株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永松 文彦、以下「セブン‐イレブン」)とシャープ株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:呉柏勲、以下「シャープ」)は、商品ラベルのQRコードを読み取り、適切に加熱ができる電子レンジの実店舗でのテストを2021年11月より開始し、東海エリアのセブン‐イレブン1,080店に設置店舗を拡大しております(2024年3月末時点)。
近年、セブン‐イレブン店舗では幅広い年代やさまざまな国籍の店舗従業員が働いております。迅速なレジ業務を行う中で、商品を電子レンジで温める際、より簡単かつスピーディーに商品ごとの正確な加熱時間を設定したいという声がありました。また、お客様がセルフで操作するレンジを一部店舗で設置している中で、ボタン操作が複雑であるという課題もありました。
本レンジは、商品ラベルに印字されたQRコードを読み取ることでワット数や加熱時間が自動で設定され、加熱をスタートします。操作の煩雑さを軽減するだけでなく、適切な加熱をすることで、おいしく商品をお召し上がりいただけます。両社は今後も、さらなる利便性の向上に向け、導入店舗の拡大に取り組んでまいります。
■ 概要
・設備名称:シャープ製 業務用電子レンジ<RE-7700S>
・テスト実施エリア:東海3県のセブン‐イレブン1,080店(愛知県の一部、三重県、岐阜県)
・使用方法:電子レンジ上部のカメラでQRコードを読み取り、商品ごとにQRコードに登録されたワット数や加熱時間を自動で設定し、ドアを閉めると加熱を開始
<レンジ設置場所パターン> 現在、下記2パターンで設置しています。
※ QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
■ QRコード読取式電子レンジ用の商品ラベル
■ QRコード読取式電子レンジの特長
1.本体に搭載の高性能カメラで、商品ラベルに印字された専用QRコードを読み取り。自動でワット数や加熱時間を設定
電子レンジ上部に設置した高性能カメラにQRコードをかざすことで、ワット数や加熱時間などの設定されるので、入力の手間を軽減し、ワット数や加熱時間の入力間違いを防ぎます。従業員やお客様から得た「QRコードをもっと反応良く、スムーズに読み取れるようにしてほしい」などの意見を参考に読み取り精度の高いカメラを採用したほか、商品に印字するQRコードの位置および大きさを調整するなど、今回のテスト設置に至るまでにさまざまな検証を重ね、より快適な使用感を実現しました。
2.食品検知センサーにより、庫内の食品有無を検知。QRコード読み取り後、ドアを閉めるだけで、 ボタン操作せずに自動で加熱も可能
電子レンジ庫内にある食品検知センサーにより、庫内の食品有無を検知し、食品を入れてドアを 閉めた後に自動で加熱スタートすることで、操作の手間を軽減するほか、スタートボタンの押し忘れによるミスを防ぐので店舗の業務効率の改善に役立ちます。
■ 仕様
形名 |
RE-7700S |
電源 |
単相200V 50‐60Hz共用 |
定格消費電力 |
2950W |
庫内容量 |
18L |
レンジ出力 |
1900/1700/1500/1300/1000/800/600/500/300/200W |
庫内有効寸法 |
幅330×奥行330×高さ175mm |
外形寸法 |
幅420×奥行480×高さ337mm |
質量 |
約20kg |
以上