら決めていきましょう。
インテリア・家具選びをスタートするのは、お家づくりの最終打ち合わせが済んで1ヶ月後くらいがいいと思います。
まず買いたい物をリストアップし、本当に今買うべきか、予算内に収まるかといったことをチェックしながら仕分けして、家具選びの方向性としてテイストを決め、それからお店へ行くといった流れで進めるのがオススメ。
お店では、スタッフにアドバイスを求めながら選ぶのが一番。
コーディネートのコツに関しても、私が今回ご紹介した以上に、それぞれのご家庭に合った情報をたくさん聞けると思います。
注意点としては、やはり「実物を見られるか」というのはとても大事。
それに加えて、自分たちのタイミングや予算との兼ね合いで選ぶと失敗を避けられるでしょう。
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